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1.  乱れる 《ネタバレ》 
序盤部分は、妙にスーパーネタばかりが展開されていて、ちょっとあれれと思ったのですが、幸司さん(つられてこう呼びたくなる)の告白によって世界が揺らいでからは、怒濤のザ・メロドラマが炸裂していきます。幸司さんが心を入れ替えて真面目に働き出したら、かえって距離が狭まってぎくしゃくしていくところなんか、もう悶えそうになります。寺に呼び出す「一枚の付け文」がもたらすインパクトも強烈です。そして、2人の姉が招かれて、母を交えて話し合うシーンもスリリングですね。姉たちの描写にも微妙な差があって、主人公の決意を聞いた後も、次姉の方は脳天気なんだけど、長姉の方はもしかして気づいていたのでは?と思わせる演出になっています。そして、中盤までは基本的に酒屋兼自宅で進んでいたのが、終盤には一気に汽車で別世界に飛翔します。最後だけはちょっと唐突だったかなー、あそこは何とかして、もう一段上の何か切ない別れを残してほしいところでした。●それにしても、この作品は、どこまでもデコちゃんを綺麗に撮ることにこだわっていますね。「困り顔がこれほど美しい女優」は、ほかに存在しないんじゃないかと思ってしまうほどです。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2024-09-07 01:12:02)(良:1票)
2.  ミッドナイトムービー
70年代に編み出された「深夜上映」というフォーマットから生み出されたカルト作品群6作について、背景とか影響を追ったドキュメンタリーです。とにかく、登場する監督や製作者がいずれも自信満々で、心底自分たちが映画史に残る名作を残したと思ってそうなところがいいです。カルト映画たるものはこうあるべきです。ただ、この中の何作かは私も見ていますが、それがそのまま面白かったかというと、そうでもなかったという根本的な問題があったりするのですが・・・。まあ、そんなこととは別に、一つの時代的な文化を追求して形に残そうというこの作品自体の姿勢は嫌いではないです。
[DVD(字幕)] 4点(2024-08-26 02:08:36)
3.  ミルドレッド 《ネタバレ》 
これが監督デビュー作とは思えないくらい、堂々とした安定感ある撮り方。画面も色合いも、そして進行も落ち着きに満ちている。母親ジーナ・ローランズを美しく撮ろうという愛情すら感じられるし(実際、他のジーナ出演作よりも綺麗に映っていると思う)、またジーナの側も、作中で子供に接するのと同様、作品そのものも暖かく包み込んでいる。●しかし、そのような作品外の親子関係に依存することなく、ドラマはじわじわと展開していく。突飛な事件も起こらない。その中で徐々に、しかし着実に変化していく関係性。それは必然的に、余韻にあふれたラストにつながっていきます。また、オスカー受賞済とはいえまだ若手だったマリサ・トメイが、ジーナすら食いかねないほどの存在感を発しており、作品にもう一本の芯を確保しています。●一方で、ドパルデューの役については、せっかくこの人まで起用に成功したんだったら、もう少し何とかならなかったかな、という気はします。あれなら単に「バーで出会ってちょっと口説きかけただけ」に近いんですよね。まあ、それはそれで慎みがあって良いともいえますけど。
[DVD(字幕)] 7点(2024-08-13 02:16:13)
4.  ミッドナイト(1939) 《ネタバレ》 
踊り子(歌手?)の主人公が、一文無しでパリにたどり着く、というところからのスタート。何やかんやでタクシー運転手の青年といい感じでめぐり会い、この後はこの恋愛一直線なのかな、と思いきや、中盤からの展開が凄い。オペラパーティーのくだりでたたみかけるように登場人物を重ねていき、しかもその中に自然に心理戦を繰り広げさせる。それも突飛な事件はなく、人間関係の積み重ねだけで。コメディ部分に笑う一方で、そのテクニックに唸ってしまいました。そして朝食会のシーンでは、心理戦が一層の拡がりを見せつけ、その中で笑いのネタも次々に放り込まれ、もはや臨界点を突破しています。そこからすると、ファイナルの法廷シーンはいささか唐突なのですが、その中でもしっかり伏線を回収して落としてくれます。全体としては、主人公の口から出任せぶりの徹底と、そして表情の豊かさが強力でした。こんな洗練されたロマコメが戦前の作品であるというのも驚きです。
[DVD(字幕)] 7点(2024-07-31 00:49:09)
5.  ミッドナイトFM 《ネタバレ》 
DJに脅迫電話がかかってきて、自分の要求どおりの進行をさせる・・・という導入からは、あの「恐怖のメロディ」のバージョンアップ版をも期待させる。はたして、最初の人物紹介的な部分はやや未整理ながらも、いざ事が始まってからは、危機と対応をバランスよく織り交ぜた堂々たる進行ぶりである。そして、番組を通じた電話のやりとりというワンシチュエーションサスペンスと思わせておいて、途中からは一気に外に展開する大胆さ。●というわけで、見ているときはそのまま楽しめたのですが、どうも韓国映画って、サービス精神が過剰というか、出来が良くなってくるとさらにいろいろ盛り込んでしまうのですね。この作品でいうと、途中でファン代表が犯人の車に追いすがる(そして主人公も娘を見てしまう)のが邪魔だったりとか(結果、土壇場のインパクトを弱めている。そもそもこのファン代表、最後まで主人公に気味悪がられているだけなのも可哀想というか、もうちょっと使いようがあったと思うけど)。あと、画面を盛り上げるためだけに出てきたとしか思えない謎のバイクの集団とか。ああそれと、この犯人の思考行動様式と統合失調症という症名って、はたして本当に適合しているのかな・・・。
[DVD(字幕)] 6点(2024-07-22 02:19:37)
6.  南へ行けば
3人の兄ちゃんと1人の姉ちゃんが、車に乗って南を目指す。さぞやこれからエピソードを散りばめたロードムービーが、と思っていたら、そこから全然話が弾まない。沈滞モードが漂いまくっている。一番の問題は、随所で挿入される回想シーンが、現在とつながっていない上にタイミングも不鮮明で、回想として機能していないことです。しかも、3人の兄ちゃんはいずれも似たような芝居しかしていないので、物語も発展しません。結局、すべてがうやむやなままに作品も終わってしまいました。
[DVD(字幕)] 3点(2024-03-25 01:18:32)
7.  宮澤賢治 -その愛- 《ネタバレ》 
名前はよく知られているのに、その実相や業績は案外知られていないこの人を主人公にする着眼点には唸りましたが、そこで終わっていました。前半はありがちホームドラマが延々と続くだけで、各シーンの意味合いもなければ深みもない。後半でやっとこさ彼の中核をなす創作活動や農業活動らしきものが出てきますが、それも表層描写だけで最後まで行ってしまいます。それと、いかにもな女性キャラが数人登場しますが、結局何の意味もありませんでしたよね。なおさらにいえば、前田吟や山本圭というキャスティングにもちょっとだけ期待したのですが、出番は一瞬だけでした。
[CS・衛星(邦画)] 3点(2023-09-30 00:41:36)
8.  ミラクル・ニール! 《ネタバレ》 
単純明快でかつ無理矢理な導入部を、自信満々に進める態度に好感。その後も、軸は「期せずして主人公に降ってきた万能力」というシチュエーションからずれません。笑いの部分は、ところどころ面白くもありつつ、もう一歩で広がらないまま最後まで行くのですが、余計な脇道に逸れずに進んでいくのが、60年くらい前のクラシック作品のようでいい感じです。ヒロインが初めて主人公に迫るときに、能力の源が一瞬途切れるのですが、特に伏線になっているわけでもないのにあえてそうしているところに、制作者のさりげない配慮を感じます。●難点は、ケイト・ベッキンセールのキャスティングかなあ。若い頃ならともかく、この時点での彼女は落ち着きと風格がありすぎて、ストーカー男やセクハラ上司にあれこれ振り回されるようには見えません。それと、騒ぎが済んだ後のレイのフォローも何か欲しかったかな。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2023-08-22 22:52:27)
9.  ミオとミラミス 勇者の剣 《ネタバレ》 
割と冷たい扱いを受けている少年が、実は王様の血筋で、突然異世界に連れて行かれて、親友を相棒に勇者の剣を振るい、悪を殲滅する。いや、本当にまったくそのまんまです。小学生でも筋書を思いつきそうなくらい、ひねりなしです。ただその中でも、原色重視の色調とか、画面を一杯に使う構図とかが、北欧っぽさを感じさせます。そちら方面のファンタジーってあまり見る機会がないので、その意味では貴重かも。●で、最大のサプライズは、主人公の相方の少年が、まだローティーンだった頃のクリスチャン・ベールだということですね・・・。
[DVD(字幕)] 4点(2023-05-19 02:07:06)
10.  ミステリー・トレイン 《ネタバレ》 
三話構成のオムニバスなのですが、意外にも最初の永瀬&工藤編が一番出来が良かった。永瀬正敏のぼーっとした感じが、実はジャームッシュの雰囲気に割とはまっているのです。由緒正しいはずのスタジオがどってことない地味な外見であるくだりなど、演出も冴えています。エロシーンの工藤夕貴の無邪気な色っぽさにもぞくっとしました。●2篇目も筋としてはいい感じなのですが、ニコレッタの方がちょっと押されてたかな・・・もうちょっとカウンター的な何かが欲しいところでした。3篇目はあれこれいかにもな線を狙いすぎて、かえって収縮してしまいました。●あと、銃声が3篇を共通させているのですが、この辺はほかにもいろいろ仕込んでもよかったと思います。せっかくの同一夜同一宿宿泊という設定なのですから。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2023-03-27 20:45:10)
11.  水の花
シンプルにして心理の綾や重なりも導けそうな優れた初期設定なのに、それが使いこなされていない。登場人物はボソボソ喋っているだけで、画面の中に「存在しているだけ」だし、生きても動いてもいない。長回しの反復に意欲的に挑んだ心意気は買いたいのですが、それも結局、回しているだけなのです。
[DVD(邦画)] 3点(2022-12-19 00:20:52)
12.  蜜蜂と遠雷 《ネタバレ》 
コンクール会場内の描写以外をほぼ全面的に排除したストイックな姿勢が、そのままコンクールに立ち向かうピアニスト達の視点と重なり、作品に一本の筋を通している。私生活的な部分のあれこれみたいなのが極力最小限なのがいい。また、全体的に台詞が少ない中に(少ないからこそ)、各役者の役作りもなかなか頑張っていると思う(斉藤由貴のみ、ステレオタイプな人格設定でちょっと浮いているが)。結局は音楽頼みなのではないかなどと斜めに見てしまう要素はありながらも、それを押し戻すほどの作品としてのパワーがある。ただし、心象風景描写や回想インサートの入れ方がちょっと雑なのは気になりました。あと、ラストの順位発表なんてものがなければ、もっと良かったと思います。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2022-11-08 02:44:07)
13.  ミッドナイト・エンジェル/暴力の掟 《ネタバレ》 
誰が何をしたいのか分からないまま序盤が進み、何とそのまま進んでいく。あれこれうろちょろする3人組は、無軌道で未熟な少年という設定のようなのだが、どうみてもヒッキーのオタクトリオにしか見えないので、どこから行動原理が出ているのかが分からない。そこに絡んでくる女も、進行を混乱させているだけだし、輪をかけて、救世主的に登場したっぽいその兄(刑事)は、何も機能していない。よって、外国のシンジケートがどうのこうのと言われても、そもそも問題設定としてまったくかみ合わないのです。つまり、それっぽい映像の細切れを何とか並べただけのこと。
[DVD(字幕)] 2点(2022-11-01 01:14:02)
14.  見わたすかぎり人生
主人公および周辺人物があれこれその場限りの会話を繰り広げているだけで、制作者は何をどう持っていきたいのかが分かりませんでした。終盤は多少スリリング風味にもなりますが、それまでの流れからも浮いています。何よりも、各役者の芝居に個性がまったく感じられないのが致命的。
[DVD(字幕)] 3点(2021-08-20 00:16:22)
15.  見知らぬ乗客 《ネタバレ》 
ヒッチコック作品には、主人公がとにかく天然というかノーガードな作品がいろいろあって、それが適度にコメディ的に収まっているものもあるんだけど、こういうストーカー系の内容だったら、それがもろに弱点になってしまうのですね。追われる側が何のガードもしてないので、ストーカー側も単なる嫌がらせ男になってしまい、魅力が引き立たないのです。最後の追跡パートも間延びしてしまったと思います。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2021-06-20 01:42:03)
16.  ミュージックボックス 《ネタバレ》 
何も大げさなことはしないのにどこまでもじわじわと怖さがにじみ出てくる描写は、さすがコスタ=ガヴラス。一つ一つのシーンでの演出のフォーカスが明確に絞られているため、登場人物が作品の枠の中で自然に生きている。検察の証人とやらはもっと突っ込みどころ満載のような気もするが(「目を見ることもできませんでした」という証人には、「だったら顔などはよく見なかったのでは?」くらいは突っ込んでほしい)、まああんなもんでしょ。どこまでも無表情鉄仮面を通す裁判長が、いい味を出して引き締めています。●なんだけどなんだけど、最後の5分で一気に崩れてしまいました。まず、たとえ事件が終わったとしても、依頼者に不利な証拠を弁護人が自ら外に(ましてや検事に)流出させるなんて、その時点で一発アウトです。それから、裁判は終わっているわけなので、いくら新証拠が出てきたとしても、一事不再理の鉄則によって、検察はもはや何もできないのでは?●というわけで、ラストはまったくダメですが、それまでは素晴らしかったのでこの点数。
[DVD(字幕)] 6点(2021-05-15 00:49:26)
17.  ミッシング・ガン 《ネタバレ》 
警察官が泥酔して拳銃をなくしてしまいました。さあどうしましょう、という何のひねりもないシンプルな出だし。序盤はややコメディチックに心当たりを訪ね歩くシーンが積み重ねられ、これはそのままこのシングル・イシューで最後まで行くのかな、と思わせておいて、中盤以降はなぜか暗めのサスペンスっぽくなる。終盤はそれなりにトリッキーな場面も見せつつ、一応最初の謎はきちんと解決していました。まあ、ぎりぎりまとまっている範囲内であるとは思います。
[DVD(字幕)] 5点(2021-02-15 01:47:57)
18.  ミス・シェパードをお手本に 《ネタバレ》 
街角のバンの中で路上生活を送る老女の物語。マギー・スミスにこういう役をやらせると、もう役作りしまくりというか、シャレにならないというか、まあとにかく憎々しげで愛想一切なしの老女が完成するのです。一方で、街の人たちは何となく彼女を受け入れていたり、でも自分の家の前に止められるのは嫌がったりと、微妙な距離感があるのが可笑しい。で、あれこれエピソードを入れながら終幕に向かうのですが、最大の問題は、作中で15年くらい経っているはずなのに、その経過が見えず、3年くらいの話といっても成立してしまいそうな点です。これは、老女の存在を受ける作家側の変化が何もない(最初も最後も同じように反応している)のが根本原因と思われます。よって、本来なら感動をもたらすはずの「終焉の朝」も、そのまま流れてしまっています。
[DVD(字幕)] 5点(2021-01-11 22:11:09)
19.  ミネソタ無頼 《ネタバレ》 
最初に囚人っぽい主人公が、採石場みたいなところから脱出する・・・が、追っ手が来るわけでもなく、そこで終わり。人質にした医者っぽい人とここからロードムービーが?と見せかけるも、それも何もなし。続いて訳ありの感じの女性が出てきたので助けるも、それもそこで終わり(後で出ては来ますが)。そしてかつての妻や娘がどうのこうの・・・が入ってくる、と、つまりは継ぎ接ぎ感満載なのです。主人公の目標はかつての自分の事件の証人を探して汚名をそそぐ、というものなのですが、そういう一般市民的というか秩序的な発想も、どうもウエスタンに似つかわしくない。結果、作品全体に何となくじめじめ感が漂っています。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2020-01-25 23:58:22)
20.  ミルカ 《ネタバレ》 
冒頭でいきなり本題の「振り向き事件」をずばりと出して、返す刀で回想カットバック。と思っていたら、そこからさらに二重回想。で、進むごとにいろいろ時系列もいじっていたりして、単調さを避けようとしたのは分かるのですが、この作品ではあまり成功してないかな・・・。結局、話の軸がきちんと確立されていないので、ぶれたらぶれるだけになっているのです。それに、意味ありげに出てくる女子水泳選手とか金髪の2人組とかは何だったんだろう?●あと、単にひたすら走るだけでなく、そのためのトレーニングの詳細や戦術面についても、きちんとふれてほしいところでした。●などと文句も言いつつも、とにかく制作者の主人公ミルカを讃える姿勢は最初から最後まで一直線に貫かれており、その情熱は過剰なほど伝わってくるので、低い点はつけられない。
[DVD(字幕)] 6点(2020-01-25 01:36:11)
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