1. ミリオンダラー・ベイビー
ハリウッドメジャー映画の大げさな音楽や刺激的なカット割り、ヒステリックな演技を排し、腰の据わった映画になっています。欲を言えば、落ちついたら落ちついたでもう少しメリハリが欲しかった。練習する海岸、イギリスの街などもう少しきれいなカットを長く使って「間」を感じさせて欲しかった。「間」がないと、とつとつと話す人の長話を、逃げ場がなく聞いてしまってる感じがして心が詰まります。74を越えてもまだ成長している感があるイーストウッドに感謝。 [映画館(字幕)] 7点(2006-02-24 14:20:19) |
2. Mr.インクレディブル
「シュレック」に続き某会館で画質・音質の悪さに耐えつつ試写させていただきました。前半は少し退屈気味だったのですが、ダッシュ君が活躍するあたりからスピード感あふれるアクションに心躍ってきました。しかし、会場の子供の笑いが少なかったのを見ると、やはりギャグは弱いかなと感じる。それと緊張と緩和を上手く使うアクションも少なかった。家族愛で困難に立ち向かうのだ!という「クレヨンしんちゃん」的な主題は、世の家族の好みに合うのではないでしょうか。 7点(2004-12-06 14:55:16)(良:1票) |
3. ミスティック・リバー
《ネタバレ》 ハリウッド映画らしくない抑さえた演出が、ボストンの空気感と共に生きていて引き込まれました。最近のハリウッドのお祭り的な制作方針を嘆いているクリントイーストウッドならではのものですね。しかし、謎解きを含めたラストの締めはゆるい。子供の頃の記憶が、あまりストーリーには関係ない感じで、犯人登場は伏線も意外性も活用していなかった。人間を描く推理ドラマの難易度の高いことを感じた。わたしはジミー犯人説を考えていたので騙されたといえば騙されたのですけど。 6点(2004-08-23 23:59:00) |
4. ミーン・ストリート
「タクシードライバー」の前作として期待してみたのですが、わざわざ映画化する内容かなと思うくらいの、借金返済をしないヘラヘラした男に困り果てた人々の物語。低予算オールロケ的な作りが醸し出すリアル感は好きです。これからスコセッシは皆を引っ張っていったんですね。次作ではデニーロが主役ですけど、彼の魅力をこの作品では出しきれてない、もったいないと思って抜擢したのでは。 5点(2004-02-19 10:43:43) |
5. ミシシッピー・バーニング
テレビをつけると何回もやっていて、最後まで見るつもりはなくても結局見てしまう縁のある作品。ロードショウでも観ていたのですが。アランパーカー独特の色彩も効いていて重い。陰湿で残酷な差別にたいしての勇気と根気を持った捜査は大変。最後はこれで良しと思わせる荒療治でしたね。 7点(2003-09-10 12:48:39) |
6. みんな~やってるか!
たけしはやっぱりコントには弱いかな。2点の欄が欲しくてちょっと拝借。 2点(2002-12-18 03:37:05)(笑:1票) |
7. 道(1954)
ほんとは大切なものを大事にしてやれない・・。出来そうでなかなか気付かないものです。ありきたりの幸せをつかむのが難しい男女。 9点(2002-12-10 17:37:19) |
8. ミザリー
ワンセットものとしては屈指の素晴らしさ。キャシーベイツの人格障害の演技が、行き過ぎず引き過ぎずで恐ろしい。雪に閉ざされた可愛らしいともいえる家は、ちょうどいい緊迫感をかもし出していました。ウィルクスがいなければ住んでみたい所。 8点(2002-12-10 17:29:03) |
9. ミート・ザ・ペアレンツ
登場人物の性格やコメディーの的がブレていてしまって、なにも残らぬストーリーとなってしまっていました。デニーロという人は、昔は脚本を吟選して芸術家肌だったと思うのですが、いい意味でも悪い意味でも好々爺になってしまいましたね。出てくる家がお洒落だなぁ、なんて全然違う事考えて見てしまいました。私は見ていないのですが「オースティンパワーズ」の監督だったのですね。この様子だと「オースティン~」も・・・。 3点(2002-07-14 10:54:46) |
10. みんなのいえ
三谷作品という事で期待したのですが,もうひとつのできでした。ほんとにTVの「合言葉は勇気」の方が数倍面白かった。でも人を簡単に殴ったり殺したり,サイコな犯罪者も出さないで、コメディ一直線で突き進む三谷さん好きです。そういう人もいなければ。 6点(2002-01-07 21:47:03) |