3. ミュンヘン
平和を呼びかける重いテーマを持ったこのような映画を、あまり事件に影響を受けないで済んでいる立場の私が、ただスピルバーグの映画だといってつい気楽に娯楽として楽しんで観てしまっているという所が、良く考えると映画の内容に劣らず恐ろしい事であったと感じました。それから肝心な事ですが、そもそも中東の人たち、特にパレスチナの人々には、この映画をきちんと観てもらえているのでしょうか?何だかパレスチナでは戦いの事ばかりが話されていて映画などは全く論外になっているような気がして…。彼らがじっくりと鑑賞する事も無くただ私たちだけが色々思ったり感想を述べたりしているだけでは、結局事件がただ商売や暇つぶしの道具に使われただけになってしまうと思います。ですので私はこの映画を、中東を始め世界中の人々が決して娯楽作品とは考えずにさらにたくさん観てくれて、そして地球上にもっと多くの平和が訪れるようになって欲しいと願っています。(コメント修正しました。すみません。) [DVD(字幕)] 10点(2007-06-11 03:48:04)(良:1票) |