1. ミュンヘン
《ネタバレ》 初日のレイトに行ったんですけどね、ほぼ満席。まーたプロモーションに騙されて、上映後にアタマの上に“?”マークでいっぱいの観客を見ることになった。もうやめようよ、“感動の大作”って煽るのはさ。参考図書既読、軍オタ、スパイ小説大好きの小生からいえばほぼ満点のデキだけど、予告やCMをイメージして行くと、痛い目みますのでお気をつけあれ。淡々と進む暗殺描写は地味ながらも緊迫感があり○。殺人描写の奇抜さもさすがにスピルバーグ。それだけでもう満足ですよ。ただ、終盤のセックルシーンが個人的にはいただけなかった。そら、狂気の報復連鎖から逃れるための儀式として、そのシーンが必要だったのは分かるけど、ちょっと下品だったかなぁと。 [映画館(字幕)] 8点(2006-02-05 13:10:35) |
2. Mr.&Mrs. スミス
《ネタバレ》 『ボーン~』でも思ったけど、ダグ・リーマンは近接格闘とカーチェイス撮らせると上手いねぇ。ショッピングセンターでの最後のスローモーなシーンも、バカとクールの絶妙な塩梅が心地よかった。アクションとしては及第点でしょう。あと良かったのはなんといってもアンジー。日に日に劣化していく女優が多い中、アンジーはどんどんセクシーになっていくな。それに、こんな映画にはもったいないくらいの演技してた。彼女の演技が、駄作になるのを防いだといってもいいくらい。だって脚本的にはグダグダでしょ、コレ。夫婦間の問題はクリアされていても、組織ぶっ潰したわけではないんだし。ひょっとして、続編作ろうとしとるんだろうか??? [映画館(字幕)] 6点(2005-12-18 00:28:38) |
3. ミリオンダラー・ベイビー
俳優としても監督しても、その名を轟かせたからこそ撮れる領域の映画。酸いも甘いも噛み分けた御大の撮る映画は、容赦のないほど落ち着き払い、静寂に包まれている。ストーリーテリングはもちろん、みんなの演技も上手すぎ、撮影技法もすばらしい。なにもかもが出来すぎていて、それが物足りないという部類の映画。まだまだこの映画を味わい尽くすには、見る側の自分が若すぎる。 [映画館(字幕)] 7点(2005-12-04 18:17:43) |
4. ミスティック・リバー
《ネタバレ》 確かに意外性はあったが、これはミステリーの部類ではない。犯人探しより、3人のメインキャストたちと、彼らの妻の苦悩を見る映画である。とくに後者。ベーコンの妻はほとんど出てないからちょっと違うかもしれないけど、ショーン・ペンに密告し、それがもとで旦那を失くしてしまうティム・ロビンスのカミさんの心情を鑑みると、最後のパレードのシーンはグッとくるものがある。一回見て面白くないと思った人は、カミさんたちのほうに視線を向けてもう一度見てもらいたい。 8点(2004-09-01 15:09:08) |
5. ミッション・ブルー
《ネタバレ》 オートマチックのハンドガンが故障しまくるのが、リアルなんだかそうじゃないんだかようわからん。強引とも思える説明場面の省略や、アクションでの決めの部分を細かく何度も見せる部分に工夫が感じられ好印象。でもそこくらいかな、褒められるところは。話はグダグダ、アクションもありきたり。ま、ワイヤーやんんなかっただけまだいいけど。 4点(2003-12-26 03:22:22) |
6. M:I-2
ああ、俺ってトム・クルーズ好きなんだなって思わせてくれた作品。彼が主役じゃなかったら、こんな高得点あげてないもん(笑)。ジョン・ウーがどれだけトムをカッコよく撮ってくれるかを確認するために観に行った作品。概ね満足です。スパイ映画として観ちゃダメ。よくも悪くも、ウーちゃんはこれしか撮れないんだから。 [映画館(字幕)] 7点(2003-12-08 22:09:13) |
7. ミッション・トゥ・マーズ
《ネタバレ》 デ・パルマが撮った2001年宇宙の旅。やっぱあの作品へのアンチテーゼとして、あれだか分かりやすい作品に仕上げたのでしょう。好意的に捉えておく。無重力シーンなんか“俺が撮ったほうがキレイだろ!”と自己主張ミエミエ。そこが大人気なくて、好きだったりするんだけど(笑)。宇宙人登場までは良かったんだけどねー。 5点(2003-11-28 22:37:11) |