1. ミュンヘン
こういった作品が作られたということを客観的に評価できるのは、我々日本人のような民族なのではないだろうか。定まった宗教もない。民族もほぼ統一されている。土地を失ったこともない。更に、60年間もの間戦争が起こっていない。よって、世界で起きている出来事を、主観ではなく客観的に見れる目を、我々日本人は持っていると思う。そして、世界にそんな国は他にないのだから。本作に対し、イスラエル側、アラブ側、共に否定的な意見を出しているようだが、当然のことである。何故なら、作品自体が両国、というか醜い土地の奪い合いを否定しているからだ。だからこそ、我々が評価しないといけないと思う。作品としての点数自体は6点だが、作品が作られた意義は10点だと思う。 [映画館(字幕)] 6点(2006-03-12 00:15:25) |
2. Mr.インクレディブル
一言で言うなら「カッコイイ」。「カッコイイ」って言葉がどこまでも果てしなく似合うのが本作。登場人物もストーリーも音楽も、全部カッコイイ。また、「家族愛」という大きなテーマも持っていた。家族4人がそれぞれ違うスーパーパワーを持っていて、場面ごとに違った能力で家族を救う。その合わせ技が説教臭くない家族愛を示していたように思える。その家族愛もまたカッコイイんだな。2時間弱があっという間に感じられて、まだまだ彼らの活躍を観ていたいと思わせてくれるめちゃめちゃカッコイイ作品。実写のヒーロー物よりもカッコイイぜ! [DVD(字幕)] 8点(2005-04-09 13:50:29) |
3. みんなのうた
《ネタバレ》 こういう作りの映画は新鮮でなかなか面白い。しかもこの撮り方にこの題材はぴったりなんで、まるでリアルな話なのかと思わせるぐらいの出来。 昔のスターたちが再び輝くことほど格好良いことはないと思う。たとえどんなに老いぼれていても。彼らにその後敷かれた道はちっぽけだけど、しっかりと自分を持って生きてるように感じた。 ただ欲を言えば、ドキュメンタリーという設定上、もう少しドタバタ劇があっても良かったかなぁとは思う。けれど、それはそれで落ち着いて観れるからいいかな。 生きていく上での希望を持たせてくれる、そんな素敵な作品だった。 [地上波(字幕)] 7点(2005-01-28 12:09:10) |
4. ミート・ザ・ペアレンツ
これから彼女の両親に初めて会いに行くという男性の方は、最悪の場合を想定してこの作品を観てから行ってください。間違いなく行く気が失せます。 [地上波(字幕)] 2点(2005-01-18 09:16:54) |
5. ミーン・ガールズ
女の子の派閥って凄いよなぁー。中学の体育祭ん時も、一番盛り上がってたのは2年女子による飛び引き綱引きだった。もう怪我する奴は出る、先生たちはマジで「危ねっ!」と叫ぶ。女の戦いって凄い。そして怖い。さて、本作ですが、やっぱり自分は男だなぁと思った。この手のチック・フリックは苦手ッス。アメリカの学生は自由そうに見えて、意外にも日本よりもそれぞれの群れ意識が強かったりするので、そういうアメリカ文化がよくわかるような気はします。しかしまぁ、リンゼイ・ローハンがアフリカから来たっていう設定はどうなんだ・・・。 [DVD(字幕)] 3点(2004-12-27 14:40:14) |
6. みなさん、さようなら(2003)
ビックリした。ここまで退屈するとは。父親と息子の最後の物語、しかもタイトルが<みなさん、さようなら>なら間違いなく感動作だろうと思って観に行きました。しかし、登場人物のだれにも共感できず、終始退屈。結局、金ですべてやりとおした息子、キャラクターがさほど良いというわけでもない父。そしてくりかえされる下ネタのおもいで話。。。まぁ、もうちょっと年をとったらこんなのも良いなぁって思えるのかもしれませんね。でも今の僕の評価はこんなかんじです。 [映画館(字幕)] 1点(2004-08-31 09:15:26) |
7. ミスティック・リバー
「あの日、あの時、もし・・・」と思うこと、現実ではいっぱいある。でもそれは偶然ではなく、すべて必然的なもので、それら全てを確実に受け止めなければ始まらないと僕は思っている。この作品では「子供の頃に3人で遊んでいて、そのうちの1人が連れ去られ・・・『もし、あの時、俺があの車に乗っていたら』・・・運命が変わっていたかもしれない。」と言っているわけだけど、本当に幼い頃のこの事件がキッカケに全てが決まってしまったのだろうか。それから3人が大人に成長するまでの過程が全く描かれていない。よって、幼い頃の事件と、今回の事件の繋がりがさっぱり見えてこない。キャストは素晴らしいし、演技も見事だったけど、脚本がそこまで良質とは思えない。 [DVD(字幕)] 6点(2004-07-18 00:42:27) |