1. ミュンヘン
《ネタバレ》 正義とは客観論ではないのだなぁと今更ながら思い知らされた。 「国家の正義」の為に邁進し、傷付き、苦悩してきた実働員自身が吐き出す、「こんなことの先に平和はない」という切実かつ重厚な言葉でさえ、あっさり黙殺されてしまう世界。 ノーテンキに「世界に平和を」なんて、言えない。 [DVD(字幕)] 7点(2006-10-31 01:54:25) |
2. ミニヴァー夫人
《ネタバレ》 くわ~ 評価しにくいなぁ。 「そういう時代だったんだなぁ」が一番率直な感想。 1942年アメリカ製作なんだから、こういうメッセージになるのは仕方がないんだろうなぁという。 直接的には、銃後の人々が恐怖や不安と戦う生活を描いてあります。 なので、戦勝国目線で見れば間違いなく名作なんだろうけど。。。 果たしてそれでいいんだろうか。 確かに「兵士だけではなく一般の国民までもが命を落とすのが戦争の悲惨さである」までは、非常に共感できるし素晴らしいんですが、その後の「正義と自由の為に一丸となって戦う決意を!」で一気に突き放されちゃいます。 で、エンドロールの最後に「国防債券にご協力を」のテロップ。 そこで、「あー、これは純粋な芸術作品ではなく、一種の戦意昂揚プロパガンダなんだなぁ」と合点がいくわけです。 「花を愛でるような清く美しい我々文明人の平和な日常を破壊する野蛮人どもの卑劣な攻撃に屈してなるものか」転じて「正義は我にあり!」なんですよね。。。 まあ、それはそれでいいんですけど。。。そういうのが見えちゃうと、どうしても素直に評価できなくなってしまう。 「そういう時代だったんだなぁ」っていうのはソコです。 ちなみに、このDVDには、ボーナストラックとして短編映画が2本収録されています。 どちらも「連合国は屈しない」のアピール映像です。 どうでしょう。 「このDVDパッケージの意図するところは何なのか」が、とても興味深いですね。 「(こういう映像で国民を鼓舞しなきゃならないってことは)アメリカも結構必死だったんだなぁ」って読めてみたりもするんですが。 俯瞰してみると、「戦時下の国内事情を冷静に記録したパッケージ」にしたかったのではないか、とも思えるわけです。 ●芸術作品としては素晴らしい。 ●メッセージとしては理解できるが(現代の目で見ると)結局はプロパガンダである。 ●それを時代背景ごと消化できれば「記録として」非常に興味深い。 ●「厭戦世論回避の為の国威掲揚映画」とみるか、素直に「戦争に疲れ果てた国民への応援歌」とみるか。。。 さて、どの評価軸で点数をつければいいのでしょう。。。 やっぱり、評価しにくいなぁ。 [DVD(字幕)] 5点(2006-10-26 02:15:33) |
3. M:I-2
《ネタバレ》 あれ? 意外に点数低いですな? 結構楽しめましたけどねぇ? ただ、これが「スパイ大作戦」か? と言われると。。。ねぇ(笑) ハラハラドキドキは十分。 でも、終盤のアクションはあまりにもやりすぎ。 オートバイが出てきた瞬間、苦笑いですな。 バイオ犯罪ってのは面白かったし、イーサンもカッコイイなと思ったんだけど。。。 一番の問題はねぇ、印象に残らないこと。 ちなみにおいら2度レンタルしてしまって、中盤くらいまで再見であることに気付かなかった(^^; これって、映画としてマズいんじゃないの? え? 俺が人としてヤバいんですか??? [DVD(字幕)] 6点(2006-07-21 03:06:53) |
4. M:i:III
《ネタバレ》 これが「スパイ大作戦」かどうかは別にして(笑)、アクション映画として相当楽しめます。 ハラハラドキドキしっぱなし。 チームプレイもカッコイイしね。 エンターテインメントとしては文句ナシでしょう。 ただねぇ、またまた内部背信ですか? IMFって脆弱な組織なんですねぇ。。。 [映画館(字幕)] 7点(2006-07-13 12:30:14) |
5. ミスティック・リバー
《ネタバレ》 うーん。。。どうでしょう。 サスペンスとしての展開も面白いし、問題提起的な側面から見ても鋭いところを突いてるとは思うんだけど。。。 見せ方が退屈すぎ。 もちろん心に突き刺さる作品ではあるけれど、登場人物にシンパシーを感じて、ストーリーに没頭していくには気力が続かない(^^; そこがどうもなぁ。。。(^^; [DVD(字幕)] 6点(2006-07-07 19:37:30) |
6. ミッション・トゥ・マーズ
《ネタバレ》 話には結構ぐぐっと引き込まれていくんだけどね。 ラストはどうだろう。。。 悪くはないと思うし、ロマンもあるんだけど、なーんか今更感があるよね。 「ふーん。。。」って感じの(^^; んーーー。。。 [ビデオ(字幕)] 6点(2006-05-05 01:20:42) |
7. ミッドナイト・ラン
面白い映画です。 心地いいテンションを全編ずっと保ち続けてる。 これって凄いことですよねぇ。 ラストの爽快感も素敵^^ 普通これだけ終止ドタバタばっかりだと、たいてい辟易してきちゃうもんなんだけど、緩急の使い分けが素晴らしく、最後まで引っ張りきってしまう。 楽しめました^^ [ビデオ(吹替)] 8点(2006-01-30 23:42:44) |
8. ミリオンダラー・ベイビー
《ネタバレ》 なるほど、尊厳死ですか。 まさに「アカデミー賞」向けの映画ですねぇ。 「死んじゃダメ」「殺しちゃダメ」なんて、そんな軽々し過ぎる言葉、言えるわけがない。 そんなんじゃクリント=イーストウッドがわざわざ映画にしたりしないよね。 俺自身、「死ぬのは逃げ」だとは常々思っているけど、でも、人なんて、その状況に置かれないと分からないよ。 例えば、「全身麻痺」で、「自分の身体が少しずつ壊死して切り取られていくだけの状況」で、「誰からも惜しまれることもなく」。。。そして、「自分がそれまでの人生に満足している」のだとしたら。 本人に「生死の選択を与える」ことは許されてもいいんじゃないかと。 そういう問題提起なわけだ。 鴎外の「高瀬舟」を思いながら観ていた。 ずしんときました。 [DVD(字幕)] 7点(2006-01-22 17:24:25) |
9. Mr.&Mrs. スミス
とにかく頭を空っぽにして観ましょう。 ダレることなく、存分に楽しむことはできます。 そういう映画です(笑) いやいや。 それは間違いないんだけどね。 うーん。 なんか中途半端だったなぁ。 そりゃ、もう主役二人は、出てくるだけでかっちょいいわけで、言うことなしなんだけど。 この映画で見せたいのは「カッコイイ」なのか? このプロットとこのキャストってのなら「センスのいいユーモア」を見たいんですよね。 安直なコメディにもできるだろうし、ひたすらクールな映画にもできるけれど、そのどちらでもない「くすぐり方」をして、その中でスカッとカタルシスに落とし込んで欲しいんだよなぁ。 そこの「新しい切り口」を期待してたんだけどね。 ただ設定に引っ張られるままに展開していくだけのストーリー。 笑うにはカッコよすぎるし、カッコイイってシビれるには設定が笑えすぎるし。 どっちの立ち位置で見ていいのか、ずーっと迷ってましたわぁ(^^; もちょっと煮詰めて欲しかった。 6点。 [映画館(字幕)] 6点(2005-12-06 01:48:21) |
10. ミッション:インポッシブル
あのスパイ大作戦を現代の技術で映像化するってのは、ほんとに楽しいですよね^^ でもさ、なんでいきなり組織内の失敗だとか反目だとかを描くんだろうねぇ? もっと単純に、ミッションを遂行していく面白さを見せてほしい。 まずは「IMFの組織としての凄さ」を観客に見せつけようよ。 組織内の失敗だとか裏切りだとかの「主人公側の組織の崩壊の危機」ってのは、何話目かで見せられて初めてハラハラドキドキできるんじゃないの? でないと、IMFって組織自体がヘナチョコにみえちゃいますよ~(^^; [ビデオ(字幕)] 5点(2005-11-21 23:08:02) |
11. ミスター・ルーキー
うーん。。。 設定は非常に面白いんだよなぁ、ほんとに。 ビデオのパッケージに書かれたあらすじ読んで、かなりワクワクした。 「覆面ピッチャーなんか有り得ない」んだけど、そんなこと承知で、かなり楽しめそうなストーリーだと思った。 巨人ファンの俺でもね。 そんなことじゃなく、「痛快なスポーツ映画」を見せてもらえるんだと期待した。 なのになぁ。。。 なんで、こう暗いんだよぉ。。。 この設定なら、もっとスコーンっと突き抜けた面白い話にできるだろうに。。。 長島一茂が主役なんだから野球のプレイ自体もちゃんとしたものを見せてくれるのは間違いないんだし、あとは、いかにストーリーを盛り上げるかだけでしょ? 一番肝心のそこが駄目なんだもんなぁ。。。 ほんとに悔しい! [ビデオ(字幕)] 4点(2005-11-21 22:57:58) |
12. ミスター・ベースボール
結構面白かったですよ? いや、80年代、野球漫画なんかでは、こういう助っ人外人哀歌みないなストーリーが描かれていたような記憶があるけど、本家大リーガー側のカントクがこのストーリーを撮ったってのが、感心しますね。 健さんはかっこいいけど、やっぱ「元プロ野球選手」っていうのだと、さすがに体の線が細いけどね。 当時は結構楽しみました^^ [ビデオ(字幕)] 6点(2005-11-21 22:47:19) |
13. みんなのいえ
「王様のレストラン」で三谷幸喜にハマりました。 ああいうスカッとするストーリーを書いてくれる人だと思ってました。。。 三谷脚本の2時間ものは、もう観ないことにしよう(-_-;) [ビデオ(字幕)] 4点(2005-11-10 02:39:27) |
14. 耳をすませば(1995)
中学の女の子の夢見る世界ってこういうのなんですかね? 甘酸っぱいですねー^^ 嫌いじゃないです。 なんかホンワカしますね^^ [ビデオ(字幕)] 7点(2005-11-04 03:43:41) |
15. ミクロの決死圏
《ネタバレ》 うっわー びみょーーーー。。。 当時は大ブームだったみたいだし、俺も初見は熱狂して観てたんで、古典SFってことで10点あげたいんだけどねぇ。。。 久しぶりに見たら、さすがにショボい。ぬるい。 セットが笑えるとか、SFXが古いとか、そういうのはいいんです、古典だから。 逆に頑張ってたんだなぁと思える。 それよりも、ミクロ持続時間が60分ってのに無理がある。 60分であんだけパニック起きちゃマズいっしょー。。。 逆に60分しかないのにあんなにノンビリ事故処理やられちゃイライラするんですよねぇ。。。 せめて5時間くらいの設定だったら納得できたかなぁ。。。 現在の評価だと4点。 どっちとるか悩みに悩んで。。。7点献上。 [DVD(字幕)] 7点(2005-11-01 10:29:28) |
16. 未知との遭遇
この映画好きなんですよねぇ。。。^^ 異星人との最初のコンタクト。。。ほんとにこんなだったら素敵だなぁ。。。 「スピルバーグっていえばコレ」的な映画かと。 [ビデオ(字幕)] 8点(2005-11-01 03:20:16) |
17. Mr.インクレディブル
歳とって、おっさんになったスーパーヒーロー??? うますぎる!! (笑) アメリカの訴訟社会がヒーローをダメにしたって。。。可笑しすぎる(笑) 映画館で吹替え版を観るなんて、珍しいんだけど、三浦友和うまかったなぁ。。。有名俳優なんか使わずに声優にやらせた方が絶対いいっていつも思うんだけど、これはよかったです^^ [映画館(吹替)] 7点(2005-10-29 23:57:10) |