1. 未来世紀ブラジル
支離滅裂な展開が何故か観ていて楽しい。「わけわからん」ぶりにも、うまい下手があるってことなでしょうね。 [ビデオ(字幕)] 6点(2009-06-06 22:32:25) |
2. 耳をすませば(1995)
まぁ、すべてが優等生っぽい展開なのは、ご愛嬌。「お話」と思って観たので、それほど違和感もなく、幸せな気分になれました。街の雰囲気や生活感を丁寧に描いているのが、好印象です。特に、街の起伏を感じさせるのがうまいなあと思いました。ラスト、自転車で連れ出すシーンは、最悪ですね。なぜそのセリフ・行動が必要なのか、全く理解できませんでした。(中学生ぐらいで、ホントにこういうことをするだろうことは理解できるけど、この映画については余分なシーン) [映画館(邦画)] 5点(2008-02-16 16:07:31) |
3. ミュージックボックス
《ネタバレ》 よくある裁判ものと違って、事件そのものが、登場人物の「語り」だけで描かれるので、異様な緊張感を生んでると思います。ガブラス監督の得意の語り口ですね。人々はみんな表情を抑えた演技に徹してるのに、薄暗い画面を通して、強烈に感情の変化を伝えてきます。そして、なんといっても、あのクライマックスでしょう!!怖いとか、驚いたとか、単純な言葉ではとても表せないような衝撃が襲ってきて、泣いてしまいました。政治的な問題でメディアで取り上げにくいのでしょうが、傑作です。 [CS・衛星(字幕)] 10点(2007-11-30 21:37:30) |
4. ミッドナイト・ラン
《ネタバレ》 ストーリー自体はどこかで見たようなものなのに、細かい気の利いた演出の連続で、こんなにもおもしろい映画になるんですね。微妙な表情・しぐさの使い方や、しつこくない伏線の張り方が見事で、映画的な楽しさが満載されています。FBIのバッチを盗んだあとのおふざけポーズとか、ハンドルにサングラスを置いて「アロンゾとおれだけに分かるジョーク」と言う場面、ああいうシーンをここまでサラっと自然に見せるのはほんとに難しいと思います。そして、一番好きなのは、ラストの別れのシーンで、デニーロが振り返ると、さっきまでいたデュークがいなくなっていて、それを見て微妙な表情を浮かべるデニーロ、あの一連のカットの、余韻のあるエンディングは、短いようで長かったドタバタ劇が終わりを迎えたことの、一種独特なさみしさがほんとに良く描かれていて、何度見ても、悲しくもないのに泣けてしまいます。過去最高のエンディングかもしれません。笑い・泣き・ドッキリを露骨にねらった娯楽映画の多い中で、「大人の」娯楽映画だと思います。 [ビデオ(字幕)] 10点(2007-05-18 23:47:44) |
5. ミニミニ大作戦(2003)
いろんなアクションシーンが観られて、それぞれ良く出来たシーンなんですが、それ以外は、どうということもないですね。無難に作ってるという感じです。ほめるべきポイントがどこにもないので、すぐに他の映画と区別が付かなくなってしまいそうです。 [DVD(字幕)] 4点(2007-02-24 19:32:04)(良:1票) |
6. ミスティック・リバー
暗いストーリーなのは、まあいいとして、状況が異常なあまりに、どの登場人物にも感情移入できず、かといって、客観的に理解できるキャラも出てこないので、あまり楽しめませんでした。作品としてはまったく破綻してなくて、よくできていると思うのですが。 [DVD(字幕)] 6点(2007-01-05 18:53:55) |
7. ミリオンダラー・ベイビー
イーストウッド作品は、キャラクタが単純でない点で、深みがあって好きです。本作も、トレーナーとボクサーの間の複雑な心情が描かれていて、上質な人間ドラマとして楽しめました。トレーナーを引き受けるきっかけになるシーンや、二人でパイを食べるシーンの、あっさりしているようで、二人のいろんな気持ちの変化がじわーっと伝わってくる演出は見事だと思いました。どういう意味があるのか、よく分からないサブキャラがなければ、満点だったのですが。 [映画館(字幕)] 8点(2007-01-05 18:27:41) |
8. Mr.&Mrs. スミス
単純に夫婦喧嘩のコメディーだと思って見れば、はちゃめちゃ振りが楽しい。周囲の人も巻き込んでるあたりが「犬も食わない」ことを上手に生かしていたと思う。しかし、中途半端にまじめなアクションを盛り込もうとしたせいか、全体のまとまりに欠ける。仲直りするあたりで映画が終わってたら良かったのに。 [DVD(字幕)] 7点(2006-12-31 18:26:40) |