1. みなさん、さようなら(2003)
《ネタバレ》 メインは父子のはずでしょうが、彼らにはドラマはなく、あるのはヘロイン中毒娘の改心ぐらい(これも一過性の反応にすぎないでしょう)。 このダメ男の死に際をみて、どう生きるか見直してみては、という丸投げ的意味しか見出せない内容。 父親の態度の出自は「自分を試すようなことをしなかった」という言葉から窺い知れる「出来る範疇でしか動いてこなかった後悔」だったり、死を遠ざけて、あるいは一切死に接することなく育ったからのように思える。しかし、あの年齢でそんなことは単純にあり得ないでしょうから、どうにも不自然。客を納得させるにはもっと説得力ある設定を与えといて欲しい。 何はともあれ、やっぱり進路選択という時期の前に死と向き合うようなキッカケがあった方がいいんでしょうね。これぐらいの感想しかない。 [DVD(吹替)] 1点(2008-01-11 05:24:14) |
2. 未来は今
《ネタバレ》 成り行きを見守る内容に終始。終いにはファンタジーで救われてしまうなんて・・・。 [DVD(吹替)] 2点(2007-12-10 06:24:37) |
3. 未知との遭遇
ムード満点な演出はさすがですが、特にこれといった内容はない。 [DVD(字幕)] 3点(2007-12-07 00:45:54) |
4. みんな~やってるか!
ビートたけしの「ネタ」というものを観ることのなかった世代としては、こういった「お笑い映画」と称しているものからしか、そのセンスを窺い知ることは出来ないのだが・・・・・・・・・。 [地上波(邦画)] 0点(2007-11-09 14:44:51) |
5. Mr.レディMr.マダム2
《ネタバレ》 中盤でシチュエーションから逃げ出しロードムービーへ、終いには馬鹿映画に着地、とめちゃくちゃな内容。 [DVD(字幕)] 0点(2007-11-04 23:40:02) |
6. Mr.レディMr.マダム
《ネタバレ》 用意したいシチュエーションはみえみえなのだから一幕をもう少し手早く処理してもらいたいと思ったが、ほぼ完璧なプロット。 ラストの教会に新婦側の両親を出さなかったのがちょっと疑問(助けてあげたのだから、やんわりと和解できた感じを出しても良かったと思うし、そもそも家から脱出させる流れはその為の内容でしょ)。 あと、地味な内容なので、映画的演出でもっと盛り上げて欲しかったな。 [DVD(字幕)] 8点(2007-11-04 20:55:37) |
7. 未来世紀ブラジル
個人的に風刺にはそれ程価値はないと思っている。 風刺を楽しめるということは、その本質を元より理解しているということ。 理解しているにも拘わらず、わざわざ二次的な表現をもてはやす気にはなれない。 本作ではただただ安直な風刺が続くだけでたいした芸とは思えない。 [DVD(字幕)] 1点(2007-10-16 20:07:41) |
8. ミヨリの森(TVM)
ミヨリにとって森がいかに重要なのかという切実性をクローズアップする必要があると思うのですが、どうにも不十分。 ダム建設派との攻防といった展開、またその内容も既視感だらけの代物。 それにしても、話の内容は別として今時こんな低レベルのアニメ作品を作る方が難しいと思うんですが・・・。 [地上波(邦画)] 3点(2007-09-10 01:57:39) |
9. ミリオンダラー・ベイビー
個人的にこれを観て改めて考えさせられるようなことはなかったけれど、人によっては考えるきっかけとなるでしょうから意味のある作品なんでしょうね。 「いつか死ぬのに生きている」という状況の中で何を選択するか。 そして、思うがままに生きても、必ずやって来る生かされている状態。 個人的にはああいう状態で死にたいと願っている人を生かすことはないと思う。 「死」を悪と捉えるような向き自体が理解不能(「生」賛美も同様に)。 [DVD(吹替)] 5点(2007-08-15 03:34:42) |
10. ミラーズ・クロッシング
《ネタバレ》 昔、ながら観していたせいで筋を把握できないままに終わらせてしまっていた。 改めて観てみたのですが、えらく込み入った内容ですね。 でも、素晴らしい。 唯一、不可解なのが、やはりあの時バーニーの死を確認しなかったことぐらい。 主人公の真意が明かされないことが多いので、解釈の仕方は多様になってしまう作品。 個人的には、主人公・トムはその都度、都合よく立ち回っていただけだと思う。ラスト、レオの去っていく姿を見つめる彼は、いい加減に行動したために失ったあれこれのことを省みているのでしょう。 私生活はふしだらだけど、ヤクザやらすと一級品ってキャラ設定なのかしら。 [DVD(吹替)] 9点(2007-07-16 20:39:43) |
11. ミッドナイト・ラン
タイトルも評判も以前から知っていたものの、古典に対する敬意や追憶からの高評価だろうと敬遠していたのですが・・・恐れ入りました。 久方ぶりの自己ベスト更新です。観ないで死ぬことになっていたかもしれないと思うと悪寒さえ走ります。 三つ巴から始まって、一方と合流して解決に向かうという流れはよくみますが、それ以上に複雑でここまでスマートにまとめる手腕は感動もの。 折り込まれているドラマも感慨深い。 後の映画に多大な影響を与えたという本作。観ないと大損こきますよ。 [地上波(字幕)] 10点(2007-05-19 12:52:53) |
12. ミスティック・リバー
内容、展開ともに特筆するものはないが、監督、役者の確かな力量のおかげで精度は高まっている。 [DVD(吹替)] 6点(2007-03-26 12:05:45) |
13. Mr.&Mrs. スミス
ああいった組織があの程度のことでこんな派手なことをする方が問題あるだろ、という疑問を観客に抱かせること自体がコメディとしての伏線なのでしょう。 展開するに従ってチープになっていく内容。しかし、それに反比例するかのように派手になるアクション。よって伏線はより効果を増す。 イベントとして映画を楽しむ人向け。もっとコメディだと売り文句を出していた方が総体的な評価は上がっていたと思う。 [DVD(吹替)] 5点(2007-03-26 11:59:16) |
14. ミニミニ大作戦(2003)
殆ど一直線な内容。 前半の準備部分をもっと手早く処理してもらいたいところ。 あとは・・・まあ中身をとやかく言うような映画じゃないからね。 [DVD(吹替)] 4点(2007-03-25 14:16:46) |
15. Mr.インクレディブル
新しいピクサー作品ですね。いまさら外部から新しい風を入れるなんてやりますね。見事に成功。 単身では失敗するが、次なる機会は仲間の協力で成功するという単純なプロット。しかし、娯楽に徹した見せ方や演出で秀作に。 個人的には家族の繋がりなんてわかりきってることだから、魅力に欠けます。 「カリオストロの城」も同じプロット(こちらは最初から次元もいるけれど)ですが、ルパン一味の関係性でそれをやるから魅力あるんだな~。 [試写会(字幕)] 8点(2007-03-25 05:24:24) |
16. みんなのいえ
家を建てるという方向性で何とか映画になっている様な作品。 職人と芸術家の対立はどちらのにも露骨に非があることがわかり過ぎで、幼稚。 その攻防も子供の喧嘩レベルで意外性のかけらもない。 [映画館(邦画)] 3点(2007-03-23 12:13:11) |
17. M:i:III
物語に必要な設定事項がしっかりとなされているので、とても観易い作品でした。 確か前作、前々作は地上波放送されたものを録画するも(理由は忘れましたが)途中で観るのを辞めてしまった記憶があるので今作が一番良い出来なのではないでしょうか。 しかし、シチュエーションが二転三転するので詰め込み過ぎな気がします。 1時間ドラマ3話分ぐらいに分けられるような展開。 [DVD(吹替)] 7点(2007-03-01 14:32:43) |
18. 耳をすませば(1995)
他者と出会い、影響され、挑戦し、挫折する。段取りを踏んでいるだけでプロットというものが存在しない。 恋愛の描写は終始「ごっこ」の域を出ず、無闇に希望を与えているだけでいかがなものだろうかとも思う。 [ビデオ(邦画)] 2点(2007-01-09 13:00:23) |