1. mid90s ミッドナインティーズ
すべてが要る言葉で、すべてがいらない 人種、経済、家庭、べつにどの目線で見ても良いと思えた。 ただ全てを疑って、だからそれ以外は全て正しいとおもった 一人の少年の物語。 ただふざけている、ただ溺れているそんな描写だけでも 何か心をひっかいてくれるのだが、 シリアスに「弟が死んだ、そのときに仲間がそばにいてくれた。」 そんな一幕があり物語が引き締まる。 家族、とくに親が心配するのは当然。 だが、責任を持つのは子どもの過程か結果か。 結果、子どもが満足していたらどうか。 楽しそう。悲しそう。 怒っているな、喜んでいるな。 喜怒哀楽のそれぞれ大きな部分が詰まった名作。 [インターネット(字幕)] 9点(2022-04-20 23:40:06) |
2. ミケランジェロの暗号
関係はともかく(というと良くないのだろうが) 私はあなた、あなたは私、という関係性の中で 戦争が別つと、急激にパロディめくのは映画だからではあるまい。 ある種の資本および権力への魅力というものが 満天にあるように見え、 それを負い続け、さながら銀河鉄道に乗って次の駅に到達したような、 そんな状態を慈しみ、哀れみ、そして持ち上げるのである。 この映画に関してはユダヤ云々以上に 個人のリアリティという幻想をうまく扱っているように思う。 [インターネット(字幕)] 6点(2021-12-25 22:49:05) |
3. ミュータント・タートルズ(2014)
テンポ良く動き回るキュートでポップな10代のカメたち 冒頭の声だけの登場シーンからカメ達の愉快さが伝わってきて、 ミュータントといえばタートルズな私だったので(ファミコン)、 ミュータントってもうちょっと恐いものじゃないの? いやいや、ミュータントってこういう楽しいヤツらなんだよ、 ということを思い出させてくれました。 カメ一人一人のキャラが立っており、 アクションシーンもさることながら、 ちょいちょい入れてくるコメディな動き台詞も巧妙。 エレベーターの中でリズムを刻みだすシーンなんか最高です。 敵は敵でなんかサムラーイって感じで捉えられた日本風の 改造甲冑で、滑稽なはずなんですが、 カメヒーロー+甲冑が不思議なくらいスタイリッシュ。 最後はタワーにぶらさがって、ブラザーが声を掛け合い、 ああ、こいつら良い友達持ちやがって、とカメに嫉妬を覚えるほど。 本当にテンポよく、最後まで抑揚のよく聞いた映画だと思います。 [インターネット(字幕)] 7点(2020-10-29 14:50:39) |
4. ミリオンダラー・ベイビー
尊厳とは、生を戦うのではなく、生に対して戦うもの。 それは時に人の尊厳を傷つけ、人の尊厳をやわらげ、 癒やし壊す。 自他の尊厳の創生破壊を繰り返すうちに自分の尊厳が達せられ、 生に打ち勝ち、死に臨む。 ミリオンダラー・ベイビーをあえて35歳の誕生日に見て、 思うところは多くなくシンプルだった。 尊厳の貫き方、ほんの一瞬訪れるその時の生のために戦いつづけることだと。 [ビデオ(字幕)] 9点(2018-06-07 23:40:43) |
5. ミニオンズ
目ン玉バナナな風貌で最初はキャラクターにとっつきにくかったが、 途中からボブが可愛いこと可愛いこと。 スカーレットはとびきりの悪だけど、 もうちょいずる賢さか、強さか、欲しかったなぁ。 [地上波(字幕)] 6点(2018-02-10 05:29:37)(良:1票) |