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コメント数 982
性別 女性

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1.  夫婦善哉
船場のぼんぼんのダメ男は仕事もろくにせず遊んでる放蕩息子のくせに、自分が跡継ぎだとプライドだけは高く権利を主張。どこがいいのかこんな男に惚れて「私が一人前の男にして見せます!」、と尽くすしっかり者の芸者蝶子は一見献身的でけ なげな女に見えるが、彼女もまた男に愛想尽かしをしながらも別れられないダメ女。かくしてくされ縁とも依存関係にあるとも見える二人は、どんなにすったもんだしても元のさやに戻っていく。 これは女が男に尽くす人情話かと思うと実は「人間て弱くて愚かなものなのね」「男女の仲は摩訶不思議」というあたりの人間くさい話で、これを森繁久弥と淡島千景が素晴らしくうまく見せてくれる。 淡島さんはどの作品でも魅力的で大好きな女優さんだが、ここでも表情豊かにはつらつとしてて森繁さん共々惚れ惚れする。 これは演出なのか時折挿入されるクローズアップの顔が白っぽく、男の顔が卑屈で小心っぽく見えたり、美しい淡島さんでさえちょっと汚く小ずるそうに見えたりするのが意味ありげで面白い。 
8点(2004-08-18 21:07:13)
2.  めまい(1958) 《ネタバレ》 
サンフランシスコ湾にヒロインが身投げするシーンで、キム・ノヴァクが苦しそうにしていたので「下手やねぇ、この人、、」と思っていたら、このシーンはちゃんと伏線になってたんですねぇ。失礼しました、キムさん。妖艶、かつ予想外の恋心に悩む女性をうま~く演じてはまってました。前半はやや冗長ですがミステリアスな展開に引き込まれ、後半は主人公が自分の弱点を克服しつつ、彼女を追い詰めていく緊張感ある展開。彼女がちょっとかわいそうで本当に悪い奴を追及しなさいよ、といいたくなる。今の時点で何回も見ればおかしいところもあるが、当時始めて見た人はとてもびっくりさせられたと思います。
8点(2004-01-24 15:57:36)
3.  めぐり逢い(1957)
デボラ・カーの気品と毅然とした美しさで魅せられるすれ違いメロドラマ。今見れば再会の時のじれったさももどかしい。ただ男女がまだ恥じらいと自尊心を持っていた時代の格調の高さが伺える。
7点(2003-12-06 20:15:29)
4.  メトロポリス(1926)
1926年の作品ですがちょうど100年後の世界を描いてます。CGなんてない時代に、この未来世界の都市の造形はもう見事!と感嘆してしまう。高層建築の合間を飛行機が飛び、立体交差のハイウェイには車が行き交っている。こういう想像力がすごい。地上の一握りの支配層と、地下の多数の労働者という資本主義的世界を描いているが、その橋渡しをする救世主が資本家の息子だった、という話。半分に短縮されてるからか、話にやや疑問点はあるものの圧倒的な映像世界だけでも一見の価値がある。虐げられた労働者の群れは皆うつむいてロボットのようだし、仕事場面はまるでダンスのような動きをする。労働者を率いるマリアとロボットは的確に演じ分けられている。ロボットがマリアに変身するシーンも斬新、当時の人々はさぞ驚愕したことだろう。
8点(2003-12-04 18:26:32)(良:2票)
5.  メン・イン・ブラック2
前作同様、マンガチックでおばかなノリで単純に楽しめるかと思ったら、以外にも1作目ほど面白くなかった。劇場で一回見ただけなのでどこが、と追求されてもわかりませ~ん。強いて言えば二番煎じで新鮮さに欠けたせいか?
5点(2003-06-18 17:22:31)
6.  メン・イン・ブラック
B級映画のノリで作ったSFコメディといった感じ。マンガチックなのを大真面目で派手に見せるのでもう爆笑です。エイリアンのキャラやMIBの持つ武器とかの面白さ、こういうジャンルは理屈抜きに楽しめばいいのですよ。
8点(2003-06-18 17:14:00)
7.  メッセージ・イン・ア・ボトル
劇場で見た時の印象は薄かった。久しぶりに見たら不器用に揺れる恋心を見せるロビンやケビン、過去ばかりにとらわれている息子を気遣うニューマンはやっぱりうまいと思った。でも評価できるのはこれくらい。肝心の話は海とヨットを舞台にロマンティックだけれど、わざわざ嵐の海で人命救助、、なんて泣かせ狙いがあざとすぎて泣けません。この流れならむしろハッピーエンドにすれば気持ちよかったのに、、、
5点(2003-06-18 16:52:07)
8.  めぐり逢えたら
ラブストーリーでいいものはいつだって胸キュンで好きなんだけど、これはさほどの感動なし、5点評そのまんま。メグは可愛い。
5点(2003-06-18 16:35:24)
9.  めぐりあう時間たち
これは俳優の演技にうなる作品です。主演女優3人はむろん、脇役から子役までみな素晴らしいです。特に私が感動したのはジュリアンとエド・ハリス。これを見ていたら、アカデミーの助演男優はまずエドだと断言したでしょう。メリルと彼のシーンは泣けました。時代も場所も違う3人の人生を、うまくまとめて描いた脚本もうまかったんでしょう。そしてメーク。ニコールについては彼女だと見分けがつかないくらいの変身ぶりは承知でしたが、ジュリアンにも驚かされました。未見の人のためにこれ以上は止めておきます。登場人物についてはやや特異な精神状態の設定(みな何らかの心に傷がある?)なので、私には共感とか理解というところまでは行かず、やや消化不良の気がしますが、それを引いてもこの演技陣の素晴らしさに、見終わっても頭の中で彼らの残像がグルグルしています。
8点(2003-05-20 17:46:45)
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