1. メアリー&マックス
クレイアニメだからこその独特の表現技法の面白さと、実話モノだからこそ優れた役者による実写だったらもっとドラマとしてリアルな表現ができたのではないかという疑問。感受性豊な方向けですね [DVD(吹替)] 7点(2012-05-15 14:17:43) |
2. 名探偵コナン 漆黒の追跡者
黒づくめの組織も絡む原作の複線を利用した展開に、原作のファンはより入りやすく、原作を知らないとわかりにくいという表裏一体のメリットデメリットはあるが、どう作ってもヒット確実な人気連載漫画の長編映画にありがちな「アナザーワールド」だったり「バケーション」のような原作とは矛盾だらけのただいろいろ盛り上げて作ってみましたみたいな作品よりは素直に楽しめる。もともと原作が基本的に一話一話で完結する作品で構成しやすいとはいえ、原作のキャラクターを矛盾無く生かしつつ映画ならではのスケール感を出していこうという態度は好感が持てる。コナンの、ひいては超人気少年漫画の映画としては上出来の部類 [地上波(邦画)] 7点(2011-11-30 05:49:17) |
3. めぐり逢えたら
さすがに作中で他のラブロマンス映画を異常なほどリスペクトするほどのラブロマンスマニアだけありすっきりと纏まった当たり障りの無いラブロマンス。メグライアンが浮気ストーカーなこともチビが性悪になるほど入れ込んでたことも運命の一言で片付けてしまう強引さが素敵だ。面白かろうとつまらなかろうと少なくとも気分を害することはないので、こういうデートで何を見ればいいのか迷ったカップルに鉄板の映画もあっていい。 [DVD(字幕)] 8点(2005-12-09 07:46:43) |
4. めぐり逢い(1957)
母親に関する所の話や最後の終わり方なんかは中々だが絶賛するほどでもない。観客の同情を買おうというのかどうにも展開が強引すぎて逆に引いてしまう。タイタニックで号泣できるような素直な人にはお勧めできますが。というか俺が見たのが間違いだった。女性向けの映画 [DVD(字幕)] 6点(2005-12-04 01:53:29) |
5. メリーに首ったけ
普通客は主人公に感情移入しがちだが、この映画は冷静に客観的な立場に立ち返った時に見えてくる構図が面白い。主人公はチョビヒゲ探偵に「ストーカー」と描写されているが、これは一見探偵が自分の行為を正当化するため主人公を貶めようとしているという感じに受け取れがちだが、実際彼の行動上、主人公がストーカーという表現は何も間違ってはいない。この映画に出てくるメリーの取り巻きで善人と言えるのは実は最後に主人公の前に立ちはだかる「悪役」真の恋人だけであるのだ。ファレリー兄弟らしい思いついたらやってしまう何の配慮もないギャグの数々に爆笑。別に10点でも良いのだが万人に勧められない点で-1 [CS・衛星(字幕)] 9点(2005-08-31 17:12:40) |