1. メランコリア
《ネタバレ》 ラース・フォン・トリアーは相変わらずイカれてることは良くわかりました。でも、これなら、日本ではもっと凄いイカレっぷりを富野由悠季が「伝説巨神イデオン」で見せてくれてるんですよね。(ちなみにイカれてるは褒め言葉です) まあ、とにかくかなり私小説的な物語の世界の狭さと惑星が地球に激突するという設定のスケールの大きさのギャップが、美しすぎる映像に引っ張られていて非常に興味深い魅力を産み出しています。 ただ、第1部のグダグダな展開はもう少しカットできるような気がしましたね。第2部後半の終末に向かう緊迫した展開が良かっただけに勿体無いと思いましたね。 [DVD(吹替)] 7点(2012-09-27 23:43:01) |
2. メタルヘッド
《ネタバレ》 イジけて、内にこもっていても物事は好転することは無く、行動することによってしか物事を帰ることはできないということを伝えてくれる作品でしたね。 まあ、ヘッシャーはかなり極端な行動に走りがちでしたが、それがまたメタリカのスラッシュメタルに非常に良く合っていて面白かったです。 ヘッシャーがいったい何者なのかが知りたくなりましたね。 [DVD(字幕)] 7点(2011-11-26 23:47:15) |
3. メアリー&マックス
《ネタバレ》 久々に映画館で涙を流してしまいました。表現に結構グロテスクな面があって最初はちょっと不快に感じるところもあったのですが、それが逆に2人の関係の純粋さを強調してくれる効果を生み出してくれるんですよね。 そもそも、人間の内面なんてグロテスクで気持ちの悪いものです。ただ、みんなそれを見せないように隠す努力をしているだけで・・・。そして、隠しきれない人には社会の厳しい仕打ちが待っているという構図が現実にあります。 この映画は、そんなチョコレートのようには甘くない社会の現実の中で、人間の不完全さを受け入れることの大切さを教えてくれます。その視点は非常に暖かく、本当に心を揺さぶられました。何というか、フランク・キャプラの作品の世界観に相通ずるものを感じましたね。音楽も本当に素晴らしかったです。 [映画館(字幕)] 10点(2011-04-27 00:26:56)(良:3票) |
4. メタル・オブ・ウォー
《ネタバレ》 まあ、しょうもない邦題がついていますが、内容は、コソボ問題の複雑さを上手く描いていて面白い作品でした。 前半の紛争中のシーンは、あまりにアルバニア寄りで「トンデモ映画」臭が漂っていたのですが、その後のコソボに残ったアルバニア人ジャーナリストの物語がなかなか見応えがありました。 ラストの不条理さは、これからもコソボの地で民族対立の悲劇が続くであろうことを示唆しているようでした。 [DVD(字幕)] 7点(2009-04-19 00:16:53) |
5. 明治天皇と日露大戦争
《ネタバレ》 日露戦争とはどのような戦争であったのかコンパクトにまとめられているので歴史の勉強にもなる作品です。内容はまさに「偉人伝」といった感じで、やや仰々しく浪花節的ではありますが、それがまた良かったりします。嵐寛寿郎 の演技が非常にハマっていて素晴らしかったです。 [DVD(邦画)] 7点(2008-09-03 15:54:33) |
6. 地下鉄(メトロ)に乗って
《ネタバレ》 昭和の風景は非常にノスタルジーを感じさせますし、出演者の演技も中々良かったのですが、設定やストーリー展開に粗が目立ち、もう少し丁寧に作り上げても良かったのかなと思いますね・・・・。 まあ、それでも途中まではおかしな点を突っ込みながらもまあまあ観れたのですが、「階段落ち」シーンの前後当たりで全てが台無しになりましたね。まあ、あの展開はいくら作り話とはいえ酷すぎます。唖然としてしまいました。自分の父親やそれぞれの愛人に余計な苦しみを与えておいて、自分は不倫が無かったことになり後ろめたさが消え、父親を許せる気持ちにもなりました目出度し目出度しではね・・・・・・。 [地上波(邦画)] 4点(2008-07-29 17:31:05) |
7. めぐみ-引き裂かれた家族の30年
《ネタバレ》 しがらみの無い外国人による製作であるが故に、この拉致事件の異様さ、悲惨さがストレートに映し出されています。 この作品を見ると、横田夫妻ら拉致被害者の家族達を苦しめているのは北朝鮮だけでないという事が本当に良くわかります。見てみぬふりを続けてきた殆どの大手マスコミや多くの政治家達、そしてあまりにも無関心であった多くの市民も或る意味加害者であるといえるでしょう・・・・・。(あとは、拉致被害者家族の純粋な気持ちを利用するような輩が出てこない事を願いたいですね。もう居るのかもしれませんが。) とにかく1人でも多くの人に見てもらいたい作品ですね。 [DVD(邦画)] 8点(2007-06-05 18:26:20)(良:1票) |
8. メリンダとメリンダ
《ネタバレ》 何というか、映画というよりはウディ・アレンによる演劇論・人生論講座というような作品でした。2つのストーリーが展開していきますが、あくまでもケーススタディなので感情移入がしづらかったですね・・・・。おまけにストーリー自体もそれ程面白くなかったので少々退屈でした。 ウディ・アレン好き以外にはあまりお勧めできない作品です。 [DVD(吹替)] 5点(2007-05-24 18:36:10) |
9. メリィ・ウィドウ(1934)
《ネタバレ》 ルビッチ監督の小道具や小ネタの使い方は本当に見ているものを飽きさせないですね。何というか、次にどんな事がおきるのだろうかとワクワクさせてくれますし、その期待を裏切らない発想には頭が下がります。牢屋のシーンなんて良く思いついたなと感心するばかりです。 とても楽しい作品でした。 [ビデオ(字幕)] 8点(2006-11-25 21:47:53) |
10. メル・ブルックス/逆転人生
《ネタバレ》 コメディではありますが、結構スラムの実態を映し出していて考えさせられる作品でもありました。メル・ブルックスが運び込まれた病院のシーンなんかは、現実にありそうでちょっと怖いですね。 ストーリー的には、まさに正統派喜劇といった感じで非常にラストまで上手く作られています。(ライバルに賭けを認めさせた後、ちゃんと裁判で争っているところがアメリカらしいですね。) まあ、とにかく安易に委任状を渡してはならないということですね。(しかし、アメリカの弁護士って、そんなに信用が置けないんですかね・・・・日本とは全然違いますね。) [DVD(吹替)] 8点(2006-11-05 18:57:41) |
11. メル・ブルックス/珍説世界史PART I
《ネタバレ》 非常に馬鹿馬鹿しくて笑える作品でした。しかし、よくもまあこれだけのネタを揃えたなと感心しますね。モーゼが十五戒を十戒にしてしまうわ、ローマ時代に現れて強盗に遭うわ大活躍だし、宗教裁判のミュージカルは妙に良く出来てるし・・・・・。まあ、何よりもスケートをするヒトラーや宇宙で活躍するユダヤ人が出てくるパートⅡが観てみたいですね! [ビデオ(字幕)] 7点(2006-09-15 11:37:12) |
12. メリー・ポピンズ
《ネタバレ》 とても楽しい作品ですね。見終わった後、ついつい「チム・チム・チェリー」を口ずさんでしまったり、散らかった部屋で指を鳴らしたりしてしまいました(当然、部屋は片付きませんでしたが)。ジュリー・アンドリュースのちょっとクールな演技がとても良かったですね。 しかしまあ、「Supercalifragilisticexpialidocious」を早口でいうのは大変でしょうねw(おまけに逆から言ってもいるし) ストーリー的には、教育のあり方や家族のあり方についても描かれており、子供も大人もそれぞれの見方で楽しめる作品だと思います。 ラストに傘を手にして飛んでいくメリー・ポピンズのバックに映し出されたロンドンの風景がとても美しくて印象に残りました。 [ビデオ(吹替)] 8点(2006-07-09 01:01:07) |
13. メル・ブルックスの大脱走
《ネタバレ》 エルンスト・ルビッチの「生きるべきか死ぬべきか」をほぼ忠実にリメイクしています。ただ、若干ユダヤ色が強い感じですかね。あとは、「プロデューサーズ」にも雰囲気が似ていましたね。(ゲイが出てくるところとか、「good luck」と「break a leg」の話とか・・・) しかしながら、良く出来たストーリーだと思います。本当にスリリングな展開(特に教授の死体の場面は一転二転して面白かったですね。)に釘付けになりました [ビデオ(字幕)] 8点(2006-06-22 11:27:16) |