21. モスラ(1996)
平成ゴジラと比較しても、ちょっと・・・って感じでした。兄妹で逃げてる途中で妹コケたり、崖から落ちそうになって手を伸ばしてつかまれ~とかいうノリは一体何十年前のシロモノよ?みたいな感じですし、デスギドラがどど~って流された後、一体何処行っちゃったのよ?みたいな展開とか、カットの繋がり、演技の繋がりがプロの仕事とは思えないモノだったり、これで本当にお金取って人に見せていいの?って。意味不明なキャラクターや、デジタル合成史上最低レベルのモノも登場して、本当に大丈夫なのか?東宝さん、って思った映画でしたが、唯一、羽野晶紀のベルベラが、ちょっといい個性出してたので、私のワーストワンからは逃れた、というところです。 [試写会(字幕)] 1点(2004-01-15 14:23:01) |
22. 目撃(1997)
意外と面白かったです。前半はゆっくりしたペースで、今時このテンポはツラいんじゃない?なんて思ったのですが、そのうちにどんどん映画の中に引き込まれてゆきました。やっぱり巨大な悪に立ち向かう物語って、気持ちがいいです。ただ、主役二人がミスキャスト気味なのはちょっと。イーストウッドは老体に鞭打つ、って感じですし、ハックマンは大統領って言うよりチンピラの親分。その分、脇が良かったな、って。エド・ハリスのかわいいオヤジ、ってノリが微笑ましく、大統領の側近三人衆が『タイムボカン』シリーズの悪役を思わせたりして。普段、イーストウッド演出ってあんまり好きじゃないんですけど、この映画にはイーストウッド映画の表面カラカラ中どろどろ、って感じが見られなかった分、楽しめた感じでした。 [映画館(字幕)] 7点(2004-01-15 14:12:56) |
23. モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル
《ネタバレ》 ふわふわ系の動物好きなのに、ウサギは苦手なのは、この映画のせいかもしれません。ウサギは襲ってくるもの、って意識が植え付けられてしまいました。クライマックスでテリー・ギリアムが突然死するあたりのメチャクチャさ加減は、判らない人には徹底的に判らないでしょうねぇ。ちなみに、私が映画館で見たのは日本語吹替え版だったので、メチャクチャなオチに対するエンドクレジットでの声優達のボヤキが楽しい映画でした。 [映画館(吹替)] 7点(2003-11-23 22:54:03)(笑:1票) |
24. モダン・タイムス
子供時代、母にせがんで連れて行ってもらいました。それはそれは楽しい映画で、しばらくはチャップリン、最高!って状態。今見れば「チャップリンの笑いってクドくて笑えない、むしろヒくところがあるなぁ」なんて思ったりもするんですけれど(機械の中に巻き込まれた上役に対して執拗に嫌がらせをしてみせるところなんて)、色んな才能がたっぷりぎゅっとチャップリンの中に詰まっていて、それが人を楽しませる、そう考えると、やっぱりチャップリンって偉大だったんだな、ってつくづく思います。それにしても当時、ロードショー劇場の最高峰、有楽座の指定席を親子4席分買ってまでこの映画を見せてくれた母に今更ながら感謝。そういう子供時代の経験があって、映画を「見に行く事」(「見る事」でなくて)の愉しみ、悦びを今も味わえているのですから。 [映画館(字幕)] 9点(2003-11-22 22:12:34) |
25. 模倣犯
森田監督が時代の先を行ってやるぜ~、と思いつつ、思いっきりダサくなっちゃってるのがハッキリ見て取れて、痛々しいです。中学生の撮った映画みたいに「アイタタタ~」って感じで、見ていてこっちが恥かしくなっちゃって「やめて~」って。中居くん側の感覚か、山崎さん側の感覚か、どちらかをスッパリ切って整理したら、幾分マシになったと思うのですが。あと、爆笑問題の部分は全く不要かと。そうそう、この映画を有楽町の映画館で見ていて、津田寛治が小池栄子を・・・のところで震度4の地震がやってきて「あわわわ~」。なので映画に集中していない時間があった事を書いておかねばなりますまい。もっとも、集中していたら、点数上がったかというと、それは絶対ナイと断言できますが。 [映画館(字幕)] 1点(2003-11-21 13:38:11) |