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1.  モンタナの風に抱かれて 《ネタバレ》 
卒直に言ってかなりの「とんでも映画」では無いかと。 冒頭の悲しい出来事を経て、傷心のスカヨハ&お馬さんが雄大なモンタナに赴く所までは良かったのだけれど、 中盤からまさかの金妻展開に。 全くジャンルが異なる映画を無理やり見せられているかの様で違和感が物凄かった。 御大ロバート・レッドフォードは公開当時62歳、同年代でこんなにカッコ良くて渋い人は殆どいませんが、 金妻展開に持っていくのはかなりの無理が有った様な。 もしかしたら、御大はクリスティン・スコット・トーマスとお近づきになりたいが為にこの映画を企画したのかも・・・ 点数はお馬さんとモンタナの雄大な景色に対して献上致します。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2024-07-09 16:48:30)
2.  モータルコンバット(2021) 《ネタバレ》 
予備知識ほぼゼロ、ゲームの事は動画配信サイトでとどめを指す趣味の悪いグロシーンを知っている位。 ゲームへの思い入れが全く無いので可も無く不可も無くと言う印象。 終始明るい色調の画面に織り込まれるグロシーン、何となく違和感有り。 「家に入れ!」言う事を聞かない妻娘にイラつき、CG丸出しの6本手の巨人はチープ。 続編有りきの終わり方、なんとも中途半端な映画だ。 加点要素は真田広之の存在。 以上。
[インターネット(字幕)] 3点(2022-03-03 13:55:07)
3.  MORTAL モータル 《ネタバレ》 
「雷神トール」と言っても大多数の人は「誰それ?」となるだろう。 では、「マイティ・ソー」は如何だろうか。 答えは聞くまでも無い。 あのマーベルのチャラい神様と、本作で描かれる主人公は実は北欧神話をベースとした同一人物なのである。 ここまで読んで本作を観てみようと思った貴方、実際に観る前に忠告しておきましょう。 本作にマーベル版と同じノリを期待してはいけません。 そう思って臨んだら、本作には至極ガッカリすると思います。 私はこう考えます。 「マイティ・ソー」では無く「雷神トール」は、北欧の人達に取っては物凄く愛着の有る、郷土愛と結びつく尊い存在なのでしょう。 本作を監督したアンドレ・ウーヴレダルさんもきっとその一人、それは過去作品からしても判ります。 アンドレさん、恐らく「マイティ・ソー」を観て忸怩たる思いをずっと抱いていたのでは。 曰く、「俺たちのヒーローをあんなチャランポランなキャラにしやがって!」と。 そして、「俺だったらもっと良い作品が絶対に出来る!!」とも。 そういう前提で観ると、本作に感じる様々な疑問が氷解します。 怠い展開は初めから二部作・三部作を想定していたから。 説明が不十分なのは「余計な説明などしなくても北欧の皆は判ってくれる!」と思っているから。 そして、スポンサー側が皆その考えに賛同してくれたから。 じゃなければ、生殺しも良い所のラストを迎えるこんな映画には誰もGOサインなど出しません! 北欧神話を少し勉強すると、本作への見方がもの凄く変わります。 正直に書いちゃいましょう。 私、本作の続編に物凄く期待しています。 続きが滅茶苦茶観たいです。 「普通の女性」に弱い私にグサッと来たヒロインのキャラに対する加点も含めて多少甘めの点数で、7点献上します。
[インターネット(字幕)] 7点(2021-09-28 13:21:59)
4.  燃ゆる女の肖像 《ネタバレ》 
ラスト数分の描写に本作で描かれた全てが濃密に凝縮されている。 派手な色恋沙汰を期待すると肩透かしを喰らう。 主演二人の表情の変化を観ながら物語に浸れる作品。
[映画館(字幕)] 8点(2021-01-11 20:30:33)
5.  燃えよドラゴン 《ネタバレ》 
タランティーノの「ワンハリ」を観て、ブルース・リー作品を観ておく必要有りと思った為に鑑賞。 恥ずかしながらブルース・リー作品をじっくり鑑賞するのは初めて。  まず、ラロ・シフリン作のテーマ曲が滅茶苦茶良い。 雑多な香港の街並みと併せてワクワクするオープニングだ。 トーナメント参加の為に世界中から名うての格闘家が集まる描写は本作が原点なのだろうか。 太る前のサモ・ハンを観られるのも面白い。  ブルース・リーは心の底から夭折が惜しまれる位にカッコいい。 TENETでもオマージュが捧げられていた名セリフ"Don't Think, Feel!"、この人が言うと説得力が半端無い。  後半の大勢で戦うシーンが何だかドリフのコントの様だったのと、ラスボスがどうしても強そうに見えず (交換式の鉤爪は可愛いし)、終盤若干のパワーダウン感は否めないが、当時の若者(タランティーノ含め)が熱狂するのも判る。  ブルース・リー作品は本作が頂点との話を聞くので、他作品を観るべきか否か迷っております。
[インターネット(字幕)] 8点(2020-11-17 11:36:03)
6.  もののけ姫 《ネタバレ》 
何と23年振りの劇場鑑賞である。 初回鑑賞時は、子供などはなから度外視・アニメとは名ばかりの100%大人を対象とした物語と語り口に物凄く疲れたと記憶している。 23年の月日を経てそれなりに社会経験を積んだ52才のオッさんに取って、本作は色褪せるどころか寧ろ力を増していた。 ボキャブラリーの無い私には、情け無いが「怒涛の造り込みがとにかく凄い」位の表現しか見つからない。 とにかく、登場する全ての物(自然・人間・深き森の神々達)の描き込みが神がかっている。 取り上げたテーマも、23年の月日を経てより世俗にまみれた人間になってしまった私に取ってもはや溜息をつくしか無い事であり、 情け無さ・やるせなさばかりが残る。 これだけの作品に10点満点を付けないのは、本作唯一の失敗した点と言える田中裕子の起用。 あれだけの主要人物の声を演じられるのはプロの声優しかいないと思う。 殆どのセリフを棒読みなのには興を削がれて最後には怒りが込み上げてきてしまった。 なので9点を付けさせて頂く。 ジブリ作品は本作の後にアカデミー賞を獲得した作品も有るが、私個人的には本作がスタジオジブリの最高傑作。 本作以降は宮崎駿の余興的作品としか思えない。
[映画館(邦画)] 9点(2020-07-05 22:03:08)
7.  モリーズ・ゲーム 《ネタバレ》 
オリンピックを目指していた女性が辿る数奇な運命を題材にした実話の映画化。 それにしても、アメリカの方々は本当に博打(特にポーカー)を題材にした映画を創るのが好きだと思う。  私は実話をベースにした映画を観るのが好きなので鑑賞したが、そもそも私は博打・ポーカーに全く興味が無い。 なので中盤以降はストーリーの詳細は敢えて深く追わずに、豪華絢爛な出演陣の演技を楽しむ事にした。  イドリス・エルバ ⇒相変わらずの磐石な演技、終盤の司法取引での迫力に満ちた台詞の連打は流石。  背中で演技が出来る数少ない俳優。 彼くらいスーツが似合う様に私もなりたい。   ケビン・コスナー ⇒鉄板の渋い演技。年齢を重ねた事がかなり大きくプラスに働いている稀有な事例ではないかと思う。 (若い頃の作品は自意識過剰過ぎて木っ恥ずかしくて観ていられない)  ジェシカ・チャスティン ⇒以前から演技の上手い女優さんだとは思っていたが、正直、女性としての魅力には欠ける女優さんだと思っていた。 ところがどっこい(←死語)、本作はアップが多い事と女性的なファッションが多かったせいも有り、 「あれ? なんだよ、いい女じゃん」と素直に思ってしまった。(男とは本当に馬鹿だ笑) いずれにしても、「彼女が主演ならば・・・」と言う映画鑑賞の一つの「きっかけ」がまた増えた次第。   余談になるが、本作を観てモデルとなった実在の人物、モリー・ブルームに興味を持った方は是非、 Google等で写真を確認して頂きたい。 なんとまぁ、ジェシカ・チャスティンとはタイプは違えど、こりゃまた魅力的な女性。 こりゃ非合法のポーカークラブが盛況になる訳だし、映画の中でモテモテなのも納得。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2019-06-05 14:38:59)
8.  モンスタートラック 《ネタバレ》 
内容は家族向けの至極健全なもの。 ピックアップトラックの本場、広大なアメリカをトラックが縦横無尽に走り回る描写はワクワクするが、大人には少々物足りない。 最も気になったのはヒロイン役のジェーン・レヴィ。 あのホラー映画のイメージが強すぎて笑える位に高校生役が全く似合わない。 どうせなら、題名の通りこの娘が死霊に乗り移られてモンスターになりトラックを乗り回す方がウケたかも(?)
[CS・衛星(字幕)] 6点(2018-03-23 12:50:40)
9.  モーガン プロトタイプ L-9 《ネタバレ》 
研究所のメンバーが何故、あそこまでモーガンを助けようとするのかが判らない。 外観も性格もそれほど魅力的とは思えず。 途中からオチも判ってしまい、興冷め。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2017-11-27 12:43:46)
10.  モールス 《ネタバレ》 
良く出来たリメイクだと思う。 ただ、綺麗にまとまり過ぎている感は有るので、原作・オリジナルの映画に対し何らかの思い入れが有る人は不満かも知れない。 もしこれから本作を観ようという方がいらっしゃるなら、原作・オリジナルの映画に関する情報は一切入手しないで鑑賞する事を強くお奨め致します。
[映画館(字幕)] 7点(2011-08-07 11:33:37)
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