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プロフィール
コメント数 327
性別 女性
年齢 37歳
自己紹介 知的障害を持つ23歳女性です。
1週間に40時間働いているから多分社会人だと思うけど
今は旦那や発達障害者仲間とルームシェア生活です。

知能指数は11歳ですが、
この映画レビューサイトでは
見よう見まねで大人びた文章で気取らせて貰っています。

ちなみに登録自体は旦那がやっていますので
■妻投稿■がついているのが私です。
あ、でもそうじゃないので一人称が「僕」なのも
実は私が投稿していたものもあったり
「ドラえもん」とか「A」とか(^_^;)

インターネットの書き込みは初めてに近く
インターネットルールは一通り勉強したつもりですが、
「場の空気を読む」などの高度な技術は難しいので
そんな時にはスルーしてください。

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1.  もののけ姫 《ネタバレ》 
妻投稿■この映画はちょっと私と価値観が違うかな。私は絶望と破滅に遭遇したとき、戦わなくちゃいけないものは「憎しみ」という感情よりも「無力感」だと思う。無力感は本当に身を滅ぼすから。(「キリング・フィールド」の農場のシーンみたいに)。一方この映画は、憎しみと人間が持つ万能感を自然の反乱という物語を利用して批判している。■ただ人間が死や殺戮に憎しみを持ち、自然に対して万能感を持つようになった、つまり自分たちは自然の中ではなく、自然の外に生きているのだという認識が変化したころって、もののけ姫の時代じゃないかと思います。味噌汁を食べるジゴ坊さんとまったく子供がいないタタラ場、そこから終盤の優しい森とトキの台詞の変化にそれがうかがえるんじゃないかな。この映画は死者を埋葬ではなく屈葬していた時代からの意識の変化、自分の命と自然の命に対する世界観の変化を、実際は何百年もかけているのを数十分で表現しているのではないかなあと、知ったか妄想爆裂させている私です。
[DVD(邦画)] 7点(2011-07-02 08:33:13)
2.  モンスターズ・インク 《ネタバレ》 
妻投稿■ば、爆笑問題の田中とでぶやの石塚がそのまんま出演している錯覚が・・・・(^_^;)■それはともかく、「ドアの向こうに違う世界がある」というコンセプトが描かれたファンタジーはアニメでも絵本でも童話でもたくさんあるけど、そのほとんどが「現実世界の子供」を主人公にしてドアの向こうの異世界を「あちらの世界」というように描いている。しかしこの映画は(ピクサーの描く世界だから当然ともいえるが)、「あちらの世界」が主人公軸で、現実世界の子供の部屋は「異世界」という位置づけである。こういう逆説的なコンセプトのファンタジーは実は非常に少なく、そういう意味ではさり気なく凄い革新的な事をこの映画はやっている。■そういえばピクサーはどの作品でも徹底的に「異世界」を現実的な世界として、「現実世界」を異世界として描く作品が多い。アニメなのにNGシーンがあるのも、遊びの一環というよりも観客に対して「この映画はモンスター世界で作られた映画」というプロットを見せることで徹底的に現実と空想を逆にする試みの一環なのではと思えてくる。そうすることによって見えてくる独特の視点。その視点をどう生かすかについてピクサーは半端ではない追い込みをかけるから、ピクサーシリーズは「CGアニメ」を「CGで作られたアニメ」という意味以上のものに昇華させたのだと思うし、この作品はその象徴だと思う。■旦那も書いていたけど、最後ドアを開けた時、ブーが成長して美人なティーンエイジャーに成長しているというラストが良かったと思う。そういう技をさり気なくできるコンセプトを、この映画はたった2時間で完成させているのだ。
[地上波(吹替)] 9点(2009-01-22 03:29:21)(良:1票)
3.  モスラ(1996)
命の神秘を感じてほしいので、戦車や都市破壊シーンを出さないというスタッフの趣旨をパンフでみた瞬間狂気の沙汰だと思った。ただ考えてみれば怪獣映画の歴史で初めて人間に語りかけてきたのは実はモスラの小美人。モスラ3部作は主人公が「家族」「友達」であり、それが味方怪獣と敵怪獣両方に対してどう向き合っていくかを描いた作品なので、自衛隊は邪魔かもしれない。少なくとも「小さき勇者ガメラ」みたいに子供を変に美化する方向に逃げず、真正面から描きたい事にぶつかっているようには思える。怪獣同士の戦いも最近のクソCGやふざけたプロレスファイトに比べ迫力と美しさの点では結構レベルが高く、怪獣映画の1つの形として評価することは十分にできる。
[ビデオ(邦画)] 6点(2009-01-02 06:47:27)
4.  モスラ対ゴジラ 《ネタバレ》 
ゴジラは一作目は別格で、あとは子供向けと評価されているが、それのどこが悪いんだろう。確かに目も当てられない作品もあるが、この作品は僕は一作目と同じくらい好きだ。卵からイモムシが生まれ、さなぎになって羽化してチョウチョになって死んでいく虫。この神秘を僕らガキどもはゲージに保管して観察するものだが、円谷は逆に人間を踏み潰しかけない化け物としてこの身近な神秘を表現したんだと思う。それはゲージに入れられるようで、でもゲージに入れるのはかわいそうだと感じる小美人の存在からもうかがえる。そして今作品も日本国を蹂躙し、戦争の化身として暴れまわるゴジラを少年がゲージに保管した神秘の化身モスラがやっつけるというストーリーは、間違いなく円谷から子供たちへのメッセージであり、この映画は立派な「子供向き映画」なんだと言える。・・・・・以下妻投稿・・・・嘘です。旦那トイザラスで私にモスラの幼虫指差して「あれ、ゴジラのウンチが放射能浴びて怪獣になったんだよ」とか言っていました。
[レーザーディスク(邦画)] 10点(2008-12-03 19:47:00)(良:2票)
5.  モダン・タイムス 《ネタバレ》 
妻投稿・・・旦那は10点入れていたんですけど、私はこの映画を全く評価しない。それはたぶん私に秋葉で人を殺した奴と同等の知性しかないからだと思うし、10点をつけている人のレビューの方が正しいと思うし、その人たちをけなすつもりは毛頭ない。でも私にはなぜこれが「世紀を超えた感動作」と今の日本で言われるのかがさっぱり分からないのだ。第一にベルトコンベアーの作業がきつい、人間性を奪うと風刺されているが、世の中には恐ろしい人間関係よりも一つの作業に集中した方が心穏やかな人間もいるのだ。第二に精神障害者が自分から刑務所に入るために悪さするシーンがあるが、私はこの時点で主人公に感情移入するのをやめた。障害者だろうがなんだろうが悪い事をするなんてとんでもないことだ。今の日本じゃ障害を持った方が恐ろしい暴力団や企業から逃げるために刑務所に入るなんてことがしょっちゅう起こっている。でもほとんどの障害を持った方が犯罪や人倫に反することに反対している。そこにはまさに羅生門でお婆ちゃんを裸にするかどうか究極の選択があるわけだが、チャップリンはそれすら無視してコメディーにしてしまっている。正直そんな人間が女の子に対して「笑って」なんてポーズとった暁にはどう咀嚼していいのか分からなかった。第三に食堂でのシーン・・・普通あんな失敗したらそれこそ店長や他のスタッフから集団暴行されるか物凄い違約金を請求されるだろう。たぶん他のレビュワーさんだって目の前で同僚がそんな粗相をしたら文字通り「ただじゃおかない」だろう。でもチャップリンだと変なダンスとパントマイムをすれば万事オッケイ・・・。■以上の事から考察すると、チャップリンの「笑っていきましょう」の世界は所詮「責任」がない暖簾に腕押し世界。ごめんとクビで全てがなかった事にされる世界。実社会は「自分が誰かに破壊されない」為に何かを負担し続けなければならない世界だ。でも女の子が集団暴行で死んでしまったら私はランス・フォン・トリアーを酷評したのと同じ理由で酷評するのだろうな。つくづく自分勝手なレビュワーだと自分でも思う。■でも私は何でこの映画が世間で感動されているのかはわからない。私自身これを見ても「てめえはこの映画で感動する権利なんかない」と言われているように感じるし、この映画に感動しそうな人を、私は生きていてもそんなにお目にかかっていない。
[レーザーディスク(字幕)] 1点(2008-04-07 00:00:10)(笑:1票) (良:1票)
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