1. 山猫
どこがいいのかわからない映画。絢爛な舞台、豪華な登場人物。歴史の一時期を切り取った変わりゆく時代。 どれも退屈さから免れることができなかった。 退屈でも、その退屈さすら好きな映画はあって。「マルメロの陽光」などは静かに時間が流れる退屈さに眠りを誘うけど、寝てしまったあとで見直したいと思えた。 「山猫」はストーリーがあるだけ、そのストーリーに興味をそそられない分退屈。 フェリーニの映画で流麗さがいつの間にか沁みこむようなニーノ・ロータの音楽でさえ居場所が無いように思えた。 バート・ランカスターは魅力的だったけど、ドロンもCCもイマイチ。 [DVD(字幕)] 3点(2019-11-02 15:51:18) |
2. やさしくキスをして
《ネタバレ》 大好きなケン・ローチの映画の中でも一番苦手な映画。いつものように人種や宗教などの違いなどからくる差別や偏見を扱っていますが、この映画に関してはみんなが自分の幸せばかり押し通しすぎです。あまりにも自分の立場を考えてと主張しすぎる人が多くゲンナリでした。他の人の幸せのためにと身をひく慎ましやかさに感情移入しやすいので、こういう映画は嫌いです。エジンバラの大学に行く妹と、学校長はのぞいて、みんな不幸になればいいと思ってしまいました。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2007-11-12 23:13:06) |
3. 野生のエルザ
《ネタバレ》 この映画くらい子供の時に見たのと今見るので感じ方が違うのも珍しいです。子供の頃に見れば野生に帰れて良かったね、ですむのかも知れないけど、今は色々と考えてしまいます。動物園の動物をかわいそうだと言い切っているけど、家猫より野良猫の方がしあわせに決まっていると言うようなものです。どちらが幸せかは決してわからないことです。出てくるライオンたちがかわいくて、特に大きくなって動物園に移動させられる3匹が、それぞれ猫のように運ばれるシーンは思わず顔がほころびました。その後、作者はライオンに殺された風に装われて地元の人に殺されてしまいましたが、その話に関しても色々と隠されていることがありそうです。。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2007-02-08 15:57:36) |
4. やさしい嘘
タイトルからストーリーもラストのオチも、すべてが分かってしまうような映画でした。過去に色々と同じような設定の話が繰り返されてきたので、心に残るシーンや、ひっかかる言葉が無いと、ただのありがちな映画で終ってしまいます。親が複数の子供がいる場合は中の誰かを、より愛するのはしかたないことです。同じシチュエーションの親子関係がでてくる「田舎の日曜日」のような味わいも感じませんでした。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2006-01-18 13:03:52) |
5. やかまし村の春・夏・秋・冬
前作の続きで楽園のように日々が続きます。こちらは雪の中クリスマス、年の初めを迎えるストーリーや、雪解けの風景など相変わらず美しいシーンが多くて、映像をとめてしまいたいくらいきれいです。しかし美しいものにつきものなのですが、現実感がはあまり感じられなかったです。私は人間(子供も)が魅力を発するのはどこかに悲しいものを持っているからだと思います。塩味の聞いてない和菓子のような映画でした。前作同様7点です。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-01-17 06:56:30) |
6. やかまし村の子どもたち
《ネタバレ》 全編を通して牧歌的で、どのシーンを切り取っても美しいポストカードのような映像でした。極力、死とか金とかをはずいているので、楽園に来ているような感じで安心して見ていられました。最初の方の好きなものと嫌いなものを反対に言おうと言うところ、大好きです。ただ、この映画を見て街で暮してTVゲームばかりしている子供はかわいそうとか思う気にはなれませんでした。この映画は好きですが楽園は私には少し退屈かもしれないと思いました。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-01-17 06:47:27) |
7. 柔らかい肌
《ネタバレ》 地位も名誉もあり家庭でもうまくいっている中年男性が、魅力的な女性に出あって受動的な行動ではありますが、すべてを捨ててしまう決心をする。不倫映画なんですがトリュフォーらしいドキドキさせるシーンも多く楽しめます。今見るとあまりにもストーリーが短絡的な気がしますが、当時としては納得がいくのではと思います。今の時代、不倫=悪というイメージが必ずしもないので、古さは否めないのですが。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2005-10-26 17:19:09) |
8. ヤング・フランケンシュタイン
笑いのツボが日本人とは違うかなと思うことも多いメル・ブルックスですが、これはその中でも面白さがピカ1です。フランケンシュタインに襲われるところの、ちょっと下ネタっぽいマデリン・カーンが最高です。彼女のバンプっぽい独得の話し方が大好きです。吹き替えで見たときは少しがっかりしました。確か何年か前に癌で亡くなってしまったんですね。 [映画館(字幕)] 8点(2003-09-29 10:16:12) |
9. ヤング・ゼネレーション
採石現場のシーン、さりげない食事のシーン、田舎の町のシーンがとても新鮮でした。なかなかありそうでない映画です。 7点(2003-08-19 10:06:13) |
10. 八つ墓村(1977)
洞窟のショーケンと小川真由美がエロいです。マジに怖かった。 5点(2003-08-19 10:04:17) |
11. 屋根の上のバイオリン弾き
30年前に映画館で見たときには少し長いなあと思いながらも「サンライズ・サンセット」で感動しましたが、今回見直して主人公の夫婦は理想の親の姿だなあと別のところでも感動しました。親は子供が間違った道に進むかもしれなくても、それが子供の幸せなら見送る強さが必要で、それが子供にとって一番望むものかもしれない。トポルは「フォロー・ミー」と、この映画の2本のおかげで大好きな俳優です。「サンライズ・サンセット」。生きている時間の残りが短くなってきて、さらに感動が深まりました。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2003-07-27 15:03:24) |
12. 山の郵便配達
きれいな映画でした。小説を先に読みました。小説をそのまま映像化したようなカメラワークが印象的です。小説を読んだときに内容が思ったより残らなかったのに、映画では鮮明に残っています。 「小さな中国のお針子」もでしたが、小説よりも映像で感動することができる映画はすごいと思いました。 [映画館(字幕)] 8点(2003-07-03 03:24:20) |
13. ヤンヤン 夏の想い出
どこかで見たか読んだかした内容のようで、デジャブ感を感じながら見ていました。ラストの写真いいですね。 5点(2003-07-03 02:58:58) |