1. 屋根の上のバイオリン弾き
屋根の上のバイオリン弾きって、主人公たち民族の培ってきた伝統を守り続けることで暮らしている自分たちを比喩したものだったのか(ていう感じか!?)後半が物悲しかったけど、迫害されても彼らの場合は悲惨な運命を辿るんじゃなくて、新しい場所で再びやっていける希望があるって感じられたのが救いでした。音楽は、自分は冒頭の「トラディション」とそれに続くオープニングのバイオリンの音色がとても好きです。「一家を支えるあるじ、それがパパ~!家の中で家事をし家庭を守るのがママ!10歳で商売を学び許婚を決められる息子、母親から家事を教わり父親の勝手に決めた相手と結婚する娘!・・・」日本もちょっと昔までは同じような生活だったんだろなと思い、大変な暮らしかもしれないけど、何だか微笑ましくてうらやましくも感じた。みんながいつもせわしなく働いていて、村人の結婚の仲介をするおせっかいな世話好きのおばさんとか、成金の人や村人の相談を持ちかけられるラビ様とかいろんな人がいて、それぞれがかけがえない存在で助け合いながら生きて行くのってやっぱりいいなと思いました。 8点(2004-09-05 01:09:58) |