1. 柳生一番勝負 無頼の谷
シリーズ3作目。悪いやつがゴロゴロいる村に十兵衛がやってきて、そいつらをやっつけて、去る。分かりやすい典型的な娯楽映画です。無数の敵に斬り込むラストは見ごたえあり。 ていっても、恐らく他にレビューされる方はいらっしゃらないんだろうなぁ。聖なるクリスマスに家で一人で「柳生一番勝負」を観て、しかも微妙な面白さで、なんだか泣けてきた。はぁ~ 6点(2003-12-25 10:26:21) |
2. 柳生一族の陰謀
ヤクザ映画と時代劇ってのは近いのかもしれない、と思った。忠義とか仁義とか、この映画はドロドロしすぎだけど。これを時代劇と呼ぶのには抵抗を感じる。 4点(2003-12-21 13:13:08) |
3. 柳生武芸帳 片目の十兵衛
シリーズ5作目。相変わらずの武芸帳をめぐるドタバタ、さすがに飽きてきた。最大のクライマックスであるはずの十兵衛VS夢想権之介もイマイチ。シリーズを一気に観る、という自分にムリがあったのだろうか。 5点(2003-12-18 21:53:44) |
4. 柳生武芸帳 片目水月の剣
シリーズ6作目。 藩の取り潰しを恐れた隼人正が幕府に反乱を起こす。幕府としては泰平の世を維持するため、藩に膨大な財力を持たせない目的の参勤交代礼。隼人正としては藩の貧しい人々を思った結果の行動。正義と悪がいるわけじゃない。敵と、そうでないものがいるだけ。十兵衛もまた然り。世の中はいつの日も矛盾だらけである。 終盤に進むにつれ隼人正が悪者になっていくのは残念だったが、単なるシリーズの1本ではない、深みのある物語であった。 7点(2003-12-18 16:25:38) |
5. 柳生武芸帳 剣豪乱れ雲
シリーズ7作目。タイトル通り、剣豪達の物語である。秘伝「無刃取り」を模索する十兵衛、父の生きた証の型を使い戦う女剣士、そしてシリーズ最強に描かれる山田浮月斎。善対悪の構図は成り立たない。目指すのは最強。 「4人目の刺客」の謎、武芸長の在り処、さらに雨中での決闘などストーリーも面白い。からくり屋敷での忍者軍団との対決や十兵衛の槍、また馬上の戦いとアクションのバリエーションも豊富。ラストが一対一というのも好ましい。 柳生十兵衛の剣豪としての一面をフォーカスした本作は大満足の作品でした。 8点(2003-12-18 16:22:50) |
6. 柳生武芸帳 片目の忍者
シリーズ8作目。近作には武芸帳はほとんど関係ない。さらに言えば、柳生十兵衛である必要も薄い。 柳生一門と謀反を企む悪人集団との、壮絶な合戦映画。難攻不落の砦に、爆発の連続の中突き進んでいく。敵は無数、さらに最新式の銃。対するは30人余り。「柳生魂」を見せつけ倒れていく仲間達の恨みを晴らすように、血まみれになりながら鬼のように斬り付けて行く十兵衛の鬼気迫る表情が凄まじい。 胸高鳴る一本 7点(2003-12-18 16:19:35) |
7. 柳生武芸帳 夜ざくら秘剣
シリーズ2作目。人間関係は前作の続き、話は前作と同じ。後半から十兵衛が大活躍して面白い。家光との信頼関係はカッコ良く、さらに変装して敵陣に潜入したり白刃取りを見せたり、一対一の対決やおなじみのワイヤーアクション、そしてラストの大立ち回りは前作の2倍ある。 キャラクターを活かしてスケールを大きくする、正統派の続編映画。 7点(2003-12-18 16:16:51) |
8. 柳生武芸帳 独眼一刀流
シリーズ4作目。1作目と大まかなストーリーは一緒だが、松方弘樹演じる若侍が十兵衛を討とうと絡んでくる。今作は敵である浮月斎の影がとても薄く、よって十兵衛も主人公名がら活躍した、という印象は受けない。チャンバラも少ない。ラストもハッピーエンドながら爽快感はイマイチ。 最も目立ていたのは松方弘樹。息子に華を持たせる、ということだろうか。 5点(2003-12-18 16:14:40) |
9. 柳生武芸帳(1961)
正統派娯楽時代劇を観た、という満足感。やはりこれは近衛十四郎さんが演じる柳生十兵衛による所が大きいのだと思う。二刀流で次々と敵を切り捨てていく、電光石火の立ち回り。その姿、正につむじ風。さらに「マトリックス」ばりのワイヤーアクションまで飛び出し、チャンバラ映画の面白さを満喫させてくれる。柳生一族には「ゴッドファーザー」のようなファミリーを感じます。 8点(2003-12-15 01:32:32) |