1. ヤッターマン(2008)
「これはヤッターマンの実写化なのである」という前提と、「それだってストーリーも重要ではないか」という考えが観賞後にせめぎ合いました。合いましたが、最終的にはアニメ版からの小ネタのオンパレードと、ばらまかれた失笑の数々が、前提の側……というより、すべてを凌駕してしまった感じです。「ジャンボパチンコ」や「2号さん」で失笑を繰り返すたびに、私はこの映画にやられたことを悟りました。 前評判どおり突っ走った深田恭子をはじめ、キャストはみんな◎(影の薄さが言われていた福田沙紀も)。なかでも、漏れ伝わってきてなかった阿部サダヲの大活躍(笑)と、『ぶらり途中下車の旅』以外であんなに喋ってるのを久々に聞いた(観た)滝口順平に、それぞれ心の1点を差し上げます。 [映画館(邦画)] 6点(2009-03-15 01:39:17) |