1. 遊星からの物体X ファーストコンタクト
《ネタバレ》 冒頭の宇宙船・物体が発見されたという導入部分がくっついただけでストーリーの展開はほぼ同じ、前日譚というよりはリメイクに近いと思います。 ファンとして楽しみにしていたのは、やっぱり物体Xそのものです。 カーぺンター版といえば、顔から足が生えて胴体と離れるシーンや心臓マッサージの時の胸からガバッっていうシーなどトラウマになられた方もいらっしゃると思いますが、物体Xの造形や演出が可笑しくもあり怖くもあり、とにかく見事でした。本作もアニマトロニクス及び最新のCGを駆使した物体は確かに進化を感じたが、とびきりカーペンター版ほどのインパクトは受けませんでした。 また、同化された人物を特定するための方法では、今回は体内(口中に)有機物があるかないかという検査でしたが、やはり、カーペンター版のあの血液検査のドキドキ感は半端なかった。 肝心の物体Xの正体、謎に包まれているからこそ怖いのだけど…(^_^;)前日譚というからにはね。 結局、何の目的で物体が地球へやってきたのかも解明されませんでしたが 元々が完成された作品だっただけに新しい試みは避けたのでしょうか。全体的に物足りない印象を受けましたが、SFホラーの定番として、旧版を知らない本作が初めて方も楽しめると思います。 [ブルーレイ(字幕)] 6点(2013-01-13 14:32:36) |