1. 遊星からの物体X ファーストコンタクト
《ネタバレ》 ストーリーラインは旧作(カーペンター版)とほとんど同じだし、映像的にはパワーアップしているはずなのに、あまり面白くない。南極のノルウェー基地が舞台なのにアメリカ人の若い女性が主人公だったり、疑心暗鬼サスペンスをあまり重視せず、モンスターとの安易な追いかけっこに終始したりと、いかにも現代的な展開は旧作ファンには厳しいところ。まあいろいろ文句はあるのだが、旧作の冒頭に繋がっていくラストシーンはやはりワクワクさせられた。メアリー・エリザベス・ウィンステッドには、今後もこの手のB級ホラーヒロインとして活躍してほしい。 [DVD(吹替)] 5点(2013-01-08 20:44:14) |
2. U-571
以前ビデオで観た時はあまり印象に残らなかったが、DVDのdts機能で鑑賞すると面白さ3割増し。とにかく音響が凄い(アカデミー音響効果賞を受賞)。こりゃ映画館で観ても良かったな、と反省。マコノヒーもパクストンもカイテルもいい面構えしてます。女性が出てこない映画は潔くて良い。史実とはかなり違うみたいですが…。 [DVD(字幕)] 6点(2010-03-24 22:53:20) |
3. 許されざる者 第二章 獅子の鎮魂歌
第一章と合わせ3時間の大作だが、全く飽きることなく観られた。ジョン・ウーイズムにも通じる漢(オトコ)たちのドラマに胸が熱くなる!知名度は低いが、三池監督のニューヤクザものでも傑作の部類に入るだろう。 [DVD(邦画)] 7点(2010-01-25 07:11:48) |
4. 許されざる者 第一章 獅子の血戦
藤竜也がメチャクチャ格好良い!和製バイオレンスはハズレが多いが、いい役者が揃えばいい作品ができるという好例。根津甚八、松方弘樹、石橋蓮司ら脇を飾る面子がシブ過ぎる。DVDの仕様が悪く画質も並以下なのが残念。 [DVD(邦画)] 7点(2010-01-25 07:01:37) |
5. 幽幻道士
『霊幻道士』と比べ内容が特に優れているわけではないが、テンテンとベビキョンが可愛いという理由だけで、1点は上乗せできる。また、子供たちが特殊霊魂になるところなんか最高に格好良いのだ。小学生時代、ビデオ録画した本作を何十回も繰り返し観たものだ。今回DVDをレンタルしたのだが、画質はビデオ並み、吹き替えで観ているのに日本語字幕が消えないなど、問題点が多い(まあ、懐かしの吹替え版が入っているだけでも儲けものだが)。リマスターして再販してほしいものだ(できれば単品で)。 [DVD(吹替)] 7点(2009-08-28 09:56:25) |
6. ゆりかごを揺らす手
レベッカ・デモーネイが怖い!たまに普通の人の役をやっていると、いつかキレだすんじゃないかとビクビクしてしまう。それくらいこの映画はハマリ役。ベタだが、知的障害のあるアーニー・ハドソンが子供たちを守ろうとする姿にグッときた。この当時のサイコ・サスペンスの中では頭ひとつリード。無名時代のジュリアン・ムーアも出ている。 [DVD(字幕)] 7点(2009-07-20 17:54:44) |
7. 許されざる者(1992)
憎しみは憎しみを呼び、暴力は暴力で贖われる。クリント・イーストウッド渾身の一作。ジーン・ハックマンが懐の深い演技を見せ、納得のオスカー受賞。傑作西部劇。 [DVD(吹替)] 9点(2008-02-29 01:08:07) |
8. 遊星からの物体X
《ネタバレ》 もはや古典といわれる本作だが、ロブ・ボッティンの手による「物体X」の造形は、今観ても全く色褪せることなく新鮮だ。「物体X」の七変化は、恐怖と同時に、「次はどうなるのだろう?」という見世物的な好奇心を刺激する。CGのない時代に、よくここまで出来たものだ。しかし、本作の魅力はそれだけではない。密閉された南極観測基地におけるヒーロー不在の状況(登場人物はむさ苦しい男だけ←コレ重要)、疑心暗鬼に駆られた者たちの心理サスペンス(血液検査のシーンの素晴らしさ!)、エンニオ・モリコーネによるカーペンター・サウンドの忠実な再現…と、挙げたら切りがない。これぞ名作! [DVD(字幕)] 10点(2007-11-18 07:13:53) |