1. 夢売るふたり
コメディとシリアスがちょうどいい具合に同居しているので楽しめた。細部に気になる点は多いけど、松たか子で相殺。素晴らしい女優です。西川監督だからこそ彼女にここまでの演技をさせられたのだろうな、と思うと監督の今後がとても楽しみ。もっと伸びる可能性がある人です。日本の映画史上に残る女性監督になうことでしょう。 [DVD(邦画)] 7点(2016-07-05 01:44:48) |
2. ユージュアル・サスペクツ
まんまと騙された。万人におすすめできる娯楽作だ。ケヴィン・スペイシーの恐ろしさを痛感させられた。 [インターネット(字幕)] 8点(2016-02-25 14:06:27) |
3. 夕立
スターリングの演技を見ているとゲップが出るほど彼が苦手なんですけど、本作は結構面白かったですよ。爆笑するほどじゃあないけど、クスクス笑いくらいなら。女性とスターリングのやり取りは退屈なんだけど、チャップリンが加わると途端に面白くなる。騒動に巻き込まれてゾンビみたいになっちゃう人がお気に入りです。 [インターネット(字幕)] 6点(2015-05-30 17:20:55) |
4. ゆきゆきて、神軍
《ネタバレ》 無知は恐ろしいですね。私はニューギニアでの戦闘が終戦直前まで続いていたことを知りませんでしたし、兵士が人肉を食っていたことも、人肉を豚肉扱いしていたことも知りませんでした。戦場はまさに地獄絵図です。 そこから行きて生還した奥崎謙三という怪物が、戦争犯罪を明らかにするという名目のもと大暴れする姿を見て、ちょっと興奮してしまいました。これは怪獣映画です。人間のエゴを目の前にした怪物が、怒りのあまり暴力に走る姿は恐怖すると共に燃えますよ。普通に生活していれば、ジジイがジジイをマウントポジションで殴りまくったり、病人のジジイを蹴っ飛ばすような光景は目にしませんから。なんだかゴジラを見ているようでしたよ。 [DVD(邦画)] 8点(2014-05-14 23:37:14) |
5. 許されざる者(2013)
偉大な作品をリメイクする時、必ず嘲笑の声が上がります。今回の挑戦もそうでした。しかし、完成された映画は原作よりも美しい風景が圧倒的なさみしさを表現できていたと思います。作品の病理と感情を際立たせていました。設定の置き換えも見事だったと思います。ただ、他は原作に到底敵いませんね。クライマックスの格闘シーンがかっこよすぎることに違和感を覚えてしまい、複雑です。オリジナルの作品として見ても、面白いかどうか…。それでも、今の日本映画界でもこれくらいのことはできるんだ、舐めるな!と宣言できていることは間違いないでしょう。監督の次作には多いに期待できます。ぜひ、オリジナルで。 [試写会(邦画)] 5点(2013-09-16 13:03:56)(良:2票) |
6. 許されざる者(1992)
リメイク版の試写会に行くことになったので、久々に見ました。以前と変わらず、おもしろいとは思えませんでした。しかし、演出の良さやセリフ回し、短期間で用意された町のセットなどがとても完成度の高いものであったことに気付くことができ、見なおしてよかったな、と思いました。DVDの特典映像がとても充実しているので、そちらも見る価値あり。 [DVD(吹替)] 6点(2013-09-02 23:33:20) |
7. 遊星からの物体X
2度目の鑑賞です。1度目はあまり楽しめなかったのですが、今回は精神的に来るホラーの恐ろしさを堪能することができました。閉鎖された空間(そもそも南極大陸が閉鎖された場所なのに…)で疑心暗鬼になる恐怖なんて想像もできない。 [DVD(字幕)] 7点(2013-08-13 23:12:09) |