1. 許されざる者(1992)
ジーン・ハックマンの好演に引き出された屈折した正義を振りかざす保安官を、亡き妻の愛によって改心された元非道な殺し屋のクリント・イーストウッドが裁くシーンを見て素直に感動した。結果的に両者共“許されざる者”だが、これを見て善悪が判断出来なかったと言う方は、まともに銃の撃てないキッドと同じである。亡き妻が何故極悪人だった彼を愛し改心させたか。また、切に亡き妻を愛し、再び殺し屋になったかが読み取れなかった方は眼鏡を掛けてもう一度見て改めて感じて欲しい。アカデミー賞に十分値する彼の力作ですから。 10点(2002-10-24 17:30:47)(良:1票) |