21. 酔いどれ天使
ストーリーはこれといって普通ですけど、なんといっても志村さんと三船さんの個性、この個性でもってるようなもんですね、この映画は。もうすでに音楽の対比的な使い方とか、黒澤さんらしい手法が出てきますね。あと、演技に時代を感じますね。今の人がこういう演技やったら大根とか言われそう。 6点(2005-02-27 02:25:00) |
22. 欲望(1966)
とても哲学的な映画ですね。真理の追究、意味、関係的と現象的、そういったことが要素としてあると考えられます。「人間は意味を求める動物である」とヴィクター・フランクルは言いましたけど、証拠や死体が消失する様はまさに意味の喪失だと言えます。トーマスは写真を並べて物語を構成し、意味付けを行う。それで殺人事件だと判断して、自分で公園に行って死体を見つける。だけど写真は盗まれ死体も消えてしまう。意味がなくなってしまった。それって不条理でしょう。現実というのは不条理の世界ですから。その後のギターを壊して、その破片を手に入れて外に出たら捨ててしまう、ていうのも、要するにあのライブハウスの中では貴重なものだという意味付けが、外へ出たらなくなって単なるゴミに変わってしまう。現実の不条理さを端的に表していると思う。その後で友人と死体を一緒に見に行ってくれと誘い、写真を撮ろうとする。これは現象的と関係的の要素があります。例えば、幻覚を見たら、それは関係的にはその幻覚で見えているものはないものだと言う事になるけど、現象的に言ったらあることになる。幻覚が見えている人にはそれは実存するわけです。トーマスは、自分の見たものは実際に存在するものだと証明するために、友人を誘って、写真を撮ろうとした。関係的証拠を求めた。だけど、断られ、一人で見に行ったら死体は亡くなってた。自分の見たものは果たして本当に存在したといえるのか?「誰もいない森で木が倒れたら音がするか?」というおきまりの哲学的問題がありますけど、この場合は、物的証拠がない場合、自分の見た殺人事件は、死体は、本当にあったと言えるのか?裁判だったら物的証拠がなければ裏付けがないので存在しないことになっちゃう。ラストの見えないテニスもそういう要素を含んでるし、最後は主人公がさーっと消えて終わる。あの最後によってこの問いが観客に向けられる。この主人公は、実際に存在したと言えるのか?例えば、世界には60億を越える人間がいるけれど、あなたはそのほとんどの人と出会ったことはない。出会ったことがない人を存在しているとどうして言えるのか?この映画は真理を求めようとして意味を喪失してしまうなんとも不条理な映画です。だから僕がこうやってこの映画に意味付けをしても、この映画はするりとその意味付けをかわしてしまう!まるで救い上げようとしても、手からこぼれおちる水のように。 8点(2004-07-24 03:10:14)(良:2票) |
23. 世にも奇妙な物語 SMAPの特別編<TVM>
うわー、まさかこれが登録されてるなんて、、、、。これ見ましたよ、懐かしいなぁー、、、。覚えてるのは草なぎ君のやつと、あとキムタクね。キムタクのはいかにも作者の意図がみえみえな気もするけど、でも実際一番記憶に残ってるのはやっぱキムタクのやつ。あのバカさ加減がよかったなぁ。 5点(2003-11-28 21:23:15) |
24. 夜と霧
ドキュメンタリーだからというのもあるけど、内容と比べて音楽が軽い感じでつけられてるのは、やっぱり思うんだけど、例えば人が一人死にました、って聞くと、その人一人分の悲しみが自分に襲いかかってくるけど、人が100万人死にました、て聞いたら、100万倍の悲しみが襲ってくるんじゃなくて、むしろ「あ、そうですか、、、、」ていう感じなのね。要するに、もうなんか超越しちゃってるんだよね、、、。これ、もうほんとになく子も黙るあまりにもすごい映像なんだけど、僕の許容範囲を超えて、悲しいとかいう感情を超越してて、もはや唖然ていうかそんな感じなのね。すごすぎて。だからこの映像の前では、もはや僕みたいなのがどうのこうの言う事もできないっていうのかな、言葉も非力で、一応8点をつけるけど、そういう点数をつけますとかいうそういう次元も超えちゃってるよね、、、。だけど、一生網膜に焼き付いて離れないだろうね、これは。 8点(2003-07-04 23:11:23)(良:1票) |
25. 夜の診察室
あはは、これは笑えたなぁ。女はムードに弱くて男はヌードに弱いか、なるほどなるほど。 7点(2003-05-24 00:36:51) |
26. 四次元への招待<TVM>
正直言って、アメージングストーリーよりも、トワイライトゾーンよりもよかったです。3作共通していえるのは、悪人は必ず痛い目に合うってことでしょうか。 6点(2003-04-13 01:08:09) |
27. 世にも不思議なアメージング・ストーリー
僕はトワイライト・ゾーンの方が好きですね。そもそも、まず1話目のあのオチはあまりにもひどすぎる。一体この後どうなるんだ!?と思ってたら、、、、ふざけるな!奇跡はおきますってか。ふざけるでない!2話目は、先が読めて幼稚でベタだったが、それでもまぁ笑えた。3話目は自分の首を持って追いかける先生がこっけいでよかった。だがどれもこれもストーリーはいまいちで、なんだかなー、、、といった感じ。 5点(2002-10-14 23:39:19) |
28. 夜の大捜査線
黒人刑事、いつ笑うのかと思ったら最後の最後に、、、、、ニコ!(^^)。「ミッドナイト・ラン」を思い出した。 5点(2002-09-09 15:49:04) |
29. 4番目の男
これは話になってるんでしょうか?いろいろ起こる思わせぶりな不吉現象は、なにもつながってないような、、、、。しかもあの終わり方は、、、、「え?終わったの!?」て感じでしたし、、、、。バーホーベンらしく、あそこのぼかしがたくさん出てきます(笑)。最初のシーン、鏡に収音マイクが映ってます。だめでしょ! 4点(2002-09-09 13:25:35) |
30. 吉原炎上
久々に見返しました。やはり、「噛んで~!ここ!ここ!噛んで~!」のシーンが印象的です(笑)。最初の台詞にもありました「男にとっての天国道、女にとっての地獄道」。まさにその通りのストーリー展開でした。支離滅裂なところもあり、主人公の女性も肩入れしにくい公道とったりしてますが、ま、男と女は割り切れないものですものね。それから、女優陣たちの体当たり演技が素晴らしいですね。特に、吉原をしきる各おばちゃん達の演技が板についていて素晴らしい。それから遊郭のセットも見ものですね。 [地上波(邦画)] 7点(2002-09-08 00:16:12) |
31. 夜逃げ屋本舗
あのー、そもそも夜逃げ屋ってのがブラックすぎて笑えないすよ、、、、嫌にリアリティあってさ、、、 4点(2002-01-21 05:05:56) |
32. 48時間PART2/帰って来たふたり
前作同様、どうもこういうひと昔前の平凡なアクションは好かないんだよなぁ、、、、 5点(2001-12-03 22:50:18) |
33. 48時間
僕の好きなアクションではない。 5点(2001-09-03 02:59:44) |
34. 用心棒
脚本がすばらしいんだろうね。いろんな映画に影響を与えたシナリオなんじゃない? 7点(2001-08-04 23:52:12) |