1. 夜明けの街で
《ネタバレ》 とにかく全てが中途半端な映画だと思う。ミステリーの部分は排除して、不倫一本でテーマを絞ったほうが良かったのでは。その場合は妻役の木村多江が最後に見せた演技、演出を前編、中編くらいに数ポイント振り分ければ、中盤の中だるみが解消され、もう少し緊張感をもって観る事ができたのではないかと思う。最後のシーンはこの映画の見どころで良かったのかもしれないが、最後だけしかインパクトがないのではもったいない。あと、深田恭子にとにかく感情移入できない。なぜかというと、あれだけお金持ちの家庭で、美貌があれば、いくらでも人生やり直せると思うから。不幸な事件があったにせよ、ただ悲劇のヒロインぶっているだけにしか見えない。悲壮感が全くない。岸谷五朗役が不細工で良かった。これでそこそこのイケメンならもっと感情移入ができない。唯一、友人役の石黒賢は全編を通していい味を出していたと思う。最後に、これだけ離婚が増えている世の中になったが、この映画の様に簡単に浮気に走る男が増えているのも一つの原因なのかなと思う。今、浮気を計画中の世の中の男どもは、一度この映画を観るとよいだろう。 [DVD(邦画)] 4点(2013-06-24 07:14:57) |