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1.  八日目の蝉 《ネタバレ》 
子供がいない自分はどうしても希和子に感情移入してしまう。結婚して子供を産んだ(元)友人から思いっきり見下し目線で見られた事があるから余計;(あなたは結婚も子供も持ってないわよね~みたいな) 結婚も出来ない(不倫男は最初から責任とる気なし)子供も持てない希和子の絶望が分かる気がする。マロンちゃんの「これからも一人なんだ」という孤独も。 薫といられた4年間はすべてを引き換えにしていい程幸せな時間だったに違いない。それは誰かの犠牲を伴っているものだから、当然彼女は罰を受ける。それは刑に服する事ではなく「もう薫に会えない」という事ではないだろうか? 実母の不安定さは「罪悪感」からきている気もする。「あの時、車に乗せていたら…」 エリナ自身も実母を苦しめている自分に罪悪感を覚える。 最後のシーンでは「誰も自分を責めなくていいのだ」と言っているように思える。そのことに気づかせてくれるのが「赤ちゃん」だったのではないか。その事に未来への希望を感じるのです。 希和子の再会シーンはなくてよいと思う。あったら安っぽくなったと思うから。
[地上波(邦画)] 7点(2013-04-27 17:22:23)(良:1票)
2.  吉原炎上
「私はこの監督が嫌いだ」と、はっきり分かった作品。この監督は女の生き様を描く映画を撮っている印象があるが、その「女」というのはしょせん「男性が考える女」なんだなよ~エロにしても狂気にしてもイメージの域をでていない感じがして白けるんである(この監督父権主義じゃないだろうな~?)イメージで描くならはっきりとその路線で貫いてくれればいいものを、無理に「私は内面を描いてます」的な言い分が画面からにじみ出ているから始末が悪い。「男」を描くとイメージ先行なのがばれるから、あえて「女性」を描いているんだろうか?
[地上波(邦画)] 2点(2011-12-31 15:43:00)(良:1票)
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