1. 48時間
エディ・マーフィーのデビュー作だが、まったく刺さらなかった。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2024-06-26 15:17:28) |
2. 夜の大捜査線
当時としては斬新で、その後のお手本となるような要素がたっぷり。 アカデミー賞受賞も納得の出来栄えで、いろんな作品にも影響を与えていることがうかがえる。 [CS・衛星(吹替)] 8点(2017-01-23 22:09:08) |
3. 欲望のあいまいな対象
《ネタバレ》 二人一役の特殊な演出がどうにも肌に合わずイラつく。若い女の尻を追いかけるスケベじじいにも嫌悪感。テロを絡めるのもよくわからず、人を食ったような感じをどう捕らえるかで好き嫌いが分かれそう。 [DVD(字幕)] 2点(2015-12-29 22:19:38) |
4. 汚れた顔の天使
《ネタバレ》 悪ガキどものヒーローとなってしまったロッキー。 死刑執行前に親友である神父から頼まれたことは、最もやりたくないことだったに違いない。 面子やプライドは人一倍強い上に、最後にはそれしか持っていないものを捨てるのだから。 臆病者の汚名を背負って死んだ男の真意を知るものは、神父と神だけ。 そこに漢の美学の哀愁が漂う。 ただ、タイトルでオチが完全にネタバレしてしまうのが、なんとももったいない。 せっかくの究極の選択も、天使の行動をするのがわかってしまうので感動が薄らいでしまった。 ロッキーが逮捕されてからローリーの登場がなかったが、少しは触れてほしかった気もする。 [DVD(字幕)] 6点(2014-10-22 21:08:48) |
5. 八日目の蝉
《ネタバレ》 誘拐という行為はとんでもない犯罪だし、家庭を滅茶苦茶にされた夫婦は殺しても飽き足りないだろう。 でも、子供が犯人を慕うのは無理もない。 「ひな鳥は最初に見た動くものを母鳥と思いこむ」 ローレンツの刷り込み理論からもうかがえるが、幼い少女にとってはすべてをかけて愛してくれた母に違いない。 子役はとても良かったが、永作博美の母は若くて綺麗すぎて、あまり母のイメージが重なってこない。 それでも、別れの場面では少しウルッとはきたけれど。 恵理菜が愛情をいっぱい受けた昔を思い出して、子供を育てる決意を新たに。 それは光の見える綺麗なラストに見えるが、その子の父は愛する男でなくても良かったのだろうか。 そもそも不倫男とあっさり別れる程度の関係でありながら子供を作ってしまうのは、考え足らずで無責任のような。 そう考えると、意地悪な見方をすれば恵理菜も希和子も同様に考えたらずで一人よがり、自分に酔ってるとも言える。 永作は童顔もあってか、いつまでも老けないのでビックリする。 40オーバーとはとても思えない。 井上真央と劇団ひとりがキスしていたのが、別にファンでもないんだけど何か嫌。 劇団ひとりにはキス我慢選手権のイメージがあるので、それと重なってしまう。 それに芸人と女優のラブシーンは、なんだか芸人が裏で自慢しているような気がして、雑念が邪魔して入り込めない。 実際はそんなことはないにしても、勝手なイメージで。 [DVD(邦画)] 6点(2014-10-11 00:22:44)(笑:1票) (良:2票) |
6. 世にも奇妙な物語 SMAPの特別編<TVM>
《ネタバレ》 「エキストラ」全部台本だったというオチはシンプルでわかりやすい。 「13番目の客」内容が深くてジワジワくる渋い短編。安部公房の「砂の女」を彷彿させる。 「BLACK ROOM」一番おもしろい。シュールなボケとツッコミのよくできたコントのようで、間も良くて笑える。ツッコミ役のキムタクもハマってる。 「僕は旅をする」猟奇的な話だが印象に薄い。 「オトナ受験」資格主義、マニュアル社会を皮肉るストーリー。盛り上がりはないが、広末がかわいい。 [DVD(邦画)] 5点(2014-07-08 00:17:39) |
7. 世にも奇妙な物語 映画の特別編
《ネタバレ》 「雪山」ホラーテイストだが、ラストがわかりにくい。 「チェス」盤上ゲームと人生をリンクした物語。発想はいいのだけど、あまりストーリーに引き込まれない。 「携帯忠臣蔵」歴史上の人物と携帯でつながっての取材から、思わぬ側面が見られることに。実際にもバイアスのかかった解釈による歴史上の人物像は多いのかも。 「結婚シュミレーター」わかりやすくまとまったラブストーリー。 人気ドラマシリーズの映画化だが、これらをあえて映画にする必要を感じないし、映画館で観たいとは全然思わない。 [DVD(邦画)] 5点(2014-07-07 18:20:08) |
8. 八日目
《ネタバレ》 ダウン症患者がそのままの役どころを演じているので生々しいインパクトはある。 イマイチ感動できなかったのは、ジョルジュもアリーもあまり好感が持てなかったからか。 ジョルジュに振り回される周りの困惑や身内の大変さが伝わってくる。 思慮のない子供のような問題行動を許容するのはよほどの余裕がないと難しく思われる。 八日目に神様が創ったのがジョルジュ――そのメッセージが少々強引で押しつけがましく感じる。 [ビデオ(吹替)] 3点(2014-04-27 10:39:37) |
9. 黄泉がえり
《ネタバレ》 竹内結子の魅力で何とかもっているようなファンタジー映画。 いつ死んだかというのは見直してみるとはっきりわかるが、ネタバレしないようにさり気なく描いているので初見では少しわかりにくい。 草彅が消えかかる葵を抱きしめようとして空振りした演出はコントのようで失笑。 長澤まさみと市原隼人が若くて初々しい。 柴崎コウの歌はよかったけど、ライブシーンが長すぎる。 [ビデオ(邦画)] 5点(2014-04-25 21:55:55) |
10. 用心棒
黒澤作品としては「七人の侍」には遠く及ばず、娯楽作としても「椿三十郎」のほうが好き。 レオーネの「荒野の用心棒」をオリジナルより先に観てしまったからだろうか。 スケール感が不足してみえたが、それは狭い日本ということで仕方ないのかも。 [DVD(邦画)] 6点(2014-04-16 00:21:24) |
11. 横道世之介
《ネタバレ》 世之介はちょっと変な奴だけど何でも受け入れてくれるような温かさと大きさがあり、自分も関わりたくなるような魅力のある人物。 その人生の回顧録だが、さわやかなノスタルジーに包まれる。 大きな事件が起きるわけでもなく淡々と物語は進む。 青春時代のアルバムを見返すような穏やかな時間。 じんわりとくる温かな気持ち。 2時間40分はやっぱり長いが、退屈するほどではなく後味は良い。 [DVD(邦画)] 6点(2013-12-12 19:13:57) |
12. 善き人のためのソナタ
《ネタバレ》 「私のための本だ」といったヴィースラーのラストの表情がすごくいい。 あれが救いとなって報われた明るい余韻となっている。 ただ、劇作家を助けるに至った心の動きが描ききれていないような…。 シュタージによる徹底監視のもとで、権力者が抵抗分子を弾圧する構造は嫌悪感と恐ろしさを覚える。 地味だけれどじんわりとくるいい映画で、丁寧にしっかり作りこまれている印象。 [DVD(吹替)] 6点(2013-09-28 21:00:07)(良:1票) |
13. 夜のピクニック
《ネタバレ》 この映画と似たような夜行登山の行事があったので、なんだか懐かしい。 等身大の高校生を描いているので自身の学生時代と自然と重ねて見ることに。 派手な展開は一切なくまったりと高校生の一日を描いている。 そのためインパクトが弱く印象に残りにくいが、じんわりと来るものはある。 時々アニメなどギャグタッチの演出が挿入されるが、等身大のリアルな高校生という作品のトーンと合わず違和感あり。 口もきけなかった異母兄弟を中心にストーリーが展開するが、その会話でお互いを気にしてよく観察していたことがわかる。 空気を読まない暴露発言で周りを凍らせた杏奈の弟、夜通しハイテンションな高見、超打算的で男を惑わす亮子など、脇で登場するキャラもいい。 多部未華子が女子高生役にうまくハマっていてリアル感を増している。 恩田陸の原作小説は未読だが、読んでみたくなった。 [DVD(邦画)] 6点(2013-06-02 00:45:40)(良:1票) |
14. 歓びを歌にのせて
《ネタバレ》 本当の自分らしい生き方を見つける感動系のストーリー。 一流の音楽家の指導でどうしようもない素人合唱団が上達していく過程は、ベタだけれど楽しい。 キャラクターもバラエティに富み、偏狭で不自由な人物が特に小憎たらしくよく描けている。 ただ、傑作というにはちょっと何かが足りない感じ。 DV夫が拘置所で妻に涙を見せるのも、説得力が足りないので感情移入できない。 また、主人公がラストで病気で倒れるのも、あざとすぎたかも。 [DVD(吹替)] 7点(2013-02-14 21:20:05) |
15. 容疑者Xの献身
《ネタバレ》 石神の献身的な愛には心打たれるものがある。 でも、顔のない死体のトリックで巻き込まれたホームレスが気の毒で…。 [DVD(邦画)] 5点(2013-01-09 00:22:30) |
16. 夜がまた来る
《ネタバレ》 夫を殺害された妻が、ヤクザ相手に我が身を捨てて復讐する物語。 夏川結衣がまだ新人で演技に拙さが見られるものの、文字通り体を張った熱演は見ごたえあり。 広い浴場で魂の抜けた人形のようにヤクザに身をまかせているシーンが印象的。 Vシネの雰囲気がぷんぷんするような作品だが、夏川好きなら見て損はない。 個人的にはコミカルな演技の夏川のほうが好きだけど。 [ビデオ(邦画)] 6点(2013-01-07 00:20:19) |
17. 容疑者 室井慎次
本家の踊る大捜査線は好きだけど、これは…。 最後までたいして盛り上がらず。 [地上波(邦画)] 3点(2012-12-31 00:27:18) |