1. ラスト サムライ
粗探しをすれば、ほとんど無限に見つかるだろう。挙げていけば切りがないほど、時代考証が間違っている。ほぼファンタジーだと言ってもいいほどに。しかしツッコミを入れつづけながらも、身の内に込み上げてくる何かを押さえきれなかった。山のようなマイナス要因を積み上げて尚、観る者を感動させる傑作。渡辺謙をはじめ役者の演義は一部を除いてみんな素晴らしかったし、合戦のシーンも割と戦術的で(特に騎兵の使い方)観ていて痛快だったし。それだけに時代考証が・・・、そこさえ完璧なら映画史に残る名画になったのに・・・。その点が実に残念でならないが、時代劇を見る喜びを久し振りに味わえたのは大きな収穫。 8点(2004-02-01 21:43:30)(良:1票) |
2. ライオン・キング(1994)
ジャングル大帝は原作の漫画でしか知らないけど、話の共通点ってライオンの親子が出てきて父親が殺されるとこだけ。人間が出て来ない時点でテーマが全く違う。まあ、それはさておき。あの頃の一連のディズニー作品としては格が落ちるのは否めないが、それでも十分完成度は高い。ティモンとプンバァの語る哲学と、ムファサやラフィキが持つ哲学の違いが対照的で楽しい。どっちもあってこそ、人生やっていけるんだろけど。音楽もメッセージ性があって良かった。劇団四季のミュージカルでも楽しめたよ。 7点(2003-11-10 22:51:58) |
3. ライフ・イズ・ビューティフル
ラスト、ジョズエが戦車の上から母親を見つけるところで泣いてしまった。映画館で泣いたのは初めてのこと。前半のドリフ式笑いが後半ボディブローの如く効いてくるんだもんなぁ・・・。笑い転げて泣かされて、ロベルト・ベニーニの計算通りになったのは口惜しいが、泣かずにはおれんかった。映画ってほんまにエエなあと、観終わってからしみじみ思えた。 10点(2003-11-10 22:30:16) |
4. ラビリンス/魔王の迷宮
変な生き物がたくさん出てくるだけで、なんか「ボロ儲け!」気分。パペットってんですか、いやぁCG以前のファンタジーはどれもいいなあ。一番好きな変な生き物は指で顔を作る気持ち悪い奴ら。あれ、考えた人偉い。さらにミュージカルシーンもあって「お徳さ2倍!」な感じ。格好いいんだか悪いんだか微妙なデビット・ボウイも聴かせてくれます。変な生き物もちゃんと歌ってるし。愉快愉快。 8点(2003-11-04 21:37:22) |
5. ラヂオの時間
♪わ~らった~わ~らった~ ♪せ~んせにゆ~たろ~ ♪ゆ~たろゆ~たろ~ ♪せ~んせ~にゆ~た~ろ~ 9点(2003-10-26 16:21:07) |
6. ラッキー・ブレイク
数ある刑務所モノの中でも飛び抜けて“ユルい”刑務所を舞台にしている。イギリスの刑務所はアメリカのソレに比べて自由というか、杜撰というか。囚人が結構好き勝手に行動するのは少々不自然だが、それもまた愉快。悲劇と喜劇を上手に貼り合わせたコラージュにふんだんに笑いを織り込んだ脚本は見事。ティモシー・スポールやビル・ナイといった渋い俳優が渋い役回りで見せてくれる。 7点(2002-08-05 22:56:42) |
7. ライムライト
素晴らしい。辛くても苦しくても、人は素敵でありつづける。 9点(2001-09-16 16:32:51) |