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1.  ラスト・プレゼント 《ネタバレ》 
隔靴掻痒のオンパレード。命にかかわる病気に侵されているのに夫婦で話し合おうともしない痒さ。それが延々と続く。無理やりのお涙頂戴が違う意味で悲しかった。一番好感が持てたのは、詐欺師の人。あの人を狂言回しのように使い、感動を誘うことが出来たのではないでしょうか。目じりの皺は増えたけど奥さん役のイ・ヨンエはやはりかわいい。言葉が分からないから比較はなんともいえないが、日本のお笑い技術はすごいと思う。  
[DVD(字幕)] 4点(2006-02-24 14:38:22)
2.  ラブ・アクチュアリー
劇中の台詞でもあるように、「欲と戦い」ばかりと思われるの昨今、愛をこれだけ盛りだくさんに取り入れた志に感動。ユーモアは少し弱く、狙い過ぎで片腹痛い部分もあります。しかし、お洒落な映像の中で愛は増配されていきます。新聞も暗いニュースばかりでなく「この人があの人に恋しました」事件というページを作ればいいのにな・・・と自らも片腹痛いことを考えてしまいました。。でもいいのです。「欲や戦い」と同じか、それ以上に「愛する恋する」ことも多いはずなのだから。子孫繁栄のDNAの勝利的な映画でした。LOVE・LOVE・LOVE。
[DVD(字幕)] 8点(2005-04-03 11:05:47)
3.  Love Letter(1995)
10年前に見たときより遥かに良く感じた。やすらぎ、くつろぎ、恥じらい、ためらい、この10年で無くしたものがわかるような映画になっていた。確かに女の子への妄想ブリッコ映画ではある(当時も感じた)。しかし10年前なら有り得るのではという女性像を、今は皆無に近いと感じる世の中にいることが、この映画の印象をより良く感じさせる要因になっていると思う。岩井俊二のカメラワークに溶け込む雪と中山美穂に癒されました。
7点(2004-02-16 23:14:24)(良:1票)
4.  ラスト サムライ 《ネタバレ》 
オールグレンは武士道を体験しているというより、時代劇を見学しているぐらいの感じで重みがなかった。肉親を殺された武士が敵を,まして殺された者の女房に手厚く看護させるか?何故裏切った大尉を条約の場にすんなり登場させるのか?その他いろいろな不思議シーンがあります。武士やその周りの人々の描き方が、外から神秘的なものにあこがれてしまっているアメリカの主人公中心の浅薄な視点で描かれている。オールグレンは自由過ぎ。自由過ぎるから葛藤に重みが出ません。しかし、さすがハリウッドと思われたラストの戦場シーンや、男・渡辺謙の最後のセリフにグッときたのでプラス1点。
[映画館(字幕)] 6点(2004-01-03 22:30:13)
5.  ラストエンペラー
中国史勉強のきっかけにもなり、一人の人間の生き様の勉強にもなる映画。庭師になったあの人を淋しく感じない。中国の歴史の重みと欧米の作り手の軽快さがうまく絡みあっていた。ストーリーと坂本龍一の音楽に同じうねりを感じた。
8点(2003-10-01 10:21:36)
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