1. ライムライト
小生が今まで観た映画の中でも、最も感動を覚え心に残った作品のひとつである。ストーリーはあまりにも切なく、ラストは思わず泣けてしまう程に哀しいのだが、けれども、観終わった後に希望と勇気を残してくれる作品でもある。・・・絶望に沈む若い踊り子を立ち直らせ、自身はかつての栄光を取り戻そうとする、あたかもチャップリン自身を重ね合わせたかのごとき、カルヴェロという初老の道化師。その人生の悲哀が巧みに描きだされている点、本作はまさにチャップリン映画の集大成と言って差し障りあるまい。好みは種々あろうことは承知しているが、この作品だけは是非とも多くの方に観てもらいたいと思う。本作では実の息子が恋敵(?)役として出演し、さらに「喜劇王」キートンとのすごいコンビが劇中で実現したことなども、興味深い点である。それにしても主演であるばかりでなく、原作・脚本を書き、それで監督をもこなしてしまうのだ。齢60を過ぎてなお、何と才気煥発であったことかと今更ながらつくづく感銘を受ける。 9点(2003-06-20 22:33:07) |
2. ランボー
前半はとても面白い展開だったのだけれども、一人で街をめちゃくちゃにするあたり、いくらなんでもなぁ・・・と感じてしまいました。ベトナム帰還兵ものとしては、若干異色になるのでしょうね。保守の権化たる保安官と、体を張って祖国につくした男の対比が印象に残る。 6点(2003-06-20 22:23:20) |
3. ラストエンペラー/オリジナル全長版
何回観ても、長い。何回観ても、宣統帝・愛新覚羅溥儀が最後に普通の人になってしまったところがもの悲しい。何回観ても坂本教授がへんてこりん(失礼)。でもでも、紫禁城の美しい映像や無理のない丁寧な話の展開、ション・ローンの整ったたたずまい(笑)に引き込まれてしまいます。やはり名作だと思います。最後の故宮・太和殿のキリギリスだかコオロギだかが、印象的です。 7点(2003-06-20 22:15:19) |
4. ラスト・アクション・ヒーロー
単純に楽しめた作品。ちょい役でいろんな俳優やらキャラクターをバンバン出しまくって、いっそのこと本編ふっとびそうな派手くそパロディ仕立てにしてたら良かったかも。・・・予算があるよなぁ(笑 5点(2003-06-20 22:13:51) |
5. ライオン・キング(1994)
点数は有る意味、客観的かつ公正なる(・・・実に変な表現だ!)自分なりの評価です。・・・ここまでやっちゃったら、やはり盗作と言われてもやむを得ないでしょうね。キャラクター、シチュエーション、何もかもがあまりに酷似しています。また、大御所ディズニーってところが大きな問題でしょう。クオリティは高いだけに色々な意味で本当に残念に思いました。リメイクって、言って欲しかったなぁ。 5点(2003-06-20 22:03:59)(良:1票) |
6. ライトスタッフ
《ネタバレ》 宇宙開発の黎明期、アメリカの有人宇宙飛行計画が主題となっている大作。エド・ハリスやスコット・グレン、デニス・クエイドといった実力派(?)を中心に当時のアストロノーツやその周囲の情勢が、時間軸をしっかり捉えた上で史実に忠実かつ丁寧に描き出されている。中でも注目したいのはストーリーの中で重要な役どころとなるパイロット、チャック・イェガー。その渋さは何とも格好がいい。作品の表において宇宙飛行士の栄光と挫折が主題なのだとすれば、その華やかさの影にあって、過去の栄光にすがらず常に挑戦を試みるタフガイ・イェガーを好演したシェパードに拍手したい。カウフマン渾身の構成も無論悪くないし、キャストも粒が揃った良い出来映えだと思うのに、残念ながら一般ウケしないというか、駄作とは言われぬまでも評価が随分と低い。長尺のドキュメントタッチの作品であるが故だろうか。アカデミー音楽賞にこそ輝くも、いたく残念に思う。飛行機系や宇宙モノが好きな人でなくととも一見の価値ありの作品と認める。ちなみに、本作品中で酒屋の親父をにこやかに演じているのは、イェガー退役准将本人である。 8点(2003-06-04 15:20:44) |
7. 乱気流/タービュランス
どう考えても墜ちてるって。 3点(2002-11-13 18:52:59) |