1. ラッキーナンバー7
《ネタバレ》 面白い。構成がうまいなあというか、間の取り方が抜群で、スロウの発言に閉口した三人が黙って佇む4カットには笑わせてもらった。随所に小ネタも利いているし、この監督とコンポーザーは初めて名前を聞いたけど、両者共に非凡なセンスがあると感じた。オープニングのアートワークも抜群だし、映画通しての音楽も凄く良かった。最近のベイツ&スナイダー・コンビもそうだけど、映画はよりマルチメディアとしての側面を訴求するようになってきたと、この映画からも感じる。肝心の内容については、復讐目的のために手の込んだことをして殺す相手に絶望感を味わってもらうという表現は理解できるものの、その肝心の手段が偶然の要素絡みすぎで「う~ん」という感じ。もっと脚本を煮詰めていれば文句ナシに9点だったと思うが、とりあえず全編通しての出来がとにかく良かったのと、都合3発腹にパンチ食らい、2発鼻に食らって親父も1発食らってるということで、7点ではなく8点献上。あとルーシー・リューが可愛くて参った。 [DVD(字幕)] 8点(2009-09-08 00:20:23) |