1. ラスト サムライ
《ネタバレ》 最初に勝元らが霧の中から現れるシーンで、怖さと高揚感で鳥肌が立った。・・劇中にも”蛮人”と呼ばれるように、歴史の中で蛮行もした侍も、日本の一時代を築くのに必要とされた者達。そして自分が信じる侍の高潔・・この”怖さ””高潔さ”が、外国人の目を通すことで、わかりやすい形になっていてよかった。モデルとなった西郷さん、明治維新には賛成したものの、急速な西洋化には警鐘をならして(攘夷が通らずゴネた?)起こした、西南戦争が無駄ではなかったと思えた(征韓論が退けられて以降、西郷さんは死に場所を求めるだけでやる気がなかったという説が有力でも)。戦争を美化するわけではないけど、今を肯定するなら時代の人柱になった無数の屍を無駄だと思いたくない、そういう考えもくんでくれていたと思う。オールグレンが『彼等は日々の生活に完璧を求める』と言ったのを聞いて、以前、外国人に「日本人はすごい。学ぶことを”あたりまえ”、働くことも”あたりまえ”・・こんな社会はなかなか作れない」と言われたのを思い出した。・・まじめさ、杓子定規なとこ・・自分が日本の格好わるい所とさえ思ってた部分も、誇れる部分の一つだったんだと気付かされる。こんな日常に侍魂の一片が残っていると言われたようで誇らしくなる。・・多くの方が言う、おかしなとこもあります。でも、わかる人は脳内補完してあげたらいいと思う。剣対銃なのなんて、わかりやすくする為のものだから気にしない(笑)キスと土下座は・・脳内消去(笑)逆に”横浜港から見える巨大富士”なんて、ちょっと笑ったけど北斎の絵のようで、シュールな美しいシーンだと思った。・・なにより描きたかったのは史実ではなく、侍魂。その理解、表現は素晴らしかったと思います。(P・S:勝元が何故英語?と言う人も多いですが、モデルの西郷さんは話せなかったものの、密貿易をしていた薩摩藩に外国語を話す人は多くいたし、フィクションの設定として、おかしくないと思います。・・例えば:殿である勝元は、小さいながらも守らなければいけない国を持っている・・それ以上に守るべき主張も・・先を読む為に、諸外国の戦争、文化に興味を持ち学んでいた。その上で銃火器を持たない道を選び・・死にざまをもって政府に主張を伝えた。・・こんな感じでどうでしょうか。・・なーんて一生懸命フォローしちゃうんだから、よほど気に入っちゃったんだなー(笑)) 9点(2003-12-26 12:50:30)(良:2票) |
2. ラビッド
クローネンバーグの初期作品で小学生の時に見たから、衝撃だった。・・この頃からすでに肉体の変容から端を発する話だったんだなーって思う。主人公が悪いわけでなく起きる悲劇だから、クローネンバーグ作品中で最も切ない。 7点(2003-11-26 21:15:23) |
3. ランボー3/怒りのアフガン
ついに”3”を迎え、自分も高校生になった頃、見ました。さすがに、もう着いていかれなくなったけど(笑)・・それでも楽しませてもらったシリーズ。 4点(2003-11-23 14:53:41) |
4. ランボー/怒りの脱出
中学生の時、見た。アクションのつるべ落としで激興奮。丁度そのころ『パイナップルアーミー』ってマンガにハマってて、そこに出てきたヘリがラストに出てきて、知識がリンクして、また興奮。恥ずかしながら”1”より面白く感じました。 7点(2003-11-23 14:47:29) |
5. ランボー
小学生のとき燃えました。頑張って原作も読んだもんなー。 6点(2003-11-23 14:40:05) |
6. ラストサマー
若手俳優の売り出しと、その子たちにつられる観客をあてにして作られました・・・つられました。 4点(2003-11-16 12:31:17) |
7. ラブ・フィールド
《ネタバレ》 全く予備知識無しで見て、はじめは間違いなくコメディだと思ってた。だってミッシェルファイファーが天真爛漫で、キュートで、偽善欺瞞ともとれてしまうことを平気でしていくから。・・ところが、人種差別の話になり・・サスペンス色あり・・で、興味深く見た。テーマ性、エンターテイメント性、どっちつかずなのと、映画の一つの結論として衝動的な愛で人種の垣根をにごしちゃうのは、ちょっとおしい。・・・それでも、善意や無意識の差別で人を傷つけるというのは、何も人種差別に限ったことではなく、考えさせられた。 5点(2003-11-08 12:10:58) |
8. ラスト・ボーイスカウト
なんだ、このタフガイ(おっさん?)、強すぎ!一発で人殴り殺したぞ!怖ぇーー・・・バイオレンスがツボにハマって楽しく見れました。 7点(2003-11-06 16:08:39) |
9. ラヂオの時間
面白い。大袈裟な音楽の演出にも笑わせられました。 7点(2003-10-28 12:15:23) |
10. ライアー
《ネタバレ》 推理ものとしては、欠けている説明が多く、不親切ですが、なかなか豪華なキャストの共演、演技をみるだけでおもしろかったです。・・犯人は断定出来ませんが(誰も出来ない不親切な作りです(笑))<ネタバレ>謎の鍵のひとつは、”ウェイランドを乗せた救急車の救急隊はムックの所にいた男”です。・・それで、どうやってウェイランドが脱出したか、薬を回収したのは誰か?などの謎は合点が行くはずです。薬を回収したのは”あとで大金を手にする”ブラクストンでもいいですし。・・エリザベス殺しの真犯人は、ケネソウの可能性もあります。『妻を殺したか?』の質問にポリグラフが反応したのは、エリザベスを殺したという記憶を自身で”妻を殺した”と思い込んでいた可能性があるからです。ウェイランドの父もトラウマ的回想はともかく、火葬(証拠隠滅)に一役買っている(それ以前に死体が別人であることを誰よりも知っているはず)・・ま、でもウェイランドが金と時間と危険をかけていると言う事実が、逆に犯人である証拠なのかも知れませんね。・・こうして出ない答を想像するのも楽しいですが・・作り手の答、聞いてみたいですねー。 6点(2003-10-01 17:35:19) |