1. Love Letter(1995)
《ネタバレ》 公開当時、旅行中の機内上映でみて、きれいな映画だったとの印象があり、今回BSでの放映を改めてみてみました。やはり映像、音響の美しい映画でした。中山美穂が実に美しく撮影されており、しかも二役ででずっぱりなのですから、彼女のプロモーションビデオともいえる作品です。神戸、小樽の美しい街、雪や山、ガラス工芸家という職業、卒業写真、学校の図書館という舞台などなどストーリーは胸キュン青春ラブストーリーのツボをしっかり押さえており、多くの人に受けるよう(しかも海外市場まで)考えられている感がありありなのですが、それでも心地よく感じてしまいます。篠原勝之はじいさん役には若すぎ、酒井美紀(きらいな女優ではないのですが)は垢抜けず中山美穂とイメージが違いすぎて納得がいかないなど不満な点はありますし、手紙のやりとりに至る設定もあり得ない(同姓同名を同じクラスにはしない、卒業アルバムの名簿は男女別だった)のですが、こうした小さな違和感も含めて、見る側を引き込む計算がされた作品であるように思いますし、繰り返してみる気になる作品でした。 [地上波(邦画)] 8点(2007-07-31 03:16:30) |