1. ラースと、その彼女
《ネタバレ》 息が詰まるような優しい物語。時間の経過を感じさせない、冬のシーンが続き、春が来て映画は終わる。好きなシーンを2つ。1つ目。ビアンカを”思い出の場所”に連れて行って、ラースが「LOVE」を歌うシーン。あまりにへたくそで、変な格好で歌っているので、よっぽどこころを許しているんだな、って。2つ目。ボウリングのシーン。ビアンカへの気持ちを考えると、ある種異様な背徳感がある。背徳ボウリング。なお、DVD特典として、「女優・ビアンカにまつわる共演者とスタッフの証言」(5分56秒)がありますが、これは本作の外伝なのだとおもう。いい邦題だよね。「、」がニクいよ。 [DVD(字幕)] 9点(2023-12-12 17:07:54) |
2. ラスト・デイズ(2013)
《ネタバレ》 何故だか分からないが、外に出ると死んでしまうという状況設定はよかったです。が、消化不良。観客に答え(何故こうなったか)を明示する必要はないと思います。しかし。制作側が何も答えをもっていないんじゃないかと邪推されてしまうのはどうなんでしょう。内と外の境目ってなに?おそらく地下駐車場から発進した車もダメなのに、窓の開け閉めはOKってどうして?免疫のあるオーストラリアにいる部族の状況を何故見せない?、とか。ああ、もしかするとこういう世界なのでは、と観客が何か考えることができないと、謎解きになりません。また、希望のあるラストもいいのですが、この状況であの子をあそこまで育てた物語(過程)の方がむしろ興味深いし、おっさん2人の道行きより観たかったと思います。 [インターネット(字幕)] 4点(2019-04-09 19:25:40)(良:1票) |
3. LIFE!(2013)
《ネタバレ》 わりと思いつきに綺麗な画をつなぎ合わせているだけなのねと思いつつみていましたが、終幕後ふつふつと沸き起こる満足感。どうってことない人なのに、いっしょにいる人をいい気持ちにする男の物語。同調してくれる人は誰もいないだろうと思いつつも、アメリカ版「横道世之介」みたい、といってみるよ。最後の表紙はよい写真でした。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2014-08-09 23:52:18)(良:1票) |
4. ライフ・イズ・ビューティフル
《ネタバレ》 再見。だから、どうせ「10点」だと思いながら見直してみたのだが、あらためて気づいたことが二つある。その1、ラストを知りつつ見ると、初見時にはダルかった前半のコメディパートがものすごくいい。その2、11点を献上できるなら、本作にこそあげたい。 [CS・衛星(字幕)] 10点(2014-03-20 22:37:09)(良:3票) |
5. ライジング・ドラゴン
《ネタバレ》 若いときから、一貫して変わらない。古典的なギャグと呼吸しているヒマあるの?とばかりのアクションシーン。申し訳程度の錦の御旗(本作でいえば、「遺物は祖国に還そう」)。ジャッキー・チェンの映画こそが100年後にも視聴されているのではないかと思う。 [DVD(字幕)] 7点(2013-11-10 16:58:47) |
6. ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日
《ネタバレ》 「ビッグ・フィッシュ」を思い出しました。彼の作は「ウソのような本当の話」でしたが、本作は「信じられないような事実、のようなウソの話」でした。いえ、命を守るためについた、誰も傷つけることのないウソはウソじゃありません。比べるもんじゃないとも思いますが、ワタシは本作の方が好き。 [DVD(字幕)] 9点(2013-06-22 12:39:30) |
7. ラバー
《ネタバレ》 意味がないこと自体、何も問題ないと思うが、「意味がない」というエクスキューズをエンドロールまで使って、二度もやるところがどうかと思うんだ。 [DVD(字幕)] 2点(2012-12-07 15:17:48)(良:1票) |
8. ララピポ
《ネタバレ》 オープニングから、「世の中には、二種類の人間しかいない。~」なんてセリフ、いまどき言わせるもんかね、とまず思う。中盤の、巧妙風な時間軸ずらしが、これまたしゃらくさい。カラオケボックスでの暴力シーンでうんざりしてしまい、レビュワーのみなさんの評価はいかがなものだろうと、ネタバレ覚悟でこのページを開く。評価に納得しつつ、レビュー数の少なさに少し驚く。本作については、観てもレビューをスルーしている人が多いんじゃないか、あるいは、途中で観るのやめちゃってる?という疑心暗鬼に陥る。…でもね。ワタシ、鑑賞後の後味は悪くなかったですよ。見始めちゃった方には、一応最後まで見てみることをおすすめします。濱田マリ、村上知子が最後に笑います。 [DVD(邦画)] 6点(2011-01-09 16:22:24) |
9. ラストエンペラー/オリジナル全長版
《ネタバレ》 戦犯収容所の所長の引回しを見ても、お互い黙礼してた行き交わすだけにしとけ。紫禁城などには未練も何もないだろう、皇帝の座に座ってみたりするなよ、せっかく穏やかな生活を手に入れたんだから。しかし、力業の歴史劇。長いですが、収容所シーンと回想シーンの切り替えのタイミングよく、最後まで引きつけます。ジョン・ローン、かっこよかったなあ。このレビューで話題の坂本教授演ずる甘粕ですが、ムーディー勝山に似ていたなあ。 [ビデオ(字幕)] 7点(2009-12-30 09:05:28) |
10. ランボー/最後の戦場
《ネタバレ》 この作品のDVDのSETUPメニュー。切替えるたびに鳴る音。これが作品の内容と照らし合わせて、非常に悪趣味なわけで。このことだけでも、この映画の製作サイドの意図が透けてみえるようです。そして、もうこれ以上、何も言いたくない。 [DVD(字幕)] 1点(2009-10-30 19:35:13) |