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プロフィール
コメント数 300
性別 女性
自己紹介 観た映画は皆レビューするのを目標にこつこつ投稿してます。レビューするほど覚えてないものも沢山あるけど。海外暮らしなので近年観てるものは字幕なし、又は英語+英語字幕が主な鑑賞環境です。ケーブルでまたWOWOW配信してくれないかなあ。

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1.  ラッシュアワー
ジャッキーのハリウッド映画っていかにも無難なんだよね。喋りは相方に任せ、ジャッキーは誠実&お惚けキャラでアクションを見せて、ストーリーはオーソドックスな勧善懲悪。別にそれでもいいんだけど、ポリス・ストーリーやプロジェクトAのような「熱さ」がどうしても感じられないのよ。ジャッキー作以外と比べても、結構見劣りする。例えば本作の設定はブラック・レインとちょっと似てるんだけど、「熱さ」で言えば明らかにあちらが上。ダグラスと高倉健のアクションなんて、ジャッキーとクリス・タッカーのアクションの半分もいってないのにもかかわらず。クリス・タッカーのキャラは悪くないし、それなりに笑えるし、ジャッキーのアクションもそれなりに見せるんだけど、何かが物足りないんだよなあ。
[地上波(吹替)] 6点(2009-05-08 13:44:04)
2.  ラスト・アクション・ヒーロー
面白い発想で楽しかったです。夢があるし。評価ちょっと低めみたいだけど。。。映画の世界でスタローン演ずるターミネーター2のオブジェの前を通り過ぎながら、ジャック・スレーターが「いい俳優だ」って言うシーンや、シュワちゃん“本人”のお惚けぶりなどがお気に入りです。
[地上波(吹替)] 7点(2009-04-02 13:09:49)
3.  ラストエンペラー
よく、敦煌や蒼き狼で日本語喋ってて全然だめ!という意見があるが、中途半端なのがもっとダメ。映画もお芝居なんだから、この映画の世界では英語が中国語なの!って、舞台劇風の割り切りをするならするで徹底させないと。フィガロの結婚を英訳までしてオペラシーンを作ったアマデウスを見習いなさい。中国語で作れないのに、下手に中国語を混ぜてるからおかしくなる。それなら頑張って中国語で作れって。まあ、この点は-1。 さて、そこには目をつぶって作品を見る。これは歴史ものだが、どこまでが実話でどこからがフィクションなのか私には詳しくは判らない。満州生まれの母は大きな関心をもって観ていた。母は子供の頃、まわりの日本人とふぎ・ふけつだってぇ、きったねぇ名前ー、なんて言ってたとか。日本人にとって、子供も大人も自分たちが支配者であり「満人」は皇族でさえ蔑みの対象だった。そんな傀儡政権であることは百も承知で飛びついた溥儀。幼時に滅びた清朝最後の皇帝であった彼に、「皇位」はかくも魅力的だったのだが、それが解る観客に優しいストーリー運びになっている。詳しい事実が解らないので強くは言い切れないが、歴史上の人物の一代記としては要所要所を見せ、上手に刈り込んでるのではないか。皇后の末路は一番痛々しかった。二次大戦時の日本軍の描き方が類型的な気がするが、このあたりはヨーロッパ映画だから仕方ないのかな。歴史の荒波に晒され続けた溥儀が、庭師となる余生には心から安堵。ジョン・ローンの老け方が上手い。文革時代には軽くしか触れらておらず、もっと色々あったんちゃう?と思うものの、これ以上の描き方をするとテーマが散逸して中途半端になるので、映画としてはこれで正解だろう。今度観る時はウィキレベルの知識は叩き込んでおこうっと。にしても教授の音楽は流石だ~本当に素晴らしい。まあ甘粕大尉は俳優にやらせた方がよかったんじゃないかと思うが…
[映画館(字幕)] 7点(2009-02-24 13:52:26)
4.  らせん 《ネタバレ》 
要は、邦画はSFという分野に極めて弱い、これに尽きるんじゃないかと思う。原作は面白い、そして「原作への忠実さ」ではリングよりこちらの方が上、なのにこうも面白くない・・・のはそれが原因はでしょう。小説の続編「ループ」はもはやホラーでとは呼べず、あの世界観の映像化は出来ないといわれている(試みなくて賢明)。「らせん」は前作「リング」から続編「ループ」の世界に発展していく過程を書いたものであり、小説として大変面白いのだが、ホラーの名残は残しつつやはりSF色が強まる。邦画でなくても原作もののSFを作るのは難しいと聞く。SF小説って当然理屈っぽいし、あんまり理屈の説明に時間を裂くと映画としてのテンポが悪くなるから。で、あの作品を映像化したら結局こうなっちゃったってことだろう。私は映画のリングもあまり評価していないが、やはりそれを更に下回るなあ。それに、本作は割に原作に忠実なのに、中谷美紀:高野舞を貞子(の生まれ変わり)にしちゃうって・・・何故そこだけ大きく変える?襲われるシーンで別の女優さん使ってるのに不自然じゃんよ。
[CS・衛星(邦画)] 2点(2009-02-09 13:38:05)
5.  羅生門(1950) 《ネタバレ》 
私は「昔の邦画」(モノクロの頃)がちょっと苦手である。どんなに名画といわれても、あの棒読み(特に女優)がめちゃくちゃ気になってしまい、中々ストーリーにのめり込めないのだ。経緯あってソフトが手許に来たのだが、羅生門か・・・評価の高い作品だよなあ・・・と思いつつ気が引けるところがあった。そんなわけで恐る恐る?鑑賞したのだが、この作品は、ストーリーにちゃんと入っていけた。演技はまあ、やはりあの頃特有の下手さだが(でも若い三船敏郎のバカ笑いは結構よい)。思えば事件の4つのバリエーションはほとんど同じなのに、微妙に各語り手が自分を擁護したエゴになっている、この描写は上手い。原作の「藪の中」は未読なんだけどね。最後にこれも人間のエゴイズムを書いた「羅生門」の一部を追加しているのが面白く、エゴは人間の自然である、しかし情もまた人間の自然であるという救いある結末にしたところに、作り手の人間的良心を感じる。
[DVD(邦画)] 7点(2009-01-19 13:40:56)
6.  ラスト サムライ
まあ、もう何でもやってって感じ?ちょっとヤケクソ感。この壮大なるばかばかしさ。大金つぎ込んじゃってねえ、もう。でも他の日本曲解映画と比べるとましかなあ、ハリウッドの忍者ものとかよりは数段よかったね。ま、つまんなくはなかった。例えば、日本で歴史物を作ると、天皇の直接映像表現は避けがちなのだが、これでは若き明治天皇(に見立てた人)の役者ががんがん顔を見せ、べらべら喋ってるのが面白かったり。あと小雪さん、演技上手くなったねぇ(これでも)、ドラマに出だした頃はそりゃひどかったが・・・。ちなみに彼女の美しさは、日本では(きれい!という人と、爬虫類!という人と)結構評価が割れるようだが、フィリピン(で観ました)人は口をそろえてVery, very beautiful!と言ってました。日本人の流暢な英語の不自然さに比べ、トムがつたなく日本語を喋るのはなかなか自然だった。とま、褒めるところは一応あるし、心意気は買えるので、ちょっと甘めにこの点数。
[映画館(字幕なし「原語」)] 6点(2009-01-09 13:09:32)
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