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1.  ラ・ラ・ランド 《ネタバレ》 
ミュージカルは好きです。舞台も結構見ます。 でも、この作品はもう一度見ようとは思えません。 OPのフラッシュモブみたいなのは、まとまり無くてチグハグで長く感じたので、 もしかして好きになれない映画かもと思ったら、そのとおりでした。  ありきたりなストーリーだし、歌やダンスもそれほど見所無く乗れないまま終わりました。 ライアン・ゴズリングの繊細な演技は好きですが、エマ・ストーンに魅力を感じません。  ただ、最後のシーンは良かったです。 別の未来もあったかもしれないけど、これで良かったんだよね、と無言で見つめ合って少し笑顔になるところ。 二人は別々の道を行ったからこそ、自分の夢を叶えられたと思うので。
[地上波(吹替)] 4点(2020-07-07 17:20:44)(良:1票)
2.  ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日 《ネタバレ》 
本当にトラと漂流したと思って、キャッチコピーどおり「どうやって少年は生き延びたのか」という海洋サバイバル物語として見てたので、最後にポカーンとなりました。 どうやら、実際は日本人の保険調査員に語ったもうひとつの物語が事実のようだけど、どちらが事実かを考えさせるのではなく、哲学だから、何を信じたいのか、ということなんですね。 そうやって少年は生き延びたのか・・・と考えると怖いお話です。  どんな神様でも信じるパイは、一つの神様を信仰してる人たちからは不思議がられるかもしれないけど、無宗教でクリスマスパーティもするし初詣出にも行くしお寺巡りもする私のような日本人には、宗教観のお話はピンとこないのではないかと思いました。  映像はとても綺麗でした。
[映画館(字幕)] 6点(2018-06-10 18:01:44)
3.  羅生門(1950) 《ネタバレ》 
良かったのは、「自分は殺してない」じゃなくて、皆が「自分が殺した」と言ってるのが面白く、 それに自分のプライドや見栄のための嘘が混じってるところが現代でも通じるところ。 白黒だけど、木漏れ日や風のそよぎや川の流れなどの映像が綺麗だったこと。  でも、ストーリーが面白くないので退屈してしまいました。 最初のうちは、真相はどうなのかという興味で見てたけど、必要と思われないシーンが長々とあったり、 女は汚されたら自害しろとか、女自身も自分を男の持ち物のような言い方をしていることにも、 昔の話とはいえイライラしました。  「七人の侍」なんて長時間でも片時も目を離せないくらい面白かったのに、これは内容が合わなかったようです。
[インターネット(邦画)] 5点(2018-06-10 13:57:58)
4.  ラスト・ナイツ 《ネタバレ》 
試写会で見ました。率直な感想は、タダで見れて良かったというものです。 決して悪くは無く、映像は良いです。モノトーンのような抑え気味の色彩が綺麗でした。 でも、面白くなかったです。 ベースは忠臣蔵のようですが、隊長のみが目立って、他の騎士たちの葛藤や苦しみが描かれていないので、物語に深みが感じられませんでした。主君を殺され身分を剥奪され領地を奪われ、というのは皆同じ境遇のはずなのに、何故かそれほど大変そうではなく暮らしているように見えました。 隊長のダメ人間ぶりを敵に信じ込ませるまでの描写が長くてだれてしまい、早く仇討ちシーンに行ってくれないかなと思いながら見ていました。 出演者は良かったです。クライヴ・オーエンもモーガン・フリーマンも安定の演技力で存在感ありました。 伊原剛士には、もう少し、クズな主君にも忠義を果たさなければならない葛藤が見られたら良かったと思います。それと髪形が変。 映像と役者が良かっただけに、ちょっと残念な作品でした。
[試写会(字幕)] 6点(2015-11-16 22:13:13)
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