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コメント数 79

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1.  ラン・ローラ・ラン
評判がいいので映画館に足を運びました。30年ほど昔、インディーズ映画フェスティバルで「走る」テーマの映画を観た記憶があったために、先入観を持っていたことは事実でした。が、しかし主人公ローラが体全体を使って走る!走る!走る!音楽と映像と色彩が三位一体となって走る!走る!走る!・・その姿を観ていたら、かつてドラマの時間進行が実際の時間で刻まれる数々の映画を思い出しました。時間というより目的を達成するまでの、ゴールするまでの体感映画のように思えました。観ている時は面白かったのですが、映画館を出た後に残ったのはローラが全身を揺らして走る姿のみで、正直なところローラの表情とか共演者の方はほとんど記憶に残りませんでした(すみません)。年齢のせいかなとも思いましたが(中年で若い人についていけないということです)もしかしたら、意図するところをちゃんと観たのかもしれませんね。
5点(2003-05-25 18:06:00)
2.  ラ・マンチャの男
P・オトゥールは舞台出身と聞いていますが、このミュージカル映画では体全体でドンキホーテを演じ、映画の枠を越えて見事に役そのものになりきっています。病床で今一度、騎士道精神をよみがえらせ勇気と誇りをもって立ち上がるドンキホーテ。堂々とした姿の後、マリオネットの糸が切れるように息絶えるシーンは以降の舞台役者たちにも影響を与えたのではないでしょうか。公開当時、高校生だった私はソフィア・ローレンの大ファンで実は彼女目当てで映画館に行ったことは否定できません(同様の方もいらっしゃいましたよね?)。粗末な服を着ているほど女性らしさが際だつ女優さんです。この映画も汚れ役で胸元が大きく開いたブラウスを着ていますが、いやらしさよりも母性的な女性らしさが漂い、まとわりつく男たちはみんな乳幼児のように甘えて見えます。アルドンサ役としてソフィアは舞台女優にひけをとらぬほど見事に歌い演じています。存在そのものにインパクトを感じます。P・オトゥール以上に、この作品以降のアルドンサを演じる女優さんへ影響を与えたと思います(松たか子しかり)。年齢を感じさせないソフィアのバイタリティと美しさ、愛らしさにプラス2点で計8点。
8点(2003-05-16 16:17:22)(良:1票)
3.  ライフ・イズ・ビューティフル
公開当時はそれほど印象に残らなかったのですが(すみません)、戦争のニュースがあたりまえのように流れる今日この頃、改めてこの作品の持つメッセージに胸が熱くなり、素晴らしさが理解できます。身を隠している子供が穴から覗く視界の中、陽気に振舞いながら横切っていく父(ベニーニ)の姿。子供の知らない場所で響く銃声。そして父の言う通り目の前に現れる戦車!!そこに至るまでの父の生き方はまさに「ライフ・イズ・ビューティフル」というメッセージなのでしょう。
9点(2003-04-03 15:45:06)
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