1. リンカーン
ダニエル・デイ=ルイスも、サリー・フィールドも、いつも以上に素晴らしいのに、感じるところが希薄なのは、アメリカの歴史が所詮は他人事だから、なのか。かといって、リンカーンを単なるヒーローとしてないところは、いいとは思うのだが・・。 [映画館(字幕)] 6点(2013-11-15 22:26:00) |
2. リトル・ヴォイス
【かーすけ】さんにはドンピシャのツボだったみたい(【かーすけ】さん、今どうしてはるの~?)ですが、私は「痛かった」「いたたまれなかった」ですわ~。なので、実は2004年頃に初めて見たとき途中で挫折。次に、昨年CSを録画して見始めたのですが、また途中で挫折。今回、3回目の鑑賞でやっと最後まで見終えてのレビューです。いたたまれなさの原因は絶賛する人も多いキャスティングそれぞれに微妙に感じてしまう「違和感」だったかも。見終わってしまえば「これもありか~」と思いましたが、私が演出するなら(図々しくてごめんなさい)、マイケル・ケインはもっと情けなく、ブレンダ・ブレッシンはもう少しかわいく、LVとユアンはもっとさらに素朴なキャラに演出するがなあ、と思ってしまいました。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-08-07 10:48:09) |
3. リトルマン・テイト
レンタルショップに並び始めた当時、仕事仲間から勧められて見た。ジョディ・フォスターが初監督作品として天才ゆえの悩みを描きたかったのは、自分がその孤独感を切実に感じてきたからなんだろうなあ・・ということはよくわかる出来栄えだった。だが、天才ではない私は共感にまでは至らなかった。ま、それは当然として、けっこうKYなとこもあった彼女が、この映画の何に感動して私に勧めたのかは、いまだにナゾのままだ。 [ビデオ(字幕)] 5点(2011-06-05 18:38:57) |
4. 旅情(1955)
美しい映画ね。こういう作品だとは長いこと知らなかったのです。 でも今観ると、彼がありきたりの伊達男かな。一人で生きている女性のリンとした美しさを感じるけど、作ったのは男なのよね。そろそろ女性監督にこういう映画を作ってほしいですね。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2007-05-28 00:03:49) |
5. 理由なき反抗
今の時代になぞらえるなら、キムタクやヨン様に、キャ~と言っているのと変わらなかった気がします。見た当時は切ない映画だと思いましたが、今観たらこの少年たちかなり子どもっぽいですよね、きっと。 5点(2004-07-11 22:35:16) |
6. リロ&スティッチ(2002)
家族のきずなの描き方や、不気味なにくまれキャラがどちらもステロタイプなのはちょっと興ざめですが、まあ子ども向けだと考えれば、我慢できるレベル。ハワイらしさはけっこうよく出ているし、かわいいから、まあよしとします。 6点(2004-07-11 13:31:28) |
7. リーサル・ウェポン
この、くらーいキャラクターだった頃のメル・ギブソンが好きでした。オーストラリア時代に何かあったんでしょうか? でもハリウッドでお金持ちになったから、明るくなれたんでしょうね、きっと。それはそれでよかったですね、ウン。 7点(2004-07-05 00:44:56) |
8. 緑園の天使
あらま、まだ誰も書いてない。 ビックリ。 私は昔のTVで最低2回は(もしかしたらそれ以上)見てますが、何たってリズがまだ少女時代の作品ですからねえ、かわいいの何のってそりゃもうビックリもんです。 当時12歳だったそうな・・信じられん。夢のように美しい女の子でしたがな・・。 ミッキー・ルーニーが馬を愛する少年調教師のような役だったと思いますが、細部まではよく憶えてません。 でも、馬をこよなく愛する少女と少年が、同じ夢に向かってひたすらがんばる、というふうで、何か手に汗握った記憶です。 7点(2004-05-11 23:03:29) |
9. 猟奇的な彼女
ゲ○シーンが苦手です。あれでヒイテしまいました。で、最初、5点をつけていましたが、後から振り返って、チョン・ジヒョンが素敵で、相手役のチャ・テヒョンとのとぼけたかけあいが悪くなかったゾというのと、ラストシーンのよさを思い直し、この点数です。 チョンは日本で言うなら、篠原、仲間みたいな路線ね。もっと大作に抜擢されても臆さずやれそうなスケールの大きさを感じさせる人です。私自身、彼女の出演作をもっと見てみたいし、韓国映画にはよいものがたくさんあるので、これが気に入った方、ぜひもっとたくさんの韓国映画を見てください。(でも私、韓国ドラマは苦手です。先日、やはり苦手という人と話しててハタと気づいたけど、画面がテラテラした感じがどうもねえ・・) [映画館(字幕)] 6点(2004-04-07 23:25:16) |
10. リリイ・シュシュのすべて
大切な友が大切にしている映画なので、1点オマケ。 [映画館(字幕)] 5点(2004-04-04 08:21:59) |
11. リング(1998)
怖いか怖くないかで言えば、あまり怖くないような気がするが、近年の邦画の中ではかなり丁寧な作りこみに好感を持ちました。私ってマヌケなので、オチは耳にしていたものの、意味がよくわかっていなかったから、新鮮な気持で観られたし面白かった。怨念の描き方は昔だったらもっと湿っぽかったと思うのですが、ラストの描き方も含め、ほどよくて、今っぽい。BSで偶然に始まるところだったので「たまにはこんなのも・・」くらいの気持で見始めたので、案外ひろいものをした感じです。新感覚和製ホラーというジャンルに多くの人がはまった理由も、遅ればせですがよくわかりました。でも、個人的にはこれからも一応「私はホラーは苦手」ということにしておこう。でないと、あれも見なくちゃこれも・・と忙しくなりそうで困ってしまう・・。(後から皆さんのレビューを読んだら、原作ファンの方にはおおむね評判が悪いですね。私も原作を気に入ったものはたいていがっかりすることが多いからなあ・・。映画しか観てない私から見たら、映画という独立したものとして観れば、そこまで酷評しなくてもいいじゃないですか、と思ってしまうが、「同じ名前を名乗らないでよ~」みたいな気持になるのは、よくわかる。いやはや・・。こればっかりはどうしようもないですけどね・・。) 7点(2004-01-09 18:04:19) |
12. RETURNER リターナー
いやらしくなくバクれているな、と感心。ステロタイプをいかに飽きさせずに見せるか、ということも、いわばハリウッドの伝統の1つだとすれば、これは十分にその課題をクリアしていると言えるのじゃないかしらん? いやハリウッド方式が最高とはもちろん思わないが、最も見慣れている雰囲気に近いということは、見ていて安定感を感じるわけです。しかしもしもこれが単なる「亜流」作品だったら、安定どころか腹が立つばかり。だから、洋画と同じ感覚で楽しく見ることが出来た、というのは、「ハリウッドに近づいたなあ」ということが嬉しいのではなく、純粋に「いい作品を見ることが出来たなあ」というヨロコビなのです。鈴木杏ちゃんは今後さらに楽しみな女優である、という発見も、大きなヨロコビです。それ以外にも、この映画はヨロコビがいっぱいだと思う(オトボケ金城もいい味だし、画面の質感も好み! エトセトラ)ので、もう1点増やしちゃおう! でも全然ほめすぎだとは思いません。(ところで、この映画こそ、パート2を作らないのかなあ・・。) 8点(2003-12-16 01:27:16) |
13. リチャードを探して
思い切って尊大に言っちゃいますが(でも実は気が引けてる・・私もそう大して知識があるわけじゃないからねえ・・)、それにしてもシェークスピアものを見るときの(かつての、ないしは国際的な、かな?)常識や基本を知らない人が多いなと、このサイトでそのことにはいつも愕然としています。ここのレビューが翻訳されてほかの国でも読まれている、ということを、管理人のたかさんの更新記録で知りましたが、いやあそれを考えると、外国のROMの人たちに対して、ちと恥ずかしい。本作はエンタテイメントとして面白いわけではないし、またシェークスピアものの制作の裏話としては、スタンダードではなくむしろ実験的なものだと思いますが、シェイクスピア作品の面白さの一端を知るには、マニアにも初心者にもうってつけだと思います。シェークスピアものには色々な解釈や研究がされてきたこと、またそれは今後も続いていくであろうこと、たとえば現代に置き換えての潤色などは、単なる思い付きなどではなく、解釈を推し進めていった中での表現方法の1つなのだということ、シェークスピアものはそんなふうに、いじられてもいじられても面白い、だからこそ英国にとどまらない、人類共通財産の1つなのだということ。色々な側面を、これからシェークスピアものを見る映画好きサンたちにも、知ってほしいものだと思います。それとねー、シェークスピアはそりゃ英文科出身の人たちは原作も読んでるでしょうけど、実はあまり「読まれている」シロモノじゃないのよね。あまりに有名なものが多いから、みんな実は「知っている」気になっていて、自分勝手な解釈をしてることに気づいていない。こんな話も実は多くの人からささやかれていることで、私が思いついた話ではないわけですが。ところで、本作は、【チャーリー】さんがおっしゃるように、アル・パチーノも「シェークスピアに触れる機会の少ない若者たちに観てもらいたい」と考えたんでしょうね。私自身は、パチーノってあまり好きな役者じゃなかったんですけど、ちょっとだけ好きになりました。 7点(2003-12-12 12:31:34)(良:1票) |
14. リトル・ダンサー
少年の演技にノックダウン、です。 うますぎるという評に、同感(踊りのうまさも含め、すごすぎ! ちょっとした表情にもゾクゾクしちゃいました)。 ですが、浮いた感じになってないのは、ひとえに演出力でしょう。 お父さんの素朴で不器用な愛情表現も胸に迫るものがありますが、先生との間柄を、ありがちなウェットな関係にしなかったのも、好感度大。 お兄ちゃん、性同一性障害らしい友だちなど、ほかの登場人物のキャラクターも、一見類型的に見えながら、違います。それぞれ個性が立っていて、よかった! 本作は、「遠い空の向こうに」と比較したがる人がいらっしゃるようですが、私はかなり違うタイプの映画だと思います。 真にチャレンジャーといえるのは、私はビリーのほうだと思うし(そもそも私にはあちらは凡庸に思えて仕方ない。が、あちらはあちらで熱狂的なファンが多いのはわかっているから、できたら比較はやめていただきたいっす)。 でもね、かなり違うことは、たとえばラストなどでわかるはずだと思います。 このラストについては、皆さんもおっしゃるように、私も最初はちょっと唐突な感じはありましたが、終わったら、監督の意図はよく伝わってきました。 一人の男の子が、最終的に大きな夢をかなえた姿を、私たちにも少しだけ垣間見させてくれた、その表現が粋だったと思います。 いわゆるベタな感動作が苦手な方には、ぜひ見逃さないで! と言いたい一作です。 9点(2003-04-06 18:48:40)(良:1票) |