1. リリイ・シュシュのすべて
「14歳の、リアル。」のキャッチコピー。これのお陰でこの映画の評価を下げざるを得なくなった。14歳の「陰」ばかりを撮って「陽」を写さないで「リアル」って言うなよ。結局「センター外にたむろう女子高生」ばかりしか取り上げないマスコミと一緒じゃないか。現実はこの作品ほど一面的じゃないし複雑だよ。つくりものは所詮つくりもの。この映画を観て共感はできるかもしれないけど、これが「ほんものの14歳の全て」と言うかの如く、観客に刷り込みを行いかねないコピーには傲慢さを感じる。 5点(2004-01-09 12:09:37) |