1. リーピング
《ネタバレ》 確か、『ハムナプトラ』でも「十の災い」なんてのが出てきたな。 これは、古代エジプトで奴隷だったイスラエル人を救うため、エジプトに対して神が行った十種類の災害なのだけど、作品に反映されているのはその“効果”のみであり、映画的な狙いと言えば、ビジュアル的に面白い題材だろうなといった、むしろ思いっきり肩の力を抜いたものになっています。 堅苦しい解釈は度外視にしたものであり、逆に言えば歴史やエジプト紀に詳しいとか詳しくないとかは全く問わないのである。 川を血に変えるなんてのはチョット古いし、蛙繁殖+ぶよ繁殖+虻繁殖+蝗繁殖って繁殖もの多いし、腫れ物ってのも地味だし、長男死ぬってのも何だし、暗闇ってのもコレまた地味だし・・・、一見あまりビジュアル向きでは無いようにも思えるが、逆にこのあたりを使うことにより、序盤のオカルト的な雰囲気を出すことに成功している。そして終盤に派手な演出である“雹降らせ”をもって来るという、ある種計算されたプロットとなっているあたりは、手堅い作品と言えるのではないだろうか。 あと、忘れてはならないのが、終盤手前のイナゴのシーン。これで中だるみを阻止しているようにも思える。 完成度はまずまずの佳作といった印象だ。個人的には掘り出し物かも。 [DVD(字幕)] 7点(2008-01-01 15:18:48) |
2. リーグ・オブ・レジェンド/時空を超えた戦い
かなり厳しい内容です。ここまで最初っから物語に破綻をきたしているという映画は珍しい。トム・ソーヤが成長してアメリカの情報部員になってます。吸血鬼の女性は太陽が出ていても元気です。透明人間はCGになったり、ただの白塗りになったりと落ち着きません(予算の関係)。ネモは年輩の船長なのにやたらと強いです。ジキルとハイド氏はただのハルクです。クオーター・メインが一番まともに見えるのが凄い。このように発想がメチャクチャである作品は“トンドモ映画”として馬鹿を貫き通して貰いたかった。何か最後は感動ものとしてまとめようとしていましたよ・・・。 CGもチャチイです。手っ取り早く効果を付けたという感じです。こんな特殊効果ならCGはイラナイ。オープニングの銀行襲撃のシーンが一番まともです。何か続編を臭わすようなシーンで締め括りますが絶対に無いと思います。いや、作ってはいけません。 1点(2005-03-07 19:12:08) |
3. RETURNER リターナー
時間軸を利用したタイムトラベルものは、脚本・演出に手を加えやすいので面白くて当たり前だということを先に言っておきたい。が、この作品に関しては残念ながらそれは当てはまらない。時間軸のいじりかたが大人しくて、「なるほど!」という感度が無い。このジャンルの映画に一番大切なのは脚本なのに、思いっきり手を抜いています。 壮大なテーマを掲げている割にSFとして世界観が狭い。未来像を語る上でも、場所は狭い所に限定されているし(研究所?)、そこに居る人達の出で立ちも古い。宇宙人のロボットもどこかで見たことのあるデザインで新鮮味がゼロ(バリアも含む)。 作品の9割が現代の日本を舞台としています。変化に乏しく、苦肉の低予算映画というのが伺える。 それに、戦闘機(ハイヤー?)やジャンボジェット機がマクロスのように変形する描写が格好悪い。誰かが趣味で創ったのでしょうが、作品に反映されていません。 あと、どうしても気になったのが岸谷五朗。キレた演技は全てああいう風にしないといけないと思っているのでしょうか? あれはプロの俳優がする仕事ではない。 それと、「樹木希林はカウンターに立たせるな」ということをくれぐれも言っておきたい(フジカラー)。 2点(2004-08-30 09:20:18) |
4. リベリオン
自分の意志を持たない世界を構築しているようだが、あまりパッとしなかった。そのアイデア自体が地味で在り来たりで面白くない。役者も全体的にギクシャクしていて頼りない。人間ドラマを見ても、主人公の真意と悩みの部分が上手く描けていない。 終盤にアクションシーン(バトルシーン)を無理矢理に詰め込んでいるが、その質も陳腐で独創性が無く、B級の臭いがプンプンしていた。 3点(2004-07-23 17:05:21) |
5. リーサル・ウェポン4
久々の続編なのですが、出演者が変わることなく出来ているところが一番評価できる。役者が変わるということは致命傷ですから・・・。 最後の病院での記念撮影で「友人かい?」と聞かれて「家族で~す」と答えるシーンが有るように、本当にファミリー感を大切にした作品だと思います。黒人と白人が仲良くしている作品は大好きです。おそらく各俳優達も日頃から仲が良いのではないでしょうか。 6点(2004-02-13 18:16:27)(良:1票) |
6. リーサル・ウェポン3
最初の爆弾のシーンはマンネリがキツイですよ。時限爆弾のカウントダウンに、赤の導線か青の導線かの選択なんて古すぎる!しかし、今回は処理に失敗して爆発するので、ある意味斬新なのかな!? 今回も、リッグス・ロジャー・レオの掛け合いが面白いのですが、新キャラとしてコールという女性も登場します。確執から恋に変わる様子を描いた場面(リッグスとコールが撃たれた傷を競う)が印象深い。 キラーコップをめぐる銃撃戦や、大型セット(金は掛けてなさそう)の爆破アクションなど、迫力有るシーンもあるので結構楽しめます。 6点(2004-02-13 18:16:01) |
7. リーサル・ウェポン2/炎の約束
ロジャーが自宅のトイレで爆死しそうになるシーンが面白い。あと、おとぼけキャラのレオも今作から登場してコメディーの部分がパワーアップしました。 リッグスの恋人が殺されるというシリアスなシーンも有るし、迫力有るアクションや銃撃戦も健在。総合的なエンターテイメントとしてたっぷり楽しめます。ハリウッドちっくな部分は有るものの、難しいことを考えずに楽しみたい時には最適です。 7点(2004-02-13 18:15:36) |
8. リーサル・ウェポン
ダニー・グローバーとメル・ギブソンの掛け合いが楽しい、超人気シリーズの第一弾。 自殺志望者であるリッグスと、その破天荒な相棒に振り回されるロジャーの“人種を越えた友情”が心地よい。 アクション・カーチェイス・格闘・コメディーといった要素を上手く取り入れたエンターテイメントはハリウッドが得意とするところ。このシリーズはどの作品もハッピーエンドで終わるので“安心して見たい派”には持ってこいの映画です。 6点(2004-02-13 18:15:13) |
9. リプリー
元々、シナリオが秀作なので確かに面白いが、リメイクということで高い点数は付けることは出来ない。 5点(2003-12-05 17:14:23) |
10. リング0 バースデイ
なんと言っても脚本がつまらない。 これをレンタルした人にとっては、まさに呪いのビデオとなったであろう。 2点(2003-11-18 15:35:15) |
11. リング2
らせんとは同じ時間軸で流れている・・・。その時点でアウト~!!! 貞子と母親による鏡のシーンのみ見せ場だった。正直言って、あれは怖かった。その他は本当にダメな作品だった。 2点(2003-11-18 15:34:39) |
12. リング(1998)
《ネタバレ》 自分は無類の憶病者ですが・・・、すごく怖がらせてもらいました。ホラーは絶対に日本物の方が怖い! 特に最初らへんの竹内結子が出てるシーンは非常に巧みに演出されていて恐怖感を誘う。 「化け物がテレビから出て来る」というだけだと下手すると笑ってしまう設定だけど、そこに行き着くまでにジワジワと心理的な描写に攻め立てられているから効果的だった。呪いのビデオの映像も神秘的かつ不気味で嫌な感じが上手く出ています。 6点(2003-11-18 15:33:35) |