1. リーグ・オブ・レジェンド/時空を超えた戦い
《ネタバレ》 ついついこの前見た「ハムナ○トラ」シリーズと比べてしまうけど、私としてはこっちの方が断然いけますね。やっぱり役者が違う。文学少年(?)ではなかったのでキャラについては知らないのですが、日本で言えばウル○ラマンと仮面ラ○ダーとゴ○ンジャーと月光○面とエイト○ンと宇○刑事とガ○ラが一緒になるみたいな、そんな感じ?(多分違う)元ネタ知っていればもっと楽しめたろうに、それだけは残念。「ハム○プトラ」での欲求不満(軽薄短小ならぬ「軽薄長大」、とにかく薄っぺらくてガックシ。特に人物!)はこちらで見事に解消されました。登場人物のことは知らなくても、彼らはそれぞれに悩みやトラウマがあって、ストーリーの中でそれを乗り越えていく構成がいいです。リーグの中のグレイとその他のメンバーの対比がしっかりしていて、戦いの中でトラウマを乗り越えた6人が勝ち、悪にすがることでトラウマから目を背けたグレイが敗れた。グレイが、避けつづけた自分の本当の姿を見せ付けられた瞬間に、たちまちミイラ化していくのは自分自身を直視する強さがなかったことのように思いますね。それにしてもラストシーンは意味深だ・・・続編希望!だけどもし続編でコネリーが現れたら、怒るかも知んない自分も否定できない・・・(苦笑) 7点(2004-09-18 00:37:16) |
2. 隣人は静かに笑う
《ネタバレ》 映画を見て登場人物に殺意を抱いたのって初めてかも知んない・・・ジェフ・ブリッジズ、お前の仇は取ってやるからなって。それくらい救われないジェフ・ブリッジズ、そして結末。見た後思い切り鬱。その日TVでトゥームレイダーやってたのを父親が借りてきたからっつーんで見たんだけど、母と私は「こんなんだったらトゥームレイダー見ときゃよかったね」と意見が一致しました。後味最悪だし救いなんて全然ないしその上イヤに現実的で世の中がイヤになるこんな映画作って何が楽しいんだろう?分からない。完成度が高いのは認めるけど、完成度が高けりゃいいってもんじゃないと思うんだよなあ。とにかく二度と見たくない。 私は基本的に見たあとの気分で点数をつけるので1点です。 1点(2004-06-27 14:20:48) |
3. リベリオン
《ネタバレ》 クリスチャン・ベールが好きなので見たんですが、やっぱクリスチャンええわぁ~。正統派二枚目顔と(ガタイを除けば)イギリス俳優ならではの独特の陰があるのがいい。苦悩するヒーローをやらせれば右に出るものはイナイ。感情までもコントロールされている世界というのは、「華氏451」からさらに一歩進み、街の情景からも生活感や人間の営みといったものが排除されて不気味なほどの統一感。シンボルマークやヒンデンブルグっぽい飛行船が飛んでいるあたり、「マトリックス」よりはナチスドイツみたいですね。そんな世界で感情を揺さぶられるような出来事を体験し、トラウマとして抱えながらも感情を抹殺し、自らの任務を遂行する主人公。・・・もう、こういう設定、私めっちゃ弱いです~~。任務遂行の中でであった女性との、感情が禁止されている世界での感情の触れ合いの描写が痛いほどうまい。キスに頼らない演出、お見事。もうひとり特筆すべきはショーン・ビーンかな。悪役が多いけど、善悪問わず人間の弱さを演じさせたら、この人はほんとにうまい。最初の方でいなくなるけどどことなくLOTRのボロミアを髣髴とさせる役どころです。アクションだけでなく、設定やドラマ性もいいので本当は10点にしたいところだけど・・・ガン・カタ、あまりに強すぎて安心して見れちゃうのでそこは減点。アクションシーンで主人公がピンチになるところが全然ない。それでも、クリスチャンはかっこいいし、ガン・カタの決めは歌舞伎のようで日本的。主人公アメリカ人俳優じゃなくて正解! 8点(2004-06-06 20:44:16) |
4. RETURNER リターナー
金城武は大根とゆーわけではなく、シュワちゃんの英語がどうしてもブロークンなアメリカ英語に程遠いのと同じことだと思う。日本語しゃべらなければ、存在感はピカイチ。それよりも岸谷吾朗の演技が鼻についてどうも好きになれなかったな。って言うか何でそんなに宇宙人の力を欲しがるの?すごく謎。それとラスト引っ張りすぎ。ついでに皆さんがよくおっしゃる各映画からのパクリですが、金城主演の不夜城については誰も指摘してないな・・・まあ、今後の日本SFの発展を願って5点。 5点(2004-06-05 01:18:10) |