1. 陸地にて
《ネタバレ》 正直なところテーマが見出せずに観終わってしまいました。マヤ・デレンさんの美しさと妖艶さが印象に残る作品ですね。 身なりからして、彼女は海に身を投げたのか?それとも客船から転落してしまったのか?そして海岸で目覚めた彼女は生きているのか?その後の光景は彼女の幻覚なのか?あるいは臨死状態での走馬灯なのか?少なくとも現実とは思えない。 不思議な魅力に満ちたショートストーリーでした。 [インターネット(字幕)] 6点(2024-10-24 19:46:09) |
2. リム・オブ・ザ・ワールド
《ネタバレ》 子どもらしさ全開の少年少女が、立ちはだかる危機を乗り越えて行くうちに成長し、人類を救うという重大なミッションを達成する。まさに映画ならではの世界。「スタンド・バイ・ミー」や「グーニーズ」などといった作品たちを彷彿させる1本。そこをキッチリ了解した上で鑑賞すれば大いに楽しめる作品です。 監督がマックGさん、脚本がザック・ステンツさんと来れば、ノンストップでド派手で痛快な展開。子どもたち活躍し過ぎ!なんて野暮は言いっこなしというところですね。 主役4人は上手く個性が出ていて皆魅力的です。特に謎めいた登場をする東洋系少女のシンシンは存在感あり。また、正直終盤直前まで大金持ちの息子で身勝手で臆病なダリウシュがどうにも受け入れられなかったのですが、終盤にはお約束通り素直な少年に変貌してこれまた可愛い。 現実味とか堅苦しいことを考えない限り、観終わって爽快な作品でした。 [インターネット(字幕)] 7点(2024-06-21 11:18:18) |
3. リメンバー・ミー(2017)
《ネタバレ》 このところ長いことディズニー作品にはご無沙汰でしたが、とあるキッカケで鑑賞しました。素直に観て良かったです。 ひとことで言えば、時を超えた家族の感動の物語。あるいは音楽は時を超えて家族を繋ぐといった感じでしょうか。これぞディズニー、もはや普遍的と言っても過言ではないお家芸的感動作ですね。キャラクターの完璧とも言うべき表情や動き、背景も含む豊かな色彩感覚。これぞピクサーですね。 ベタと言えばベタかも知れません。全編に散りばめられたお約束感と予定調和感。でも、それが心地良いのです。分かっていても泣けてしまう。物心ついたころから半世紀以上にわたって数々のディズニー作品に感動をいただいてきましたが、また新たに感動作に出逢えて幸せです。 ちなみに、クライマックスでは大いに感動したものの感涙は堪えたのですが(堪えるというのも変な話ですが)、何故かラストの死者の国を出るイメルダ・ヘクター・ココの3ショットと、ダンテと猫になったアレブリヘの2ショットに嬉し泣き的にウルっと来てしまいました。 未見のディズニー作品を遡って観たくならせてくれた1本でした。 [インターネット(吹替)] 8点(2024-05-14 00:11:55)(良:1票) |
4. リピーテッド
《ネタバレ》 ベースになっている身体状況等は様々ではあるものの、主人公が前日までの記憶を失ってしまうという設定の作品は、これまでにも複数ありました。本作もその1本ですが、事件発生時から後の記憶が消失しているのではなく、更に遡ってある年代から後の記憶が消失するという設定のためか、事件の発端やそれに至る経緯が省略されてしまっていて、話が進めば進むほど何となくご都合主義的に思えてしまいました。 朝目覚めると記憶がない。目の前に居る男性が誰なのか判らない。主治医を名乗る男性から突然の電話がある。デジタルカメラの動画記録を頼りに少しずつ記憶を積み重ねていく。それと同時に断片的に蘇る事件の記憶。夫、主治医、親友…一体誰を信じたらいいのか?あの日、一体何があったのか? こうやってプロットを書き連ねていくと非常に魅力的なサスペンス作品に思えるのですが、主演の二人、いや三人の演技に惹き込まれながらも、随所に見受けられる矛盾や不合理によって観ている側としてはトーンダウンするばかりです。 記憶障害と言いながらも殆どタイムループみたいな世界。かと言ってタイムループものにしてしまうと、ありきたり感が高まってしまいそう。スタッフ、キャスト、しっかり固めても、肝心のストーリーが弱い。惜しい作品だな、というのが第一印象でした。甘めに6点献上します。 ちなみに、題名は原題の方がお気に入り。邦題はストレート過ぎるような。 [インターネット(字幕)] 6点(2023-10-19 23:19:43) |
5. リザとキツネと恋する死者たち
《ネタバレ》 何とも不思議な世界。東欧の雰囲気一色の画面なのに、時折り出演者がたどたどしくはあるものの日本語で話す。死んでいく者たちが縦書き毛筆体で「死者」と紹介されるあたりも微妙にお洒落。 そして何より、ほぼ主役の幽霊・トミー谷(デヴィッド・サクライ)のナイスなキャラ。矢鱈と耳に残って消えないメロディと日本語歌詞、そして見ていると一緒に体が動いてしまう緩いダンス。ハンガリーと日本のハーフということですが、如何にも怪しげな日本人としてハマってますね。 ヒロインのリザ(モーニカ・バルシャイ)は純真なのか天然なのか、地味なアラサーを演じつつ時として妙に可愛く見えたりもする不思議キャラ。このキャスティングも気に入りました。 他の出演者も、如何にもヨーロッパのコメディ風な俳優さんが並び、独特なとぼけた味わいを醸し出していますね。 モチーフとなっているはずの「九尾の狐伝説」は殆ど関係ないような物語ですけれど、監督の日本贔屓に概ね100分乗せられてしまいました。佳作と呼ぶにはイマイチかもしれませんが、妙に気に入り7点献上します。 ちなみに、細かい話かも知れないけれど、ラストシーンでヒロインたちが乗るビートル。那須を走っている(レッカーされてるけど)ことになっているのだから、せめてナンバーは日本のものにして欲しかった。 [インターネット(字幕)] 7点(2022-12-10 00:38:04) |
6. リトル・モンスターズ
《ネタバレ》 ゾンビコメディのスタイルを取りながら、ひとりのダメ男が自らの人生を見つめ直し、素直な好人物へと変貌していく姿を描いたラブコメ風味のヒューマンドラマですね。実に楽しい。ルピタ・ニョンゴのキュートな魅力が満載で、ゾンビ映画としての場面の数々もかなりキッチリ作られているにも関わらず、グロさがさらっと流されていて観終わってみればむしろ爽やか。登場する子どもたちも、個性豊かながら、題名に反して決して前に出過ぎることもなく存在感を示していて好感が持てます。子どもの犠牲者がゼロというのもいいですね。(園児以外では犠牲者ありのようですが…) ちなみに、冒頭、デヴィッドのダメ男ぶりが紹介される部分や、農場で偶然居合わせた人気司会者(実はクズ男)テディの出演場面で、しつこ目に繰り返される放送自粛用語&表現の数々や、テディが子どもゾンビに暴力的になる場面には、「子どもが大勢出演する映画でこれってあり?まして子どものセリフにまで使っちゃったりして?!しかもいくらゾンビでも子どもに暴力??」と心配してしまいましたが、そのあたりは大人の男のショーモなさを表現するためとか、ゾンビ映画なので不可避ということでOKかな?制作国の米英豪では大丈夫なんですね。台詞の方は邦画ではありえないかも。 それから、軍の指揮官が「子どもは二度と撃たない」みたいな発言をするのですが、あれは何かのパロディなんでしょうか?そこは解らず仕舞いでした。 そんな感じに気になる部分はあるものの、大いに満足の1本でした。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2021-11-04 23:07:55) |
7. リスタート
《ネタバレ》 これは超が付くほどストレートな青春ドラマです。音楽で自らを表現して成功したい、という若者は文字通り星の数ほどいると思いますが、その中の一人であるヒロイン未央は、他の殆どの若者たちと同様、幸運な波に乗ることは叶わず、さりとて音楽の道を諦めることも出来ず、不本意ながらも地下アイドルとして細々と活動しています。人気ミュージシャンとの恋仲は、もしかしたら未来への希望の光でもあったのかもしれないけれど、結局は騙され捨てられ、事務所はクビに。コアなファンからは叩きのめされ、全てを失いながらも生きる力はかろうじて失わずにいた彼女は、自らを愛し励ましてくれる家族や本当の友人たちに力と希望を与えられ、改めて夢の実現に向かってチャレンジを始める、という決して目新しくはない、寧ろベタなストーリーと思えてしまうけれど、主演女優が、実際に長きにわたって苦労を重ねながら活動し続けているインディーズミュージシャンで、自らをヒロインに同期して自然体で演じ、かつ抜群の歌唱力をもって主題歌を熱く歌っている姿を観ると、ヒロインと彼女がオーバーラップして、まるでドキュメンタリーのような現実味を感じさせてくれます。尺の短さゆえに、背景やディテールは想像するしかないというところに少し物足りなさ、と言うかお約束感も感じますが、中心を成しているストーリーが明快なので、ひとつひとつの何故?どうして?は忘れさせてくれます。低予算で撮影期間も一週間程度だったとの話ですが、このシンプルなストーリーを短い尺に凝縮し、演技に不慣れな出演者も多い中、スムーズかつスピーディに展開させているのは、品川監督の技量に頼るところが相当大きいのではないかと思います。これから先、ヒロインが成功するのか再び挫折してしまうのか、それは全く分からないけれど、夢を追うことが一人の人間の人生にとっていかに重要なファクターなのか、更にはその情熱がそこに関わる他の人間にも多大な影響を与え得るということを教えてくれる、爽やかな中にもしっかりとした重みのある青春劇に9点献上です。 [映画館(邦画)] 9点(2021-08-07 14:56:45) |
8. REPEAT リピート
《ネタバレ》 いろんなサイトを拝見すると結構酷評に晒されてる本作ですが、私は意外と楽しめました。 夢オチなのか実はワタシも死んでました系なのか、最後の最後まではっきりとしませんけれど、チープななりにストーリーはちゃんとしてて、てか設定は結構無茶してますけれど、割り切って観る限りはひねりの効いた作品です。 ま、こういうのが嫌いな人は冒頭直後に観たくなくなってしまうかも知れませんけれど、制作者のミスをカバーするぐらいに想像力豊かに受け入れれば結構面白いですよ。(何言ってんだか自分でも解らなくなってきた…) [DVD(字幕)] 6点(2013-09-23 17:01:42) |
9. リアル・スティール
《ネタバレ》 遅れ馳せながらのレビューです。 最早語り尽くされてますね。多くの皆さんのおっしゃるとおり、見事なまでに「親子愛もの」「スポ根もの」「勧善懲悪もの」などなどを具現化してます。キャスティングもお見事!ディズニーの本領発揮、ファミリーで安心して楽しめる傑作です。 [DVD(字幕)] 8点(2013-06-04 02:09:59) |
10. リミットレス
《ネタバレ》 ありそうでなさそなお話を強引なスピードをもって押し付けて来られました、って感じ。でも、そこに不快感はなく、純粋に娯楽作品として楽しめるのはシンプルな表現と適度な尺のおかげかな? 細かいところを追求すればかなりの雑さ加減だけれど、「リミットレス」ってタイトルのとおりってことで許しちゃいましょう。面白かったし退屈しなかったということが、何より良作の証拠です。 [DVD(字幕)] 7点(2013-02-11 12:31:42) |
11. リセット(2010)
《ネタバレ》 設定には心惹かれるものがあります。過去の集団失踪事件の謎解き映画?とか思ったりして。ところが実際はかなり宗教的作品。キリスト教的と言うべきか?そのあたりは詳しい訳でもないので言及できませんが、全体としてはそんな雰囲気がひしひしと感じられます。 と言う訳で、最初に期待してしまったような超常現象モノでもなく、SFミステリーでもないということが伝わったとたん、一気に萎えてしまいました。でもって、いったん萎えてしまうと、闇がジワジワ迫ってきて人体が消失してしまうなんてのは、なんともチープで古臭いアイディアだし、主人公たちの行動もそれほど感情移入できないし、ラストシーンがお約束過ぎてガッカリだし…などなど、不満ばかりが募ってくる作品でございました。 [DVD(字幕)] 5点(2012-04-30 12:09:28) |
12. リピーターズ
《ネタバレ》 恐る恐る借りた作品ながら意外なヒットでした。一日一日が繰り返され続けると言うアイディアは、既に複数の作品で採用されていますけれど、この作品はその無間地獄からの脱出の仕方が新しい。途中である程度先読み可能だけれど、それでも見応えありです。 ひとつには役者さんの演技がキチンとしてる。また、カメラワークやBGMもキチンとしてる。つまり、しっかりと作られているところが◎なんですね。 3日目か4日目あたりで羽目を外し過ぎる男子たちがちょっと鼻についたけれど、それもその後の展開を考えれば必要なパートだし、意味ありげな自殺者とか謎解きを素直にさせてくれない演出が◎です。 邦題を考えてみました。「リピーターズ~贖罪~」どうかな?街の名前とかちょっとキリスト教テイストが感じられるし。 [DVD(字幕)] 7点(2012-03-13 01:39:40) |
13. リボルバー(2005)
《ネタバレ》 冒頭、ジェイソンの髪型に引いてしまった?でも、元がカッコいいと何着てもOK。んなわけで、この作品はジェイソン万歳ってとこで「ありえね~~~~!」部分にもしっかり目を凝らして楽しみましょ。 (追記) 上のレビューが2009年にDVDで初見のレビュー。意味不明な6点。今回CSで見直したら全く別の印象だった。てか、なんだ前回のレビュー。我ながらヒドイ。まるで見当違いで「ネタバレ有」って何が? なかなかに評価の分かれる作品ですよね。前半のクライムサスペンス的緊張感ある展開。ジェイソンひと暴れか?と思いきや抑えた演出。え?アクションじゃないの?髪の毛生えてると弱いの?みたいな。 でも、アニメーションが登場するあたりで転換。あらあらあら?この演出は??そして、不治の病が誤診だったところで再転換。あり金失い呆然としてクルマの窓に激突。ここから別モノ的演出が始まる。実は死んでました系作品かと思わせるが如き展開。監督は楽しみ過ぎじゃないの?クライムサスペンスがサイコミステリーにチェンジ!そのくせ、冷酷な殺し屋が優しいオジサンになってあり得ない暴挙に出たりとか。混乱の極み。しかも、混乱は収斂することなく幕を引く。 という訳で、観直して書き直したレビューの結論。この作品は監督のお楽しみの果てに産み落とされた。だから、観る方もどうぞご自由に。こう観れば良作、あぁ観れば駄作。決めるのはあなたです。レイの気合いの入った演技に見惚れたので、前回より1点アップの7点献上です。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-08-20 02:53:42) |
14. リサイクル -死界-
微妙ですね~。とにかく、どこかで観たカットのオンパレード。テーマとアイディアは面白いと思いますよ。でも、良く似た話をどっかで観たか読んだかしたかな?それに、ホラー的表現があまりに平凡、お約束的。それから、CGで描かれた世界はなかなか豪快ですけど、やっぱりどこかで観たような…。 気合と意気込みは感じられるけれど、残念ながらスベッテしまった典型かも。 [DVD(字幕)] 4点(2008-05-31 02:21:17) |
15. 臨死(2007)
作品登録の際には、敢えて「ホラー」は付けませんでした。だって怖くないし。 純粋に学園モノとして観るのがいいんじゃないかな?ただ、それだけだとやっぱしストーリーが薄いです。その辺を補うのに、「臨死」ネタが必要だったというか、「学園」なのか「臨死」なのか「スピリチュアル」なのか、どうもはっきりしないところが気になるけど、あまり気合い入れないで観てる分には結構面白いと思います。気持ちの揺らぎ具合もいい感じで表現されてるし。 じっくり考えないでくださいね。じっくり考えると、合点のいかないところが結構盛り沢山。何といっても、アニーがなんでリーダー格なのか解んないし、可愛過ぎかも。もうちょっと迫力ある子を持って来たら良かったかな? ま、いろいろ注文付けたいけど、自分的には好きな作品なので7点献上。 [DVD(字幕)] 7点(2008-05-13 09:18:40) |
16. リーピング
《ネタバレ》 キリスト教的背景に基づいて制作されているこの手の作品。多くの作品はそれなりに面白く、背景についての知識を有することなく作品世界に入っていけます。でも、少なくとも私には、決して本質は理解できない訳で、だから所謂感情移入は無理なのです。 本作品につきましても同様で、一連の出来事の陰に見え隠れする悪魔的なものの存在は理解できたとしても、果たしてそれが本質的に何を意味するのかが解らない。彼女が信仰を捨てた理由、そんな彼女を見つめる相棒の眼差し、危機を伝える神父の心根と理不尽な死、そして何より少女の存在。ドラマとして理解は出来るし、意味も言わんとしていることも解るつもりなんだけどなぁ… でもやっぱり高得点は無理です。 まぁ興味深くはあるし、映像特典も親切、作品としても良くまとまってると思います。ヒラリー・スワンクが何故この仕事を受けたかというあたりが一番の謎ですけど… そんなわけで微妙な点数です。 [DVD(字幕)] 6点(2007-12-19 00:20:19) |
17. Little DJ 小さな恋の物語
このジャンルの作品としては、まさに王道を行くストーリー、観る者を裏切らない展開には安定感を感じます。 決して号泣を誘うこともなく、されど随所でホロリとさせられる。丁寧に作り上げられた良作ですね。 主演の神木君は、繊細な演技を見せてくれます。ヒロインの屈託のない笑顔も良い。純粋な気持ちになって鑑賞しましょう。 [試写会(邦画)] 7点(2007-11-29 01:47:18) |
18. Re:DIAL リダイアル
《ネタバレ》 面白いですよ、これ。確かに、この手のオチは既に新鮮味がありませんけれど、途中まではB級サスペンスとして小気味良いテンポで話が展開していきます。このまま行くと、最後はどうやって落とすんだろ?とワクワクしていると例のオチ。↓で、なにわ君も書いてらっしゃいますが、私もこの展開にはまんまと引っ掛かりました。で、振り返ってみれば結構良く出来てる。このオチとしては伏線部分の破綻も少なく許容範囲、むしろ巧妙と言ってもいいんじゃないでしょうか? 殆ど一部屋で撮影されたシンプルな低予算作品。TVMのCMの間を思わせるフェードアウトが気になりますけど、映像的にはグロさエロさが最低限に抑えられていて好感が持てます。ただ、原題はどうもピンとこないなぁ~。 ま、モニカ・キーナの熱演(貧乏ゆすりは止めたほうがいいかも…)に応えて7点献上! (注)未見の方へ。映像特典はネタバレに繋がります。関連作品情報は後で見ましょう。 [DVD(字幕)] 7点(2007-10-15 01:02:40) |
19. Re:プレイ
《ネタバレ》 これはハマりましたね。確かに似たアイディアの作品は過去にも幾多あるでしょうが、出演者らの熱演と脚本・演出の妙が見事にマッチして、見応えある作品に仕上がっています。私はこの作品の鍵を握るのは、兄ピーターと妻(ということにしておきましょう)アナだと思います。そして、運命を受け入れられずに苦しむサイモンと、そんな彼を心から救いたいクレア。他の登場人物は、人格を与えられているようでいて与えられていない。まぁ、ある意味もっとも「人格」を与えられていないのはアナでしょうけれどね。アナの勝利宣言を受け入れられないサイモン。彼の旅は、まだまだ長く続くのでしょう。 [DVD(字幕)] 8点(2005-05-28 16:56:00) |
20. 輪廻 リ・インカーネーション
何だか妙に長く感じた80分。冒頭の導入部分は、なかなかオドロオドロシク惹きこまれるし、検事の登場シーンは結構迫力モノ。でも、必要以上にエロティックなカットが使われているし、何よりあの「標本」(ネタばれ?でも、予告編にも堂々と登場してるし)はヤリスギじゃないのかなぁ?保存しないでしょ、普通。 前世の愛憎が現世に事件を引き起こす。そのテーマ自体はいいと思うのだけれど、なにぶん描き方のメリハリが宜しくないと思うのです。冒頭30分余りの法廷ドラマまではスピード感もあるのだけれど、前世の因縁(本来のテーマ)に移っていくところで面白味がなくなる。それをエロティックなカットで補ってませんか? この手のオカルトっぽいミステリーが好きだからついつい観てしまったけれど、どうもアジアンホラーとかミステリーには裏切られることが多いなぁ… [DVD(字幕)] 4点(2005-05-22 09:51:25) |