1. ルディ/涙のウイニング・ラン
《ネタバレ》 なんというストレートな映画なんでしょうか! まるでスチュワーデス物語のような根性モノでありながら、 少しも嫌悪感なくすいすい観られちゃう・・ フットボールの名門、難関のノートルダム大ということがわかりにくいんですが、 そこはもう私は日本人であるから(早稲田で野球をしたい偏差値の低い子)という見方で(爆) そう思いながら観るとわりとリアリテイがあって、 まずはハンデは偏差値だと確認するように見ました(苦笑) じゃあスポーツで入ればいいじゃん?と普通思うんだけど、 この子は(思わずサムと言いそうに・・)あの体格。 見るからにどんくさそう・・ 実はこれが大いなるハンデなのでした。 しかし当の本人はいたって楽天家であります。 家族はまあ田舎のガチガチの巨人ファンとでもいいましょうか。 ノートルダム大命の一家でありますから・・ そう当てはめてみるとわかりやすいですね。 田舎の巨人ファンの子が巨人に入るのに有利な6大学に入学したいが、 160cmの体格であり学力も普通の大学も入れないであろうという・・ アメフトなんですが・・・ 無理というより笑える。 だから応援したいというよりも行方を見守る感じ。 本人はかなり真面目に一直線。 こんな演歌のような根性ものなのに、 飽きずに気楽に観られてしまうんです。 気負いがないというか・・ ショーンはうまいんですよね。 素人が本当に努力しているみたいに見えてくるんだもの。 いい役者だなぁと思いますよ。 親近感があって嫌われないタイプだと思います。 そのまんま役になっています。 彼が成功したのは努力も運もあるんですが、 私は人柄と思います。 彼の夢に共感を覚えない人にはそれは欠点である。 一途で真面目で融通がきかなくて・・ もうとにかく最初の夢しか見えてないんですからわかりやすい。 普通は小さい頃の夢なんて、 消去法で消していけば安全な現実にとどまるんです。 それか違う夢が環境や年代によって変わるんですよ。 たまにはこんなまっすぐでひたむきでおかしいくらい真面目な夢物語もいいかも [DVD(字幕)] 8点(2006-09-21 08:02:43) |