Menu
 > レビュワー
 > なんのかんの さん
なんのかんのさんのレビューページ[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2336
性別

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(評価分)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
評価順1
投稿日付順1
変更日付順1
>> カレンダー表示
>> 通常表示
1.  ルームメイト(1992) 《ネタバレ》 
前半は退屈したが、後半ヘディの孤独がポイントになってきてから乗れた。愛ゆえの攻撃。双子の片割れを失っているという喪失感と言う神話を背負っている。アリーもかなり自分勝手な女なわけで、でも今の都会生活ではある程度の割りきりが必要、同僚に手柄を横取りされないよう気を張っていなければならない。一方ヘディは粘着的田舎から双子の記憶を引きずって、そういう都会にやってきたわけ。初対面のときアリーが泣いてたのが、同じような人だ、という好意のもとになったのね。スリラーとしての味わいは、同じ衣装を見つけるあたりからか。クリックひとつで衣装のデザインが変わっていくソフトのイメージと連絡。殺人てことになってくると線を越えちゃってちょっとつまんなくなっちゃうんだけど、でも一緒に逃げようとするあたりがあるのでいいか。「あなたこそ孤独を怖がってたくせに」。おとなしそうだったものが荒れ狂うのがスリラーの基本。アリーが今度は双子の片割れを失った感覚を持って生きていくことになるのか。半分ずつ顔を合わせた合成写真でのエンディング。ボリュームを上げて助けを求めるアイデア。
[映画館(字幕)] 6点(2011-12-23 10:41:14)
2.  ルビー・カイロ
さしてストーリー上それほどの必然性もないのに世界各地を回るって、なんか初期のころの007を思い出し懐かしい。と音楽もジョン・バリーだ。そしてエキゾチックな世界での展開とね。集金旅行ってところがイマふうなのか、ツヤがないな。この妻の夫への愛が、旅の中であんまり感じられないんだ。夫の未知の部分を知りたいってのが「従」になって、暗号ごっこが「主」になってしまった。この手のストーリーは、夫をとっかえっこしたいっていう妻の夢を合理的に達成させてくれるシステムなのかな。外国を飛び回るあたりも、最初のうちは気後れしててだんだん慣れてくる、って変化みたいなものでもあればいいんだけれど、海外レポートが並んでるだけみたいで。
[映画館(字幕)] 5点(2011-12-21 10:21:37)
3.  ル・バル
いかにもフランス映画だ、シャレてる、と思ったらイタリアだった。戦前部分の色調が美しい。ジャン・ギャバン登場は愛嬌。あの恋のもつれの物語いうのがそもそも戦前映画の雰囲気なのよね。ファシズムの台頭を暗示し、ダ・ダ・ダいう足踏みの音。空襲、占領、解放(鐘の響き)で、三人の女が喜んで回っているのがそのまま群舞になる。あの時期はどこでも「イン・ザ・ムード」で表現できるんだな。片足の帰還、およびダンスでホロッとさせる。ティーン・エイジャーの乱入。ジャン・ギャバンはちゃんと戦後のかっこで登場。ロックンロールの時代から五月革命の学生運動、「ミッシェル」でディスコへと。この後半はただ風俗をなぞっただけになってしまった。踊るということの解放感、回転することの永続性、それだけに退場シーンはシミジミする。けっきょく趣向頼りの映画ではあったが、それで通したってことだけでも立派。
[映画館(字幕)] 7点(2011-04-06 09:48:23)
4.  ル・ミリオン 《ネタバレ》 
当たったのに失くしてしまった宝くじをめぐるドタバタ。警官たちが列をなして屋根の上をビクビクしながら渡っていくとこや、借金取りが列をなして階段を上がっていくとこなどに、トーキーだけどもサイレントコメディの味を残している。サイレント経験した監督は、映画としてのリズム感がいいんだな。劇場に舞台が移ってますます快調、上着の取り合いから、メデタシメデタシかと思うところでひょいと悪漢に奪われたりと、緩急織りまぜ一気に見せていく。しかしこの悪漢もルパンの国の悪漢だから、単に金目当てでないことが分かるの。そして一同おおはしゃぎの群舞に合唱。「金こそすべて。金だけが人生じゃないと言うけど、それはお金持ちの言うこと」って歌詞が痛快。『ジャイアンツ』でジェームス・ディーンに似たような意味のせりふがあって、ハリウッドはさすがうまいせりふ作るな、と思ってたんだけど、もっと昔にフランスにあったんだ。人が出入りするということがどうしてこんなに面白いんだろう。追いかけられつつ追いかけるということが、どうしてこんなに面白いんだろう。
[映画館(字幕)] 8点(2008-04-28 12:24:44)
5.  流転の海
森繁が若いときだったら似合いの配役だったんだろうけど、遅すぎました。本人がやりたがったらしいが、もう脂っけが抜けちゃってて、この役無理。これ、第一部ってことで、登場人物羅列の紹介篇で、これがあとでこう絡んでくのかな、と伏線を勝手に想像する楽しみはありましたが、でも映画の楽しみの本道ではないわな。けっきょく続きは作られずじまい。共産主義の人っていつも机の上に「資本論」を置いておくものなのでしょうか。焼け跡にはいつも「リンゴの歌」しか流れてなかったのでしょうか。なんか、これならこう、という安直な記号みたいな場面が多くて。
[映画館(邦画)] 5点(2008-04-25 12:12:47)
6.  ルネッサンス
白と黒のコントラストの強い、まるで切り絵のアニメーション。いいんじゃないかと思ってたら、これ、実写をもとにした手法らしく、人物の表情や仕種がけっきょく俳優のそれで、アニメならではの表現ではなくなっていた。古くなった白黒実写映画を見てるような気になってくる。『白雪姫』も最初実写で撮って絵にしたってことだけど、欧米人は、アニメは現実に近づけることをヨシとしてるとこがあるみたい。発想が逆なのではないか。絵を動かすことでしか描けない世界を発見するのがアニメーターの仕事ではないのか。チェコのカレル・ゼーマンに、銅版画ふうの世界と実写との合成による『悪魔の発明』という傑作があって、白黒のトーンが似てるのでこれ見ながらしばしば思い出してたんだけど、技術はそのころより格段に進歩したがアニメの精神は退化したような。ガラス張りの歩道と下の車道の関係なんか面白かったんだけど。
[DVD(吹替)] 6点(2008-04-11 12:21:50)
000.00%
100.00%
200.00%
320.09%
4331.41%
52279.72%
691439.13%
773931.64%
834314.68%
9682.91%
10100.43%

全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS