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1.  ルディ/涙のウイニング・ラン 《ネタバレ》 
実話と言われれば感動しやすいですが、映画本来の出来はどうか?ルディはアメフトが好きで、ノートルダム大学でプレーするのが夢。だが才能はなく、体格にも恵まれず、学力も低い。本気だったら、高校のときに勉強しておけよという突っ込みは置いときます。夢を持ったまま工場で四年働き、学費を貯めた。応援してくれるのは、友人のピートだけ。そのピートが事故死したことにより、夢の実現を決意。以後ピートに対する敬意が見えないのは残念。よくわからないのは、神父に話をして、無試験でカレッジに入れてもらうこと。グラウンド整備の仕事をしながら勉強に励みますが、なかなか編入できない。仕事を無賃金で申し出ているのが気になります。最後のチャンスでやっと編入。チームに入り、レギュラーの練習相手を一生懸命にやります。真剣にやりすぎて仲間との間に軋轢が生じますが、めげません。ただレギュラーになるのは土台無理な話。家族に認めてもらいたくて、コーチに一試合だけ出してくれと頼みます。オイオイという展開ですが、コーチはOK。日ごろの熱意を買ってのことです。アマチュアなので、ありでしょう。しかし新コーチが来て約束は反故に。新たな試練です。最後の試合名簿にも名前なし。ここからが後半。ルディは辞める決意をしますが、グランド整備員にその甘さを指摘されます。彼も選手でしたが、人種差別で出場できそうもないと悲観し、途中で辞めた過去があり、それを後悔しているのです。戻ってきたルディをチームメイトは拍手で迎えます。そして全員がコーチに自分の代わりにルディを出してくれと志願します。ルディの熱意がチームメイトの心を動かしたのです。が、肝心のその部分の描写がなく、唐突な印象。チームメイトは後半になって別人格です。尚、ルディは同学年の四歳も年上という事情も大きいと思います。渋々同意したコーチですが、残り時間一分を切っても、ルディを使いません。ちょっとイライラ。ルディコールが起こって、コーチも折れます。ルディが活躍し、肩車されてウイニングラン。カタルシスです。残念なのは「ロッキー」のようにランニングなどして鍛える場面が少なかったこと。自己研鑽シーンを多く取り入れれば感情移入しやすいのに。削れるシーンは多々ありました。兄との葛藤は物語に起伏を生んでいます。ところで恋人(婚約者?)はどうしてルディについていかなかったのでしょうか?
[DVD(字幕)] 7点(2009-05-03 17:43:02)
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