1. レイクサイド マーダーケース
《ネタバレ》 なんせ贅沢なキャスティングだから、もったいないという印象が残る。 贅沢なキャストたちに囲まれて、地味な子供たち。あのこたちの存在感がキーだったはずだ。トヨエツと役所が話しているときに『光る眼』みたいに並んでいたが、あんな雰囲気を子供たちにもっと乗せられなかっただろうか。オープニングにちょうちょを踏みつぶす。それだけではやっぱり足りない。バーベキューのシーンで演出できたのではないか。 ラストシーンもお姉さんの腐乱死体ではなく、子供たちの美しいノートとかのほうが恐怖と狂気を感じる。それがこの映画の主題たりえるのではないか。 それと、被害者の女性が存在感が強すぎた。あくまで彼女はこの映画では「記号」としていてくれればいいと思う。だからおっぱいとか笑顔とかは極力排除すべきだった。無個性の被害者でよい。 [DVD(邦画)] 7点(2010-02-28 03:26:59) |
2. レスラー
《ネタバレ》 主人公は娘にリトライしたとき、まあうまくいったが、娘に腕を抱かれたときに、絶対性的興奮していたに違いない。その証拠にすぐさまストリップ小屋に駆け込んで機嫌が悪くなっている。その時点でこの男を受け入れることができず、寝坊したのもおおいにうなずくことができた。 ラスト、ラムジャムを発動するかしないか考えたときに、ちらりとストリッパーを探し、見当たらなかったので、その身を投じたとみえた。彼の壮絶な地獄の人生はこれからだ。 [映画館(字幕)] 7点(2009-06-28 23:52:34) |
3. ●REC/レック(2007)
《ネタバレ》 クローバーフィールドよりも映画映画していて、そういう意味では安心してみることができました。カメラの構図がちゃんと計算されていて、計算してつくったあざとさがありありと見えてきます。でもまあなんというか、スケールが小さいからそんなに怖くない。がんばってあの建物から脱出すれば助かる、っていう安全地帯が与えられているからであろう。わずかな希望すらないのがゾンビの良さ。そしてキャスターの女の人、映画が進めば進むほど魅力的に、艶やかになっていきよい。 [映画館(字幕)] 7点(2008-07-13 23:13:38) |
4. レッド・ドラゴン(2002)
《ネタバレ》 1作目のレクターは怖かった。 2作目のレクターは美しかった。 3作目のレクターはキモかった。 [DVD(字幕)] 9点(2008-01-03 23:47:27) |
5. レミーのおいしいレストラン
登場する料理をみて、あまりにも美味しそうで(フランス料理を良く知らないので本当に美味しいかどうかしりませんが)それでもあまりにも美味しそうで、その映像に、泣いてしまった。 はばからない、おれはピクサーが大好きだー [映画館(吹替)] 9点(2007-08-14 23:51:19) |
6. レクイエム・フォー・ドリーム
久々に10点。 これまで日本の教育のおかげで、麻薬はゼッタイ、ダメということは学んできました。でもこの映画一本見るだけで簡単に理解できます。 とにかくお母さんが酷い。孤独な老後の生活から、生きがいがテレビと食事になっていく。ある日やってきた息子に希望のかけらを感じ、ダイエットに挑む。・・・もう僕はこの辺で切なくてギブアップしたくなるんですが・・・食事制限するがうまくいかず。ついにドラッグ(本人は普通の薬だと信じているが、)に手を出してしまう。あとは加速度的に廃人になってゆくわけです。 レビューは点数で表現して、ここでは麻薬について考えてみる。ドラッグの怖さは、やめられないとかラリってしまうとか、そんな次元じゃなくて、「死にたくても死ねない」ということなんではないか。幻想にうなされ禁断症状に震えていると、もう死にたいとか死ぬべきだとか思うのではないか。でも、死ぬ前にもう一度しゃぶりたい!というのがでてくるんでしょう。「死にたい!」「自分は要らない物!」「廃人!」って思いこむんだが、やはりイキモノのサガとして、それでも生きたいと思っちゃうんですね。でも、生きる=ドラッグにいつのまにかなってるんでしょう。ドラッグは、イキモノのサガをのっとってしまう、悪魔の薬。うん、悪魔って表現しっくりくるね。 [DVD(字幕)] 10点(2005-07-29 01:41:04) |
7. レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語
まづ述べたいのは、オープニングとエンドクレジットが最高のアニメーションであるということ!とくにエンドクレジットの影絵チックの雰囲気は懐かしくもあり摩訶不思議な暗さがある。このアニメーションで作られた映画があればぜひ見たい。 3人の子どもがいいバランスで、ものすごくかわいいしいい感じでだらしなさが魅力的。極めて文学的な雰囲気で、まるで本を読んでいるような気持ちになる。というのは見ていてイメージの仕方が読書に近かったのだと思う。 ただお話の最後を感動的にする必要はなかったと思う。よくわからない感じであいまいに終わらせてしまえばその違和感がエンドクレジットのテイストと混ざり、至高の余韻を得られたと思う。 [映画館(字幕)] 9点(2005-05-18 02:12:00)(良:1票) |
8. レーシング ストライプス
元調教師の農家の愁いを帯びた演技がよかったです。シマウマとしてのアイデンティティを得た瞬間が大好きです。競馬に興味がないのですが、シマウマが一生懸命馬に囲まれて走る姿は本当に感動しました。 9点(2005-03-15 20:28:19) |
9. 冷静と情熱のあいだ
エンヤはケルトですから、イタリアーノにはハモらないです。ヒロインの女性より篠原涼子のほうが僕は好き。あのラブシーンは赤面。ヒロインと10年弱付き合っていたお金持ちのおじさんが、かわいそうなのかあんな女と別れられてハッピーなのか良く分からないですが、のろけ映画。 4点(2004-01-22 11:21:30) |