2. レイジング・ブル
エンターテイメントでない映画でも観る人にしか薦められないかも(デニーロの演技は十二分にエンターテイナーしているが)。そもそもスコセッシ監督はボクシングは好きではないらしいし、タクシー・ドライバーやケープ・ファイアーでも同様に、観客が主人公に共感することをはなから拒否している。「こんな生き方俺にはできねー!」とつぶやきつつ観るのが正解。ちなみに公開当時少年漫画誌でこの映画が巻頭特集となって絶賛されていた。今考えると信じられない。 7点(2003-06-09 15:42:58)(良:1票) |