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プロフィール
コメント数 298
性別 女性
ホームページ https://kawamari7.hatenadiary.com/entry/2021/09/03/221816
自己紹介 取り締まる法律が必要な(1)XX中毒。生まれた場所のせいで3歳で兆候が現れ、13歳で表彰状物の重症に、今ではより強い刺激を求め(2)X屋の中だけではなくこのサイトに出没、ネットで(3)XXXXXXがないかと探し回るのに誰も助けてくれません。KW = 「かわまり」「はてなブログ」で原子力開発関連の「プロメテウス達よ」と19世紀ヨーロッパを夢と詩で描いた「黄昏のエポック」を公開しています。  (Xの数に文字数が一致する言葉を入れてください。)

空欄の答え:(1)XX=「言語」、「活字」も可、(2)X=「本」、(3)XXXXXX=「読める外国語」、キリスト教国際病院で生まれ、宗教は仏教。

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1.  レディ・ジェーン/愛と運命のふたり 《ネタバレ》 
「1000日のアン」に続く英国史ものということで鑑賞しましたが、こちらは「1000日」と異なって恋愛モノの色合いが強く点数はちょっと辛めです。主人公のジェーンとギルフォードは当初はお互いに反発しあっていたものの恋愛・結婚の順序を逆にしたような深い絆で結ばれたカップルとして描かれています。Wikipediaの英語サイトは二人両方を独立した項目で取り上げていて、どちらも「当時では稀な自由主義教育を受けた」秀才だったと書いています。と、言っても、二人とも年輪もいかないうちに女王とその配偶者に祭り上げられて処刑されたので、きっと二人ともに書籍の出版件数も少なかった時代に存在する全ての出版物を読んでしまうほど知識欲が旺盛で、国教徒派の周囲も国を治めるパワーカップルとしては息がぴったり合って最高の組み合わせと判断したのでしょう。ところで、ジェーン女王の即位を即位後9日目に覆したメアリー女王がスペインのフェリペ王と結婚した時はすでに37歳、今なら医学の知識を借りて子供を作ることはさほどむずかしくないけれど、「跡継ぎはどうするの???」と当時の周囲はやきもきしただろうと思われるオバサンでした。フェリペ王はこの時、野心見え見えの26歳、この若い夫のご機嫌を取るためか、メアリーは後年「ブラディー・メアリー」とあだなされるほど、国教徒派を粛清・処刑しまくったようです。ヘンリー8世とエドワード6世のときは様子見だった国民の多くがこれで英国教会に傾いたようです。このメアリー女王に子供ができなかったせいで、次のエリザベス一世の支配下で英国教会のイギリスが誕生するわけですが、短期間の女王在位の後に同じく斬首刑になったアンが「わたしの血を引く者(娘のエリザベス)が必ずイギリスを支配する・・・。」と予言しながら死んでいったのとは違って、ジェーンはひたすら来世で夫のギルフォードと再会することだけを願って死んでいったので、恋愛ものとしては素晴らしい作品だけれど、歴史ものとしてはちょっと迫力に欠けるな・・・なんていうことを鑑賞後に考えました。
[DVD(字幕)] 8点(2010-01-13 06:02:55)
2.  恋愛適齢期 《ネタバレ》 
中年過ぎて初恋なんてちょっとありえない設定についていけなかったです。若さだけがセックス・アピールではないといいたいのか・・・でもバ×××ラ飲まなければいけない、しかもちょっと興奮すると胸痛で救急車を呼ばなければいけないおじさんにはいくら年いった女性でも(少なくとも生理的といおうか生物学的には)惹かれないんじゃないかな・・・よくわかんないです。ただしキアヌを含めた三人の演技はすばらしいし、特にたまたま「アニー・ホール」と続けて見ることになったダイアン・キートンはすばらしいコメディー女優だと思いました。
[DVD(字幕)] 5点(2008-12-19 14:16:57)
3.  レナードの朝 《ネタバレ》 
原作者で脳神経科医のサックスの本を読んで、そのヒューメインな姿勢と科学者としてのするどい観察眼に感動し、しかもロビン・ウィリアムズの大ファンとして私にとっては絶対に見なければいけない一作でした。デ・ニーロの演技(投薬によるチック症や一時的な統合失調症?)は「レインマン」で自閉症を演じたダスティン・ホフマンや「ア・ビューティフル・マインド」で正真正銘の統合失調症を演じたラッセル・クロウに並ぶと思いますが、この三つの役柄の中では一番衝撃的に感じました。神経の情報伝達物質ドパーミンが少なければパーキンソン病、多すぎればチックなどの困った症状が出て、分泌され方がめちゃくちゃになれば統合失調症、もしかしたら運動選手やアーティストでは、関連の運動神経系や知覚神経系でのドパーミンが分泌が他の人より多いのかもしれません。こういったメカニズムが完全に解明された暁には、脳神経関連の病気が根絶されるだけではなく、局所への薬の注入によって誰でも天才になることが可能になるのかもしれませんが、そんなことができる世の中にいなくて本当に良かったと思います。随意運動はできたほうがいいからとりあえず画期的な新薬をためしてみようというセイヤー医師の神に挑戦するかのような試みの顛末が語られていて、サックスの本を読んだ時と同じ感動に視覚効果が伴いました。レナードの副作用の攻撃性は統合失調症、チックはドパーミン過剰症の典型のようですが、デ・ニーロが演じたレナード以外の患者でそれっぽくない人もいたのでちょっと減点しようかな、といったところです。原作者のサックスも本作品の製作に関わったようですが、映画監督じゃないからそこまで注文はつけなかったのでしょう。ロビン・ウィリアムズのセイヤー医師の演技はアカデミー助演男優賞を獲得した”Goodwill Hunting”の精神分析医の演技よりもいいと思います。
[DVD(字幕)] 8点(2008-03-20 11:11:36)
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