1. レディL
高齢のレディ・レンディルが、自身の秘められた意外な半生を告白する内容? 何が言いたいというよりは、単に喜劇なんだろうか。 ありえないようなストーリーにもツッコんではいけない。 1800年代末の欧州貴族社会の華麗な映像美と、上品でユーモアのあるシナリオを楽しむ作品か。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-07-15 23:23:32) |
2. レーサー
ひとりのレーサーの、レース生活と家族関係を描く。 ドラマ部分は、子持ちバツイチだった妻と結婚したけど険悪になったり、 義理の息子とガレージで友情を培ったり、ライバルのレーサーと競ったりという感じ。 結婚するのが嫌になりそうな、結婚の現実を描いた内容。 レース部分では、ストックカーレースから始まって、 後半はオープンホイールカーのインディ500に出場。 ガレージやピットの様子、観客や開催パレード等、ディテールがよく描かれているし、 車載カメラのアングルを多用して、迫力のある映像になっていると思う。 しかしそこに至るまでのドラマが長い長い。 レース場面はよくできてるけど多くないし、長いドラマに耐えてまで 観るほどのものなのかどうかというあたりが、微妙。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2009-07-10 04:36:45) |
3. レッドクリフ Part I
歴史ものとしては誇張や美化が多い気がしていまひとつ乗り切れず。 金のかかった映像はかつてなくすばらしいかもしれないけど、 金のかかった映像とヒロイックな人物描写だけの 軽薄アクション大作のにおいを感じてしまう。 バトルシーンは迫力あるけども、どことなく非現実的だし、 出血の描写が多いのもグロくて苦手。 [地上波(吹替)] 7点(2009-04-13 07:07:03) |
4. レイダース/失われたアーク《聖櫃》
気になる部分が多すぎて、どうにも没入できなかった。 アトラクションばかりでヒューマニズムの欠落した映画。 登場人物の性格に魅力がないように思える。 主人公もヒロインも悪役も嫌な奴ばかり。 人間描写に不自然さが多く違和感をぬぐえない。 暴力的なシーンが多く、人がたくさん死ぬのもほめられない。 西洋人が現地人を見下したように見えるシーンがいくつもあるのも嫌だ。 カーチェイスは何人怪我してるんだというような迫力だし、 発掘現場や海軍ドックはすごいと思うけど、 オチはなんだそりゃという感じだし。 最初に大口開けて死んでるの見た時点で引いた、死体があんな顔するか。 この映画の非写実主義の象徴のような気がしたわ。 [DVD(吹替)] 6点(2009-03-27 20:56:51) |
5. レジェンド・オブ・フォール/果てしなき想い
トリスタンという、ちょっと変わった人の一代記。 文学的な映画なので、爽快でもなければ愉快でもないけど、 退屈なりに得るものもあったような気がする、 1915年くらい?の雰囲気とか、 ちょっとだけど、1次大戦のシーンもなかなかよかった。 オールドカーがいろいろ出てくるのもよい。 イザベルIIの顔が成長前と成長後で全然違っている気がした。 いちばん最後のシーンは思わず爆笑してしまった、 製作者が笑わせるつもりでそうしたのかはわからないけど、 まあ笑って終われたのでよかったと思う。 最後にすごいオチもってきたもんだ、ホントある意味伝説かも…。 [地上波(吹替)] 6点(2009-01-06 04:22:21) |
6. レニングラード大攻防1941
1941年9月、ドイツ軍に包囲されたレニングラードでは、戦闘のための火薬が不足していた。 火薬の専門知識を持つニコノフは、海を隔てた海軍基地から レニングラードまで海路で火薬を運び込む任務を与えられた。 戦場の苛烈さや、戦時下でも明るさを失わず生きる人々を、ユーモアも交えて描いた映画。 まぁ、邦題とかパッケージは嘘つきですね。 邦題から想像するような、ソ連軍とドイツ軍が正面対決するようなシーンはないし、 大攻防とかスペクタクルとか呼べるほどのシーンはないです。 戦車は出ません。ドイツ軍はほとんどは機種不明の攻撃機だけ。 ソ連軍は野砲、対空砲と海軍艦艇が出ます。 ニコノフの指揮する輸送部隊が、ドイツ軍の空襲を受け危機に立たされながらも 任務を進めていく過程を描いています。 シリアスなばかりでなく、水兵がふざけるシーンとかもあって青春映画っぽいところもあります。 ソ連作品ということで想像するような、思想的に偏ったようなところはなく、 人物の描写も素朴で好感が持てます。 映画の内容はよいので、DVDの画質があまりよくないのが残念。 [DVD(吹替)] 6点(2008-10-09 23:56:27) |