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1.  レマゲン鉄橋 《ネタバレ》 
どちらの立場を賛美するでもない、淡々とした戦争映画。橋の奪い合いを中立的な視点で描いている。  ■戦闘シーン、特に街の破壊シーンは確かに見ごたえがある。しかし、それ以外のシーンはいささか間延び感が否めない。  ■そして何より、ドイツ軍が英語の段階で興醒め。あれは何とかしてほしかったなぁ。。。  ■悪くないが今一歩という感じの作品。まあ時代性でしょうか
[DVD(字幕)] 7点(2013-10-30 00:16:12)
2.  レッド・ステイト 《ネタバレ》 
とにかくこの作品は先が読めない。もともと出会い系サイトで女とやりたいという不純な動機の三人組が主人公なのであまり同情できない(事故を起こして平気で逃げてるし)というのは、どういう展開にしてもいいですよねというシグナルとも言える。しかし、あまりにジャンルは超えているし、先の予想がつかない。  ■一人目は一応戦闘で死んでいるからまあ予想できるとはいえ、二人目・三人目はまさに救われない死に方。こんなにあっさり殺していいのかと思いたくなるぐらい。途中から銃撃戦映画になるし、どう考えても救われてほしい人がとんでもない死に方をして、一番の悪玉が生き残るという不条理映画だが、最後で突然尋問シーンにいったりと、どこへ行くのか分からない。  ■ちょっと無理やりな構成の気もするけれど、野心作ということか。
[DVD(字幕)] 6点(2013-08-24 00:12:01)
3.  レオン(1994) 《ネタバレ》 
作品自体が作り出している独特の雰囲気が好き。お互いに心に闇を抱える殺し屋と少女の微妙なバランスの関係とその展開はどこか吸い込まれる感じを持っている。  ■年も離れ、背後に抱えるものもバラバラな二人だが、ともに「他者からの愛を知らないで育ってきた」という共通点を抱えている。マチルダも家庭の中では虐げられてきた(だから一家惨殺されても弟以外には同情しない)し、レオンも初恋の相手を悲惨な形で失って以来「人を信じ過ぎてはいけない世界」に生きている。  ■レオンにとっては、殺し屋は「なりたくて選んだ道」というよりは「それ以外に道はなかった」ということなのではないかと見ていて思う。根なし草でいたかったというわけではなく、過去の経緯で「根を下ろせないできた」。だからマチルダを匿ったのは「過去の自分を見ているようだった」のと同時に「自分の分身として希望を見出したかった」側面があるのだろう。彼はゴルゴのような殺人マシンではなく、出来ることなら抜け出したい思いを常に心に抱えていたのだと思う。このように見ることで、レオンの行動はかなり納得のいくものになるのではないだろうか。  ■個人的には、マチルダはせっかくレオンから殺しの技を習ってきたのに、結局それを使うこともなく、警察にはあまりに無能な形で乗り込んでいる。これはラストをああいう展開にしたかったからなのだろうと思うとはいえ大きくマイナス。これだと間の期間が何をやっていたのかみたいになってしまう(愛をはぐくんだのは展開上はあくまでも副次的なもののはず)
[DVD(字幕)] 9点(2011-05-03 23:45:16)
4.  レクイエム(2009) 《ネタバレ》 
これは掘り出し物。「復讐」と「赦し」という難しい問題を、決してありがちな美談としてまとめるのでも、サスペンタフルな復讐劇としてまとめるのでもなく、人間の深いところをきちんと描こうとしている。  ■兄を目の前で殺されたジョー。彼はずっと母親から「あなたは止められたはずなのに」と責められ続けてきた。一方、若気の至りで殺人を犯したアリスターも、見ていたジョーを忘れることが出来ず、罪に苛まれてきた。  ■TVっぽい和解劇は失敗に終わり、ジョーは復讐の方向へと動く。アリスターも殺されるであろうことは理解していた上で出向く。結局は格闘の末にある種の「怒り」はどこかに消え、ジョーは娘たちのために生きることで過去への「終わり」を告げる。  ■結局ジョーは「赦した」のではなく、ただ「終わった」つまり過ぎ去ったものとして忘れ去ることにしたというのは、いろいろと示唆的だし同時に現実的な気がした。人はいつまでも過去に生きることは出来ない。過去に縛られるのは現在に意味を見いだせていないからだ。ジョーは「現在」として「娘たち」を見出し、過去と決別する。過去は「忘れ去る(乗り越える)」ことによってしか克服できない、そのためには「今」を生きるしかない、そう言っているように思う。
[DVD(字幕)] 9点(2011-03-26 00:38:04)(良:2票)
5.  レスラー 《ネタバレ》 
「落ち目の男」を描くという、珍しいけど外さなそうなポイントを、これまた素晴らしいチョイスでミッキー・ロークを持ってきての本作。  ■本作の一つのポイントは、落ちぶれたのが周りの冷遇のせいだけではなく、明らかに本人の責任であるものも多い(娘の約束すっぽかすと・・・)という点だろう。そのポイントが、ランディに同情するかどうかという話ではなく、純粋に「武骨でダメな男の生きざま」になっているのだろう。あまりあの生き方に憧れはしないが、盛りを過ぎると自分もこうなるのかなと思いながら見ていた。  ■さて、あまり関係なさそうだが、これを見ながら美空ひばりの復活コンサートのことを思い出していた。あれもかなり無理をした復活コンサート直後に倒れている。やはり栄光のプロは自分の生きる場所、そして死に場所を最後まで自分のステージに求めているのだろう。
[DVD(字幕)] 7点(2010-12-27 00:34:13)
6.  レポゼッション・メン 《ネタバレ》 
この主人公、考えてみるとそうとう好き勝手しているというか、まあジュード・ロウは勝手に埋め込まれたといってもいい展開(業務上の事故だから普通は会社が補償するものだろあれは)だからいいけど、女の方は完全なる踏み倒しなわけで。  ■後半がいかにも都合のいい流れなのは、ラストのブラジル的な展開によってまあ許容はされるのだが、そうするとラストで昇華させた「自らの体を傷つけてでも臓器をレポする」という行動の意味が薄れてしまう気はした。  ■まあラストまでは普通のB級アクション映画でした。はい。
[DVD(字幕)] 8点(2010-12-12 23:28:05)
7.  冷血(1967) 《ネタバレ》 
抑えたタッチで客観的に見ているのはわかるし、本作の意義も理解するが、しかしこの映画は淡々としすぎなように感じた。ただ二人組がうだうだとやっているだけで、そこからの深みが見えてこなかった。  ちなみに現在から見ると、こんな事件はまさに「ありふれた事件」と化しているようで物悲しい。これを見ていても「最悪の犯罪」とかには全く思えなかった。もっとひどい事件は実際起きてるし。だからタッチを抑えて「最悪の犯罪だ」と刑事らが騒いでもかえって冷めてしまった感はある。
[DVD(字幕)] 4点(2009-04-04 23:42:28)
8.  レナードの朝 《ネタバレ》 
デ・ニーロの演技は本当にすごいです。医師が病気かと思ったぐらいだそうです(原作より)。あれは常人には出来ません  せっかく治って、自由に外も出られず戻ってしまうとは、悲しい。 凡庸な感想だが、そうとしか言えない。  ただ、飲んで一晩で薬が利くと思えない。 あと、ああいう薬は普通飲み薬ではなく点滴で入れるはず(体内への摂取量が飲み薬だと正確にわからないので)
[DVD(字幕)] 8点(2008-03-15 09:29:19)
9.  レイダース/失われたアーク《聖櫃》 《ネタバレ》 
子供向きの映画ですね。最後目つぶってるだけって何よ!
[ビデオ(字幕)] 6点(2006-12-29 18:21:06)
10.  レザボア・ドッグス 《ネタバレ》 
パルプフィクション見て、期待して見てみたんだけど・・・。なんかイマイチ。後半、オレンジのエピソードはばっさり切り落としていい。ホワイトのすらいらないかも。もっと複雑に時間軸を行き来するのかと思ってたけど。
[DVD(吹替)] 5点(2006-12-26 21:55:47)
11.  レクイエム・フォー・ドリーム
これは学校で見せるべき映画でしょう。でもRー15なんだよなぁ。
[DVD(吹替)] 8点(2006-12-18 19:16:48)
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